Re: 第15回企画作品:転石作「プシュケの微睡」への感想 ( No.1 ) |
- 日時: 2007/12/16 19:58
- 名前: D・W・W
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- D・W・Wでござる。かなり前に拝見はしていたのですが、感想が遅れて申し訳ありません。
不思議な雰囲気の話だなと思いました。順番に主人公が移り変わっていき、最終的に収束する。独特な話を、よくまとめていると思います。文章は綺麗で読みやすいし、感情の描写も丁寧でわかりやすい。読んでいてほとんどストレスは感じませんでした。 最初の鯉のエピソードがもう少し上手くつながっていたらなとは思いましたが、気になるのはそのくらいです。不思議な読後感のある作品でした。執筆お疲れ様です。
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第15回企画作品:転石ミドリはん作「プシュケの微睡」への感想 ( No.2 ) |
- 日時: 2007/12/24 11:14
- 名前: ゆめなまこ
- えーゆめまなこでおます
拝読いたしましたでぇ「プシュケの微睡」
単刀直入に言いますと わて的には難解な作品ですなぁ〜
しかし
こういう作品は解釈とか理解とか云々以前の問題やと 理解してます(・・・矛盾した文章や) それに難解さも不快やない 悪夢でもいい夢でもない不思議な夢を見た後のような感覚
けっこう好きでんなぁ こういうの♪
おもわず漱石の「夢十夜」を思い出しましたわ。 あの不思議な浮遊感となんともいえない居心地の良さと 名状しがたい不安感。 どことなく本作は似ているような気がしまっさ
一つ一つのエピソードは結構現実的な話なんやけど、 余分な箇所をそぎ落とし、そこにミドリはん独特のフィルターをかける事によって 非常に幻想的な風景に仕上がっている感がおます。
それに文章の綺麗な事・・・。 わてみたいな濃くてくどい文章しかかけん人間としては いっちょ勉強してみたい流麗さやおもいます。
因みにどんな難解さが不快かと申しますと 大江●三郎の作品みたいな難解さが不愉快に感じます(笑)
では、なんか文句ばっか書いたみたいな雰囲気ですが 素敵な作品であることは間違いおまへん
では次回の作品、ひじょーに心待ちにしておりまっせ〜っ
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Re: 第15回企画作品:転石作「プシュケの微睡」への感想 ( No.3 ) |
- 日時: 2008/01/02 15:59
- 名前: toku
- URL: http://negotoya.kir.jp/ HOME→
- 読後感じたことをひとことでいうと、「ムードに浸れるか否か」という作品。
まぁ、ムードと言うやつはいかなるジャンルにもあるものですから、何も否定的にとることはないのですが、それでもこの作品のように、多少抽象的な内容の作品はその傾向が強いのではないかと。
視点を変えるというのは、創作というおよそ浮世離れした作業の中で、実に魅力的なプロセスではあると思います。ただ、コロコロ変わるそれについていけるかどうかの分かれ道が、ムードに浸れるかどうかということなのではないかと。 なんだか、厳しい内容になっているようですが(^^ゞ それでも、ひとつ添えると私は嫌いではないですよ、こういうムード。 そして、おそらくは私には書けないタイプのお話なのだろうなと思います。いや、おそらくは女性ならではの視点もあるのでしょう。
それとこれはゆめなまこさんの感想ともだぶるのですが、私も漱石の「夢十夜」を思い出しました。
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