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第19回企画作:山極 由磨著「CHERRY BLOSSOMS CRISIS 」への感想
日時: 2010/01/01 11:15
名前: ゆめなまこ改め山極 由磨   <yumenamako44@yahoo.co.jp>
URL: http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/6219/ LINK→

感想、批評、批判に突っ込み、等々
よろしくお願い致します。
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Re: 第19回企画作:山極 由磨著「CHERRY BLOSSOMS CRISIS 」への感想 ( No.1 )
日時: 2010/05/05 08:08
名前: D・W・W

 D・W・Wです。遅くなりましたが、拝見させていただきましたので、感想などをば。





 いつもながらとてもSFの部分はよく作られていると思います。火星のテラフォーミングを扱った作品は過去に幾つか読んだことがあるのですが、その中でも異彩を放っている作品でありました。面白かったです。
 ただ、二つほど気になった点が。
 まず一つは、桜が枯れるという現象について、シナリオにあまり絡みが感じられなかったこと。桜が枯れた理由がやはり最後までよく分からなかったので(ナノマシンが関与していることは分かりましたが、桜に意思があったとしたら、何がしたかったのかが分からなかった)、其処が残念でありました。
 もう一つもそれに関与した点で、シナリオが尻すぼみな印象を受けました。今まで拝見させていただいた作品はいずれも最後までしっかりしめている印象があったので、ちょっと残念な雰囲気です。

 全体的にはとてもハイレベルな作品であったかと思います。
 次の作品も、期待しております。頑張ってください。
Re: 第19回企画作:山極 由磨著「CHERRY BLOSSOMS CRISIS 」への感想 ( No.2 )
日時: 2010/05/12 21:41
名前: 深那 優
URL: http://minasweet.jp HOME→

本当、本格的なSFですよね。……まぁ、あまりSFに精通してない私が言っても信憑性無いかもですが(笑)
『至るところで桜が一斉に散る様』ってのを私なりに想像してみました。
……多分、綺麗だと思えるのは一瞬だけで、あとはただただ恐怖を感じるのでしょうね。
ゾクリ、としました。
なので、終わり方がああいう形でホッとしました。
そういう意味で、とても『感動』しました。
Re: 第19回企画作:山極 由磨著「CHERRY BLOSSOMS CRISIS 」への感想 ( No.3 )
日時: 2010/05/13 10:24
名前: 宇苅つい
URL: http://gogosui.flop.jp/ HOME→

深那さんと同じく、『至るところで桜が一斉に散る様』がとても印象に残りました。尋常ならざる光景でしょうね。普段のちらほら散る桜を知っているからこそなお恐怖感が増しそうです。破滅への警鐘としてこんな怖い演出はないな。由磨さんの腕の冴えをとくと見せていただきました。

あとがきにもありましたが、これは年代記的な長いシリーズになるのでしょうね。今回の警鐘が火星の人々にどう受け取られ、そして彼らは何処に行くのか? 楽しみです。

余談ですが、女の子の「ママちゃま」に萌えました。かわいいー。だっこしたいー。
執筆お疲れ様でした。


Re: 第19回企画作:山極 由磨著「CHERRY BLOSSOMS CRISIS 」への感想 ( No.4 )
日時: 2010/09/16 23:50
名前: toku
URL: http://negotoya.kir.jp/ HOME→

周回遅れの感想で申し訳ない。

読み始めて感じたこと。
まずは、掴みはOK!という感じでしたね。

SF……これから始まるのは、読者である我々にとって未知の世界の物語なのだということを、実に雄弁かつ簡潔に語ってくれているという感じでした。
そして、総論としては・・・

もう時期的にネタバレ込みで語らせてもらって良いのでしょうが、火星の植物にある「驚愕の秘密」と地球と植民星の対立を軸にしつつも、結局は人間側の浅知恵などあざ笑うような事件とその物語がそこに隠れている・・・という解釈で良いのでしょうか?
批判と取られると本意ではないのですが、お話のボリュームに対して物語の内容を欲張りすぎたかな?という気もします。
人間サイドの確執、葛藤、そして垣間見える弱さと優しさ、善意と悪意
ゆーまさんが得意とするといってそうした物語と対極に位置するような生命そのもの、世界そのもののダイナミズム。
その混ざり合う様をもっと濃いボリュームで堪能したいとも思った作品でした。

この世界観のさらなる追究、寺のメンバーとしてだけでなく、SF好きな一人の読者としてまたお待ちしております。

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