Re: 第16回企画作:深那 優著「ヒメゴト。」への感想 ( No.1 ) |
- 日時: 2008/06/10 20:44
- 名前: 宇苅つい
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- 禁断の、というより「秘密の花園」に入っちゃった気分な読み心地w。ああ、この少女達の花園は私なんかが踏み入るべき領域ではないんだわ。その純粋さが眩しいっっ。っつーか、深那さんご自身も後書きで書いていらっしゃいますが、読んでる私もとっても「恥ずかしかった」です。なんでしょうね。この赤面したくなる乙女心の連なりは。ピュアってある種コワイわー。それは突っ走しっちゃうコワさなのか、一途過ぎるコワさなのか? 彼女らは現実と幻想の狭間にいるのか?
歳喰って、「ピュア」を見失った私は、熱くなった頬を押さえつつ、「をとめ」について考えあぐねてたりするワケです。自分には到底書けない作品に出会えるというのは嬉しいな。解釈が多少ぶっ飛んでてゴメンなさい。執筆お疲れ様でした。
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Re: 第16回企画作:深那 優著「ヒメゴト。」への感想 ( No.2 ) |
- 日時: 2008/06/11 23:22
- 名前: 深那 優
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- > ついさん
感想ありがとうございます! ホントに、この「ヒメゴト。」を書いてる時の恥ずかしさったらなかったですね。 周りに誰か人がいるようなところでは、とうてい書けませんでしたよw でもまぁ、こんだけ書いてて恥ずかしかったものが、読者側からみたら大して恥ずかしいものでもないような状態だったら、それはそれで悲しかったりするので、そういう意味ではついさんに恥ずかしがってもらえてよかったです(笑) 私もついさんの作品を読んでいると『自分には到底書けない』と思ってしまうので、そう感じていただけたのはとても嬉しいです(^^
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Re: 第16回企画作:深那 優著「ヒメゴト。」への感想 ( No.3 ) |
- 日時: 2008/06/12 20:40
- 名前: D・W・W
- こんばんは、深那殿。「ヒメゴト。」読ませていただきました。感想など書かせていただきます。
ううむ、何というか。ちょっとコメントに困る作品でした。恥ずかしいというよりも、何というかちょっと異質な世界に入ってしまったかなと感じる内容。短編としてはまとまりがあると思うし、文章的にも手慣れていて読みやすいと思いました。内容もいいと思いますが、深那殿も書かれているとおり驚くというか恥ずかしいというか、そういう内容でした。 題材的には社会的に真面目に取り扱ってもいいと思うのですが、やはりまだ慣れるのには時間がかかるかもしれないと思います。ううむ、精進が必要ですな。
ううむ、感想になっていないかこれは(笑)。良い作品だったとは思います。 執筆お疲れ様でした。次の創作、楽しみにしております。
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Re: 第16回企画作:深那 優著「ヒメゴト。」への感想 ( No.4 ) |
- 日時: 2008/06/13 22:22
- 名前: 深那 優
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- > Dさん
感想ありがとうございます(^-^) Dさんの仰る通り、確かにコメントに困るような作品になってしまったかもしれませんね(^^;) 2つほどネタをボツにし、はたしてどんな『ピュア』があるかと考えていてふと思いついたネタ。 こういう『ピュア』もありかなぁと思いつつ書いてみたのですが、初めて書くタイプのものだったので、もしかしたらどこかにぎこちなさが出てしまったかもしれません。 でも、書いたことに後悔はありません(笑)
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Re: 第16回企画作:深那 優著「ヒメゴト。」への感想 ( No.5 ) |
- 日時: 2008/06/17 23:04
- 名前: toku
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- 「ヒメゴト」拝読しました。
いや、オジサンには刺激が強すぎますよ(笑) ピュアというテーマ、でも実に挑発的。 挑発的というのは、テーマの投げ方とでもいうべきか。 一歩間違えると、ただ単にインモラルなお話で終わるところなのでしょうが・・・う〜ん、ギリギリかな(^^ゞ まぁ、私の場合はちと頭が固いので、上記の感想は話半分で(滝汗)
まじめに言えば、「ピュア」という言葉、そしてその言葉から導き出される物語というのに一石は投じていると思いますよ。 どうだ、これだって「ピュア」だろ? そんな作者様の挑発が聞こえてくるような・・・とはうがった見方か?
