Re: 第16回企画作:宇苅つい著「小指の色」への感想 ( No.7 ) |
- 日時: 2008/06/22 00:13
- 名前: ゆめなまこ
- 参照: http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/6219/
- この作品を読んで、あのジブリアニメ『おもひでぽろぽろ』に出てくるエピソードを
思わず思い出してしもうたんですよ・・・。
あの主人公のクラスに転校してくる汚い子 すぐに『ぶっとばされんなよ!』と凄むガキ・・・
なんかねぇ〜小学校の頃をツラツラ思い出すと必ず一人はいましたよ そーいう皆と異質な子が、 すこし皆とは違って一足先に大人になったような、 なんか近寄りがたい雰囲気があって、でも興味は深々、ちょっと魅力的な感じで ほんでもって親連中は決まって『●●さんと一緒に遊んだらアカンで!』なんて言い出す。 (でも郁ちゃんのお母さんはそれを言いまへんでしたなぁ〜、エライおかんや)
この物語のテーマは、まったくラストの二行に集約されてるおもいます
>>スドウさん、お元気ですか? >>やっぱり私はどうしても、あなたの名前を思い出すことが出来ません。
郁ちゃんにとって、スドウさんは少女期の楽しい思い出の一欠けらではなく これから山ほどしてゆく辛く悲しい『対人関係』の苦々しいスタートやった言う事ですな
多分彼女はこれからもたくさんのスドウさんを泣きながら切り捨てて行くんでしょうなぁ
いや、彼女の問題だけではなく、世を生きる人全ての話です。
毎度ながら、奥深い物語、ありがとう御座います
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