Re: 第十九回寺企画作品D・W・W著「ビターキャンディアフタヌーン」感想 ( No.1 ) |
- 日時: 2010/05/12 22:11
- 名前: 深那 優
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- 始めは「Dさんの恋愛ものってどんな感じだろ?」って思って読み進めていましたが、生島の職業が明るみになった時点で『Dさんらしくなってきた』と思いました(笑)
今回の作品、とても読みやすかったと思います。 説明過多な感じもなかったですし、Dさんらしさはしっかりとあるように感じましたし。 ただ、『恋愛もの』の定義自体よくわかっていませんが、私的な感性で解釈するとこの作品を『恋愛もの』と呼んで良いものか、とも思いました。 『恋愛要素』は間違いなくあります。ですが、事件の方へスポットが当てられるのが大半であったため、正直『恋愛要素』があまり印象に残らなかったです。 ……面白かったのは間違いないのですけどね。
とても楽しめました。 次回も楽しみにしています。
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Re: 第十九回寺企画作品D・W・W著「ビターキャンディアフタヌーン」感想 ( No.2 ) |
- 日時: 2010/05/13 11:30
- 名前: 宇苅つい
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- 恋愛というより、ハードボイルドじゃないかなと感じました。遥は確かにこの物語のヒロインですが、主人公を頼ってはいても惚れているという感がイマイチ薄い。また主人公もアイドル好きは分かるのですが、ファンとしての好きと遥個人への恋愛感情の発露とはちょっと違う気がします。仕事一徹という印象です。
もうちょっとお互いがお互いに踏み込んで欲しかったですね。好きなのに、好きだから土足で相手の中に飛び込んじゃって傷つける。ガラスの十代みたいなw。
しかし、これはこれでDさんらしさ満載の作品でありました。次はアイドル業界の裏側を書ききり暴くねちっこさで男女の裏側にも是非迫ってみてください。 執筆お疲れ様でした。
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Re: 第十九回寺企画作品D・W・W著「ビターキャンディアフタヌーン」感想 ( No.3 ) |
- 日時: 2010/05/17 20:13
- 名前: 山極由磨
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- 作品、拝読致しました。
ついに我が牙城たる(勝手にそう思い込んでるだけでっけどw)警察小説の分野に堂々たる侵攻作戦をかけてきはりましたな! おまけに中々痛烈な第一撃と小生、感じ入りましたでぇ〜。 特に事件の結末のなんとも言えん後味の悪さ・・・・・・。オシシイなぁ〜最高でおます。 こんな話、大好きですし、犯罪小説はこんな終わり方こそふさわしい思います。 巨悪がパクられて万々歳!そんな話も時にはよろしいですが。真相は闇の中、けど残された関係者は再び明日に向かって歩き出す。そういうもって行き方こそが王道では無いか? と、思います。本作は正にそんなラスト。 さすがDはん、ツボを抑えてますな!!
ただし、警察マニアの端くれから見させていただくと少し「?」な点がおます。 まず、本作では対策本部という言い方がされてますがこれは捜査本部(この作品なら特別捜査本部が妥当でしょう)の意味でしょうか? あと、主人公がビジネスホテルを利用している点が少々不自然ちゃうかなぁ〜と・・・・・・。 一般的に捜査本部に参加してる刑事は事件発生から最初の一週間から長い場合には一ヶ月は本部の置かれてる所轄所に寝泊りするそうです。 ま、物語の中においては瑣末な点ですがマニア視点から見させて頂いたらその辺が気になったと言う事で・・・・・・。
あ、恋愛云々の件ですが、なにせ刑事と重要参考人の関係。中々に踏み込めんものはあるのは当然かな思います。
ともかく、いろいろごちゃごちゃ言いましたが。男と女の本格警察小説。ガッツリと堪能させていただきました! おおきにです♪
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