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第14回企画作:宇苅つい著「鍵をあける」への感想
日時: 2007/05/01 07:22
名前: 宇苅つい
URL: http://gogosui.flop.jp/st_sisin/kagiwoakeru.html LINK→

7時間ほど遅れました。今までの難産・最高峰です。
どうぞよろしくお願いします。

「鍵をあける」
http://gogosui.flop.jp/st_sisin/kagiwoakeru.html LINK→
原稿用紙36枚。初の青春小説だーい。
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Re: 第14回企画作:宇苅つい著「鍵をあける」への感想 ( No.1 )
日時: 2007/05/19 22:33
名前: D・W・W

 D・W・Wでござる。「鍵を開ける」を拝見させていただいたので、早速感想などをば。読みやすそうなので、以降は敬語にて。

 なんだか不思議な作品だなと思いました。手紙を使った、不思議な、母子といとことの交流。拙者はいろいろな人格環境のキャラクターを書いてみようと様々な作品で試みてはいますが、やはり他者の感性にはいつも様々に学ばせていただいております。特に宇苅殿の作品は、自然な表現と緻密な作り込みで、いつも驚かされております。
 初の青春小説とのことですが、初挑戦でのジャンルをここまできちんと書き抜ける力量はすばらしいです。鍵などの小道具の使い方や、人間関係と複雑に絡んだシナリオの構築には、学ばせていただくことが実に多い。大変に楽しませていただいた作品となりました。
 宇苅殿のオリジナル作品にはいつも驚かされますが、今回も十分以上の出来だったと思います。次の企画でも、楽しみにしております。
第14回企画作:宇苅つい著「鍵をあける」への感想 ( No.2 )
日時: 2007/06/11 01:18
名前: yonnkisto
URL: http://www7b.biglobe.ne.jp/~nervous-punk/ HOME→

yonnkisutoです。読ませていただきましたよ。

うまいなぁ、しみじみ。

「透明な世界が砕け散った。一瞬の出来事だった。」
この一節。この一節がついさんの力量の高さを如実に物語っているような気がします。
話としても母の再婚という難しいテーマを(しかも小学校低学年の女の子の)すごくすんなり書いてくれました。話に強引さがないですね。
いやな感じの学校の先生(ほんとにああいうサディストみたいな先生居ますよね)やら素敵なお母さんやら、キャラクターもよくたっております。寺の小僧たちは見習うように。特に私。
キャラクターの中では優兄ちゃんの造詣がいいと思いましたね。サブとして出すぎず、それでいて確たる存在感があるという、お手本のような存在でした。

まぁ、あえていえば「週刊キャプテン」って、実在する雑誌? ネーミングに昭和の香りがするな〜(笑)

この調子で執筆してくださいね。

ではでは。
第14回企画作:宇苅ついはん著「鍵をあける」への感想 ( No.3 )
日時: 2007/06/11 21:16
名前: ゆめなまこ

うん、
これはいい作品ですわ
まさに「いい仕事」!
文章、お話、キャラ、小物、言う事ナシですわ。

軽妙で読みやすい文章に載せて物語れるのは母子共々の成長物語
読んでるこっちもともに笑い、怒り、悲しみ、うんで持って子供のころの甘い聖域が
ビリリと破かれる切なさも味わえる。

ようできてます、ほんまにようできた作品です。

次回作もこんなノリで(もちろん別なノリでもけっこうでおますが)
一発たのんます♪
Re: 第14回企画作:宇苅つい著「鍵をあける」への感想 ( No.4 )
日時: 2007/06/19 19:02
名前: 深那 優
URL: http://minasweet.jp HOME→

読ませていただきました!
携帯より、苦手な感想書かせていただきます(^^;)

何かもう、その、凄いっすよ。
どうしたらこんなものを書けるんでしょうか。
今度ぜひ教えてください(笑)

正直、読み始めはいまいち『鍵をあける』の世界に入り込めませんでした。
不思議な感じの始まり方だったから……なのかな?
でも、読み進めていくにつれて、勝手に、自然と入り込んでいった――入り込まされた感があります。
何でだろう? ……多分、どんな言葉が盛り込まれていようとも、そこに刺々しさがなかったからなんだと思います。
緩やかに流れ進み、その世界観に包まれたまま、いつの間にか話が終わっている。
「あ……終わったんだ」
って、読了後少し間をおいてから思いました。

感想書くの苦手なので、訳わからないものになってしまっているかもしれませんが、どうかご容赦くださいませm(_ _)m
良作を読ませていただき、ありがとうございました(^-^)
Re: 第14回企画作:宇苅つい著「鍵をあける」への感想 ( No.5 )
日時: 2007/06/28 01:24
名前: toku
URL: http://www5d.biglobe.ne.jp/~K-toku/ HOME→

読んでいる間、懐かしいようなくすぐったいような感覚に捕らわれました。
これは、作者様の術中にまんまとはまったというべきか。
舞ちゃんが新田君を「便所虫」呼ばわりする部分など、「そうそう女の子って、特にこのくらいの女の子って結構残酷なのな。」などと思って読んでおりました。
そして、少年キャプテン・・・・・・yonnkistoさんも言ってますが、昭和の香り(笑)というか、そこまで古い雑誌だったけ?
これに「コミックノーラ」が加わったら、最強コンポ(爆)
優一兄ちゃん、何気にマニアック……将来が楽しみだ(笑)
今なお続く「強殖装甲ガイバー」に、いまは作風が変わった星里もちるの「危険がウォーキング」…・・・もういいか(^^ゞ

