Re: 第十六回企画作品、D・W・W著「駄目な人と私」の感想 ( No.1 ) |
- 日時: 2008/06/10 20:30
- 名前: 深那 優
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- 「駄目な人と私」拝読しました!
早速感想書かせてもらいますね(^^
読み始めは、同日中に「ピュアの探索者」を読んでいたせいか、両作品ともロボットが登場するので、ついつい世界観をダブらせてしまってました(^^; 出だしから中盤あたりまでは、知子の駄目っぷりに翻弄されてましたが、まさか後半にあんな展開が待ち受けているとは思いませんでした! 人とロボットの違いについての記述がところどころにありますが、それを基本的にはネジェット(ロボット側)視点で書いているのが、個人的には良かったです。 あまり、人間サイドからロボットとの違いをどうこう言うってのは、何か人のエゴがどうしても反映されそうな気がしてならないのです。 ってか、ネジェットの実物を見たいと思う人は、きっと私だけではないはずだ(笑) あ、ただ雪坂姉妹が社長による性犯罪に巻き込まれそうになったってくだりは、ちょっと無理やりな感じがするかなぁとも思いましたです(^^;
えっと、なんだか要点のない感想になってしまったっぽいですが、とても楽しく読ませていただきました!(^^
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Re: 第十六回企画作品、D・W・W著「駄目な人と私」の感想 ( No.2 ) |
- 日時: 2008/06/10 20:39
- 名前: 宇苅つい
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- ロボットの目線で進むお話。
ダメなご主人とそれを助ける万能ロボットがいて、一見円満そうに見える関係は実は、でも更に実は……といろんな人の思惑や計略が錯綜している。Dさんらしい流れだなと思いました。ロボットの容姿についての記述やご主人への職場のいじめも、うーんDさんの作品だ。
テンポ良く読み進めました。ラストに残る一抹の不安も読者の想像の余地を残しててイイんじゃないかな。執筆お疲れ様でした。
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Re: 第十六回企画作品、D・W・W著「駄目な人と私」の感想 ( No.3 ) |
- 日時: 2008/06/14 01:10
- 名前: toku
- URL: http://negotoya.kir.jp/ HOME→
- 「駄目な人と私」拝読。
読んでみて・・・う〜ん、知子さんのような人はかわいそうではありますね。 信用、信頼とまでは行かなくても、ある程度心を許せる相手が人間界(この言い方でいいのか?)にいないとは。 ネジェットは確かにフィクション的にもユニークな存在だとは思いますが・・・ラストから考えるに果たしてどこまで知子を支えることが出来るのか? 世の事象は、スペックだけでははかりきれないですからね。 また、氷室はむろんそうですが、ネジェットも含めて、Dさんの作って「超越者」にあたる存在も出てきますが、決して「全能の存在」ではないですね。 いかなる存在も、世界という巨大なシステムの中に飲み込まれる存在に過ぎない・・・何だか、とても壮大で意義深い感じがいたします。 超越者もまた利用される存在のひとつに過ぎないというDさんの視点は、実にSF的であると思った次第。
以上、とりとめのない感想で申し訳ありません。 執筆ご苦労様でした。次回作も期待しております。
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Re: 第十六回企画作品、D・W・W著「駄目な人と私」の感想 ( No.4 ) |
- 日時: 2008/06/22 00:10
- 名前: ゆめなまこ
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- 読ませていただきましたでぇ〜
いやぁ〜今回もDはんイズム爆裂の作品でおますなぁ〜 緻密な設定、世界観構成、綿密なプロット、巧緻なキャラ形成 これを毎回の作品で組み上げていく、すんばらしいストーリーテラーでおます。
が、しかし わてが驚嘆したのはこんなことやおまへん
またまた出ましたナァ Dはん的アンチ・ヒューマニズム!
『ドラゴンクリーナー』でも伺えたDはん式な先鋭的人間批判が本作にも現れている! おまけに今回はさらにそれにエッヂが効いてる気がしまっせ。 それそこテーマにピッタリな駄目女に、変態ペド社長、影で陰湿なイジメを展開する同僚&上司 そのなかで一番優れたキャラであるはずの創造主もよくよく考えてみればマトモな人間じゃ無い まさにクズ人間の総合見本市!一番マトモなのがトンでもない外見のロボットやっちゅうのが まったく持ってトドメ的な感じでグ〜(エドはるみ風で)
ホントこういうのは大好きでおます。 わても此処まで徹底的に人間の存在をこき下ろしてみたい。
今後もこの調子でガンガンやっておくんはなれ!
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