作中の由利亜と夏穂が、今後どのような未来を迎えるのか?どのような関係性が生じるのかは読者の想像・・・ということになるのでしょうが、女の子って意外とその後何もなかったように振る舞うのかなぁ? ・・・と色々言いながら、私が妄想に浸ってしまいました。
刺激的な作品、ありがとうございました。 次回作も期待しておりますよ♪
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Re: 第16回企画作:深那 優著「ヒメゴト。」への感想 ( No.6 ) |
- 日時: 2008/06/17 23:47
- 名前: 深那 優
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- > tokuさん
感想ありがとうございます(^^
なるほど。確かに「挑発的」と捉えることもできますね。 ……って書いているとおり、私自身はあまり「挑発的」だとか思わずに書いていました(^^; tokuさんの仰るとおり、見ようによっては「インモラル」なだけの作品と思われてしまうかもしれません。 ですが、私としては「ピュア」というテーマのもと、思春期の子の『ピュア』だからこそ生まれる感情を表現してみたつもりです。 多分、大人になればなるほど「常識」「世間体」といったものをまず念頭に置いて物事を考えてしまうものだと思います。 それによって、このお話の中の由利亜と夏穂の一時的な関係を「インモラル」と解釈してしまうのではないかと。 まぁ、それは私自身もそうですし、実際、なんだかんだ言っても「インモラル」であることは間違いないのかもしれません。 でも思春期の、まだそういった「常識」や「世間体」に捉われていない子たち(思春期の子が必ずしも「常識」や「世間体」に捉われていないというわけではないことは重々承知していますが)にとってみたら、けして「インモラル」なことではないのかもしれない。 だからこそ……というか、そうでなければこの作品が「ピュア」というテーマにはそぐわないことになってしまうと思います。 夏穂が「いけないこと」とどこかで理解しつつも、感情を抑えることができず、気持ちに嘘をつくことができずに由利亜に想いを告げるのも。 由利亜が夏穂の想いを一度は拒絶するものの、それでも「今だけ」という条件付きながらも夏穂の気持ちに応えるのも。 そのどちらも、二人が持つ「ピュア」な想いがあるからなのです。
えっと、何やらああだこうだ書きなぐってしまいましたが……つまりはこんな作品でも私なりにそれなりに考えて書きましたということで(^^; あ、「刺激的」と感じていただけたということは、私としてはとても嬉しいことです。 「挑発的」だとは思っていませんでしたが、多少「刺激的」な感じを出そうとは思っていましたので(^^
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Re: 第16回企画作:深那 優著「ヒメゴト。」への感想 ( No.7 ) |
- 日時: 2008/06/22 00:13
- 名前: ゆめなまこ
- URL: http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/6219/ HOME→
- 一言、優はんに申し上げたいんでっけど
わて、この作品、ちっとも『刺激的』とも『挑戦的』ともましてや『インモラル』 やなんて思いませんでした。
すこし『ドキッ』とはしましたけどね
でも、通読して真っ先に抱いた感情は・・・『切ない』 この一言につきますな 読み終えたあと、わての胸の中も『切のう』なりましたわ イヤほんま
決して実ることの無い恋心。 肉欲に変化してはならない愛情 これってほんまに『ピュア』な恋やと言えんこともないんちゃいます? (事実、彼女は口付けまでしかいけなかった・・・当然か) 何時まで立っても『切ない』痛みが胸のを締め付け続ける。
多分、二人の恋心は何れ終わるでしょう、どちらかが、あるいは両方が 愛すべき異性と出合って、普通の恋を実らせ、愛を育むでしょう
しかし、作品中で述べられている通りこんな『ピュア』な恋は二度とせんでしょうなぁ
うん、これは恋愛小説の手馴れた書き手でないと達し得ない境地ですな 素敵な作品、おおきにでした!
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Re: 第16回企画作:深那 優著「ヒメゴト。」への感想 ( No.8 ) |
- 日時: 2008/06/22 02:41
- 名前: 月島瑠奈
- URL: http://lunatuki.ojaru.jp/ HOME→
- こんにちは、作品読ませて頂きましたので感想など。
私もゆめさん同様、ただただ読後感は「切ないなあ」でしたねえ。 上の深那さんの書き込みの内容を否定する気はないんですが、常識とかインモラルとか考えるのすら何かナンセンスな気がしてくるような。 ただただ、叶わない恋と解っていながらも由利亜に友人以上の感情を抱いている、夏穂のまっすぐなプラトニックな感情を感じる作品だな、と。
「優等生で人気者」の部分だけじゃなくて、ちょっと不得手な部分も含めて彼女をいとしいと思う所とか。 親友だからこそ、知りえる部分で他者より自分の方が由利亜により近い、と得意げになってみたりするところとか。 意図せずとも、自然にわきあがる感情、それこそが「ピュア」だと思うわけです。 本当に、それだけ。
何か纏まりない感想ですが、これにて(汗)
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Re: 第16回企画作:深那 優著「ヒメゴト。」への感想 ( No.9 ) |
- 日時: 2008/06/22 03:14
- 名前: yonnkisuto
- URL: http://www7b.biglobe.ne.jp/~nervous-punk/ HOME→
- 読ませていただきました。yonさんです。
思春期の恋愛短編、と言ったところでうまく書けている作品だと思います。
恋愛というのは障害があればあるほど燃えるものですが、作中の夏穂の頭では「同性に告白するなんていうことがおかしい」と分かっていてもせずにはいられない、身を締め付けられるような感覚、そしてそれを「今だけ」と受け入れる相手の、残酷な優しさ。コレは確かにピュアですよね。 恋愛の、特に思春期のどうしようもない醜さと美しさ。孤独で砥がれたナイフのような一途さとどうしようもないわがままさ。そういう複雑さ、二面性がよく描かれていると思います。
キスを一回して終わる、というものすごく綺麗な書かれ方ですが、夏穂という子は相手のことを目茶苦茶にしてしまう可能性も孕んでいた。と私は推測します。一歩間違えばそうなっていた、という危うさがなければ、この終わり方に緊張感が出ません。
時間が流れれば過ぎ去ってしまうだけのものなのか、夏穂という女の子にずっとまとわりつくものなのかは分かりませんが、若さというのは切ないものですね。
う〜ん、今回の企画作品はレベル高いですね。
蛇足ですが、私にはゲイの友人がいます。私自身はヘテロなので、特に淡い経験をした思いはないですが。 彼はどうしても恋愛対象に異性を選べない、というだけであとは普通の人です。そのおかげか、この作品から特にインモラルとかそういう印象は受けませんでした。世の中にはいろんな人がいて、まあみんななんとか頑張っているというのをふと思い出しました。 ただ、ここ最近はあまり連絡も取ってないけれど、彼がゲイだという理由で必要のない悪意や妨害を受けているという事実は、少なからず一人の友人として胸が痛みます。
まぁほんとに蛇足ですみません。
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