話が思いっきりそれましたが、優一兄ちゃんのキャラのバランスがいいです。昨今のライノベの影響か、このくらいの男の子の精神状態って妙に大人びたのが多いのですが、あの年齢ならではの大人と子供が入り混じった感じが出ていたと思います。勿論、舞ちゃんやお母さんも魅力的なキャラクター。こんな日常のひとコマを使ったお話って、実はとても難しかったりするんですよね。それにしても、あの鍵を使った親子のコミュニケーションって、どうやって思いついたんだろう?
Re: 第14回企画作:宇苅つい著「鍵をあける」への感想 ( No.6 )
日時: 2007/06/30 20:37
名前: 宇苅つい
URL: http://gogosui.flop.jp/ HOME→

Dさん、yonさん、ゆめさん、深那さん、tokuさん、感想ありがとうございました m(_ _)m

お礼かたがた、
>>2 yonnkistoの
>「週刊キャプテン」って、実在する雑誌? ネーミングに昭和の香りがするな〜(笑)
と、
>>5 tokuさんの
>少年キャプテン・・・・・・yonnkistoさんも言ってますが、昭和の香り(笑)というか、そこまで古い雑誌だったけ?
への解答を。

「週刊キャプテン」は、いかにもありそうだけど実在しない雑誌……と思って名付けたんですが、絶対にないかどうかは知らないっすー。昭和の香りがするのは私が昭和の遺物だからってことで許せ。ちなみに「幸福家老」という漫画もウチの「幸福画廊」をもじってつけたお遊びでして、実在しないと思います。

で、最強コンポ。「コミックノーラ」、「強殖装甲ガイバー」、寡聞にして存じません。星里もちるは分かるんだけど。「りびんぐゲーム」とかあの辺り。
マニアック度では優一兄ちゃんも私もトクさんには遠く及ばないようですw。

Re: 第14回企画作:宇苅つい著「鍵をあける」への感想 ( No.7 )
日時: 2007/07/29 03:30
名前: 桂月 椋
URL: http://mkagetsu.hp.infoseek.co.jp/index.html HOME→

桂月です。
難産という割には、自然で読みやすく、きちんとした作品でした。
……ついさんの、うそつきーーー(笑)。

読ませていただいたのは、アップされてすぐでしたのに、長い間感想を書けず失礼いたしました。

私が一番面白いと思ったのは、やはり「鍵探し」のアイディアですね。
鍵探しのシーンを書くことによって、母親の性格、主人公の状況、主人公の性格、周りの人の状況などすべてが自然と読者に伝わります。
しかも、読んでいて楽しい!
効率的で、素晴らしいアイディアだなぁと感心致しました。

そして優一兄ちゃんのキャラクターがストーリーを巧く引き締めていますね。
語りは主人公の視点なので、彼女が「不思議」と思った優一兄ちゃんの行動は読者からしたら「なるほど」とニヤリとさせられるものばかり。お陰で、読者と作者が密かに「ニヤリ」とする連帯感が生まれていると思いました。このスパイスが作品にひねりを与えて、読後感が絶妙。

鍵のアイディアと優一兄ちゃんの存在、これが私にとって「凄い!」と感動したところでした。
もう一つ、タイトルの画像。これも凄くセンスが良くて、期待感を煽りました。

巧すぎて、批評するところないじゃないですか(苦笑)!
非常に完成された作品だなという気がします。あえて言えば、そこが不満というか。揺らぎがあるほうが好きな、マイナー志向の私としては、「上手だけどー、もっとついさんのテイストを出してよー」という贅沢な気持ちが生まれたことも付け加えておきます。

本当に素敵な作品をありがとうございました。面白かったです!!!

感想ありがとうございます ( No.8 )
日時: 2007/08/24 22:03
名前: 宇苅つい
URL: http://gogosui.flop.jp/ HOME→

桂月さん、感想ありがとうございました。お礼が遅れてごめんなさい m(_ _)m

優一兄ちゃん、気に入って頂けて嬉しいです。タイトル画像は、アレ、元々大好きだったイラスト素材で、あの絵を元に主人公の女の子を設定しました。雰囲気のあるイラストはネタ出しの助けになって有り難いですねぇw。

ところで、桂月さんの中にある「私のテイスト」って、一体どんなんなんでしょう?
常々自分の書くものには個性が足りんなぁと思っているので、ゼヒその辺り、客観的なご意見をお聴かせ願えればと思います。マジ教えて〜。
Re: 第14回企画作:宇苅つい著「鍵をあける」への感想 ( No.9 )
日時: 2007/09/13 04:02
名前: 桂月

こちらこそ遅くなってしまって。。

>ところで、桂月さんの中にある「私のテイスト」って、一体どんなんなんでしょう?

普通にハッピーエンドじゃ満足できない私ですが、ついさんの作品では「こう来たかっ」という予想外の作品をつきつけられたときの快感が堪りません。というわけで私の中での「ついさんテイスト」は「ヤラレタと思わせられるモノ」です。通常の期待感と実際蓋を開けたときの驚愕の落差が大きければ大きいほど印象に残ります。あえてオチと限定しなかったのは、作品のオチ以外のところで「ヤラレタ!」と思わされることも多いからです。

個性が出にくいと感じられているのであれば、ついさんは文章や作品のテイストで個性を出すタイプではなく、総合力で個性を出しているからじゃないかなと思います。

今回は何となくその辺が感じられなかったので、上記のような感想になったのではないかと思います。COLORのシリーズは「ヤラレタ!」感が大きかったように記憶しています。前回の企画では「猫に嫉妬する彼女」にヤラレタ!

う、曖昧な表現ですんません。。。補足が必要だったら聞いてください。。

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