ファンタジー書きは読むべし ( No.1 ) |
- 日時: 2006/03/10 23:51
- 名前: ゆめなまこ
- フレイザー著「金枝篇」
イギリスの人類学者サー・ジェームズ・ジョージ・フレイザー が著した民俗学、宗教学、神話学の研究書
某アニメの影響で読み始めたけど 世界中の伝説や神話、風習、呪術を多岐にわたって収集した 内容は、ファンタジー書きにとってはネタの宝箱
思ったより読みやすいし、 読み物としても面白い
これは読むべし
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音楽という事で ( No.2 ) |
- 日時: 2006/03/12 10:36
- 名前: オカザキレオ
- URL: http://www.geocities.jp/reo_ojp/ HOME→
- 現在、囁かれている日本語ロックについて。
まぁ、自分でもなんか最近ミーハーだなぁ、とは思いつつ
レミオロメン 「粉雪」がヒットしていますが、「太陽の下」というシングルをリリース 子狐ヘレンという映画の主題歌です。まだ、聞いてないんですけどね。 非常にシンプルでストイックでありながら、どことなく鬱であり、寂しげな言葉と壮大な宇宙の価値観を持っているバンドです。スリーピースの枠にとらわれていない所も魅力でしょうか。 月島のお嬢さんも一押しのようです(笑) 2ndアルバム「エーテル」が入門編としてはお奨め
サンボマスター 「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」はテレビ版電車男の主題歌でした。 あぁこう書くとミーハーだ。 美しき日本語ロックとソウルの提唱者。まもなく3rdアルバムが出ます。 とてもストレートに愛を語るバンドです。 i love youとか、そんな安っぽい愛じゃない。広義の意味で、ロックンロールもソウルミュージックも、伝えたいメッセージと言うのは、人間愛なんですね。 80年代、愛の歌が蔓延していたのは、戦争の中でも愛を歌おうよ、という時代性です。決して大量生産の愛の歌では無いのですよ。 よりパンクでありながら、よりロックで、そしてこのバンドの演奏力、歌唱力はただ叫んでいるようで、実は歌いきっている。ギターを奏でて歌うだけで六なんです、と言い切りながら、その根幹にある技術に痺れるのです。
音速ライン これ、聞いた方は少ないでしょう。オカザキ、今一番、押しているバンドです。 90年代UKシーンに登場していたような、エッジの効いたギターロック しかし、言葉は旅愁を感じさせる、どこか懐かしい感じ ソングライターであるヴォーカリストが、田舎でないと曲が書けないということで、現在福島材自由の遠距離バンドというのが僕的にも新しかった。 去年、ドラムのひとが病気のため、脱退。どうなるんだろう、とハラハラしていましたが 三月に「ナツメ」というシングルをリリースしました。 「僕らは何も知らないままに大人になっていく」 と歌い出される、とてもセンチメンタルな歌詞。英語詩は一切ありません。全て日本語です。日本語はこんなにも美しいんです。こんなにも歌えるんです、ということを証明してくれたバンドです。 このシングルだけでも買って損は無いと思います。
テキスト系で音楽というのは、実はどうなんでしょうね? とも思うのですが、感覚的なものも違いますし でも、僕の中ではイメージされていく情景とか、 歌の呼吸から感じるテンポとか、 ギターのリフとかベースのラインとかドラムのリズムとかで、とても文章が変わるんですよね。
と、なんかスレ汚しでした。 音楽も、という事で今一番を少し語らせていただきました。んでは。
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Re: お薦めスレッド ( No.3 ) |
- 日時: 2006/03/31 10:14
- 名前: 平代山 登
- 久しぶりの平代山っす〜。
皆様、お元気? なんてご挨拶はスレ違いな薬缶……。
お薦めというと偉そうでアレなんで、まぁ、お気に入り、と言うことで。
『アイボリー』 作:竹下文子 絵:坂田靖子 理論社 童話です。 この竹下文子って人は言葉の使い方が、凄く上手いんですよ。 私が、めちゃめちゃ影響受けてる人です……っていうのは、セールストークにならんか。
