Re: 第14回企画作品ゆめなまこ著「帝都偽書騒動顛末記」への感想 ( No.1 )
日時: 2007/04/21 03:21
名前: 転石 ミドリ

どうも、感想一番乗り(笑)ミドリです。
和風ファンタジー、大好物です。楽しく読ませていただきました。
ファンタジー(特に時代が違うとか、異世界もの)は世界観の作りこみがしっかりしてないととても安っぽく見えがちなのですが、そんな点も見当たらず、たやすくのめりこめました。なによりアクションシーンが凄い。
この分量、質をよくこの短い期間に……! と感嘆しきりです。
トーガ、なんて素敵。厳しい生き方をして来たにしてはやや幼すぎるというか、無邪気すぎる気もしましたが、かわいい。悩殺されそうです(笑) 

えーと、忌憚ない批評、というかやや引っかかった点。
最初の牛車が、一回目に読んだときはよくわかりませんでした。
乗合馬車ならぬ乗合牛車なのでしょうか? 多分モデルの時代は飛鳥ぐらいから平安なんじゃないかと思ってるのですが、基本的に牛車って個人の持ち物だったようなーというイメージのためにすんなり読めなかったようです。
もうちょっと書き込んでくれたほうがわかりやすかったかもしれません。
あと、多分細かすぎる重箱の隅つつき。
”アソコ”と書くより”ホト”と書いたほうが雰囲気出るんじゃないかなーと。他の部分が凝っているぶん、多少この単語が浮いて見えました。
そして”緩やかな反りを持つ太刀”。太刀は反りのない刃のものを言うのよーとかほんとに隅つつき以外の何物でもないですけれど。こう、気になってしまうもので……。