トップページ > 記事閲覧
第15回企画作品:転石作「プシュケの微睡」への感想
日時: 2007/11/27 08:51
名前: 転石ミドリ
URL: http://sheep.blush.jp/top.htm LINK→


http://sheep.blush.jp/sakuhin/tan/psyche.htm LINK→

企画初参加になります。
ツッコミ、感想よろしくおねがいします。
Page: [1]

Re: 第15回企画作品:転石作「プシュケの微睡」への感想 ( No.1 )
日時: 2007/12/16 19:58
名前: D・W・W
URL: http://www5b.biglobe.ne.jp/~dww/ HOME→

 D・W・Wでござる。かなり前に拝見はしていたのですが、感想が遅れて申し訳ありません。

 不思議な雰囲気の話だなと思いました。順番に主人公が移り変わっていき、最終的に収束する。独特な話を、よくまとめていると思います。文章は綺麗で読みやすいし、感情の描写も丁寧でわかりやすい。読んでいてほとんどストレスは感じませんでした。
 最初の鯉のエピソードがもう少し上手くつながっていたらなとは思いましたが、気になるのはそのくらいです。不思議な読後感のある作品でした。執筆お疲れ様です。
第15回企画作品:転石ミドリはん作「プシュケの微睡」への感想 ( No.2 )
日時: 2007/12/24 11:14
名前: ゆめなまこ

えーゆめまなこでおます
拝読いたしましたでぇ「プシュケの微睡」

単刀直入に言いますと
わて的には難解な作品ですなぁ〜

しかし

こういう作品は解釈とか理解とか云々以前の問題やと
理解してます(・・・矛盾した文章や)
それに難解さも不快やない
悪夢でもいい夢でもない不思議な夢を見た後のような感覚

けっこう好きでんなぁ
こういうの♪

おもわず漱石の「夢十夜」を思い出しましたわ。
あの不思議な浮遊感となんともいえない居心地の良さと
名状しがたい不安感。
どことなく本作は似ているような気がしまっさ

一つ一つのエピソードは結構現実的な話なんやけど、
余分な箇所をそぎ落とし、そこにミドリはん独特のフィルターをかける事によって
非常に幻想的な風景に仕上がっている感がおます。

それに文章の綺麗な事・・・。
わてみたいな濃くてくどい文章しかかけん人間としては
いっちょ勉強してみたい流麗さやおもいます。


因みにどんな難解さが不快かと申しますと
大江●三郎の作品みたいな難解さが不愉快に感じます(笑)

では、なんか文句ばっか書いたみたいな雰囲気ですが
素敵な作品であることは間違いおまへん


では次回の作品、ひじょーに心待ちにしておりまっせ〜っ

Re: 第15回企画作品:転石作「プシュケの微睡」への感想 ( No.3 )
日時: 2008/01/02 15:59
名前: toku
URL: http://negotoya.kir.jp/ HOME→

読後感じたことをひとことでいうと、「ムードに浸れるか否か」という作品。
まぁ、ムードと言うやつはいかなるジャンルにもあるものですから、何も否定的にとることはないのですが、それでもこの作品のように、多少抽象的な内容の作品はその傾向が強いのではないかと。

視点を変えるというのは、創作というおよそ浮世離れした作業の中で、実に魅力的なプロセスではあると思います。ただ、コロコロ変わるそれについていけるかどうかの分かれ道が、ムードに浸れるかどうかということなのではないかと。
なんだか、厳しい内容になっているようですが(^^ゞ
それでも、ひとつ添えると私は嫌いではないですよ、こういうムード。
そして、おそらくは私には書けないタイプのお話なのだろうなと思います。いや、おそらくは女性ならではの視点もあるのでしょう。

それとこれはゆめなまこさんの感想ともだぶるのですが、私も漱石の「夢十夜」を思い出しました。

Page: [1]

題名 ※必須
名前 ※必須
E-Mail
URL
コメント

   ←送信の際は必ずチェックを外して下さい(ロボットによる宣伝防止対策)。 クッキー保存