『性悪猫』 作:やまだ紫 筑摩文庫 漫画です。 漫画というか、絵付きの詩というか……。 この人も、言葉の使い方が上手い、と言うか、凄い。
『歌行燈』 作:泉鏡花 多分、京極さんのお陰で最近ファン多いだろうな、の鏡花さんです。 「鏡花は高野聖だろうがああああ!?」 という声が多くてイマイチ脚光浴びないのですが、私はこれが一番好き。 あと『夜叉ヶ池』と『義血侠血』も現代的で鏡花ビギナーにお薦め。
"Are you gonna go my way" Lenny Kravitz これは音楽CD。 中学生の頃から数えて●●年間(*諸事情により伏字とさせて頂きます)。 常に心の故郷となってくれたアルバムです。 中でも"Sister"というバラードは、歌詞の意味が判らなかった中学時代に泣き、 ようやく判り始めた大学時代に泣き、そして今でも泣くのです。うむ、さすが故郷。
> 音楽と物書き 後藤啓介&加藤龍勇(洋之)というイラストレーターさんがいまして。 多分、皆様も絵は見た事あるって方多いんじゃないかと思うんですが……。 http://fuki.sakura.ne.jp/~burabura/ LINK→ その一人、加藤龍勇って人が、前にサイトの日記で面白い事を言っていて、 それがやたらと心に残っております。 正確に覚えているとは言い難いんですが、確か、こんな感じ。 「物書きは絵描きに憧れ、絵描きは音楽家に憧れる。音楽家は……」 すいません……音楽家が何に憧れるのか忘れてしまいました……あわわ。
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Re: お薦めスレッド ( No.4 ) |
- 日時: 2006/04/13 19:11
- 名前: 月島瑠奈
- URL: http://lunatuki108.hp.infoseek.co.jp/ HOME→
- 『タモリのジャポニカロゴス』
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/japonicalogos/ LINK→
毎週水曜日夜11時から放送されている日本語バラエティです。 語源クイズから,言葉を演技で表現する「ト書き劇場」などとにかく日本語にこだわります。 しかも全然堅苦しくはなく,面白おかしく更に日常の為になる番組。 …結構勘違いしている事も多くて,恥ずかしくなる時も。
テキスト系サイトと銘打っているなら,見て損はありません。
その内,ブログで詳しくレビューしたいなーと思いつつ,今日はあっさりと(笑)
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Re: お薦めスレッド ( No.5 ) |
- 日時: 2008/10/26 20:01
- 名前: D・W・W
- 「三国志」
非常に大勢の作家が書かれていますが、個人的におすすめのものを挙げていくと。
・吉川英治先生版 小説の三国志としては、入門版に当たる内容。非常に面白い上に内容が適度に短く、飽きることなく最後まで読むことが出来る。三国志演義を母体にしながらも曹操を悪役として書かずに、英雄、詩人としての側面を強調した作品としても知られています。 巨匠の渾身の一作だけあり、完成度は非常に高く、まさに三国志の基本となる作品です。
・横山光輝先生版 上記の吉川英治版小説を漫画化した作品。 三国志作品というよりも、日本の少年漫画の決定版といっても良い内容。読者が大人になっていくことに会わせて、作品の内容も大人向けになっていった事でも知られている。軍団レベルでの戦いを巧みに書いたことでは、これの右に出る作品はなかなかないでしょう。また、吉川版ではしょられていた、蜀の滅亡にも一巻を裂いて触れている。大人になればなるほど、この作品の味が分かるようになります。
・北方謙三先生版 ハードボイルドな三国志世界。三国志の基本を知った人が読むとより楽しむことが出来る作品。 圧倒的に面白い戦闘シーンの描写をはじめとして、三国志演義をベースにして、作者独自の解釈をふんだんに取り入れ、エンターテイメント色も高めた傑作です。対象年齢は多少高くなるでしょうが、非常に面白いので、一押しの作品。 エンターテイメント三国志としては、珠玉の出来でしょう。
この三つが、文句なく面白いです。
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