トップページ > 記事閲覧
第22回企画作:K.S著「正義を買った男」への感想
日時: 2012/01/13 21:22
名前: K.S   <Mail非表示>
URL: http://www.geocities.jp/ksdenmoutown/ LINK→

http://www.geocities.jp/ksdenmoutown/novel3_015.htm LINK→

よろしくお願いします。
Page: [1]

Re: 第22回企画作:K.S著「正義を買った男」への感想 ( No.1 )
日時: 2012/01/28 01:40
名前: 月島瑠奈
URL: http://luna.boo.jp/ HOME→

作品拝見しました。
拙いですが、感想など述べさせて頂きます。

気の弱い少年が、強者に隠れていじめを見て見ぬふりしていた「卑怯者」から「卒業」する物語。
そのきっかけが雑誌の「いかにも胡散臭い」通信販売のバッジというのが面白かったです。

胡散臭いと思いつつ、バッジをつけた健一君がその日にいじめっ子に立ち向かうことが出来た。
それは、バッジをつけた事によって「なんとかしなければ」とどこか暗示めいたものを与えたのか。
それとも……本当にバッジにそういう力があったのか。
真相はどうあれ、そんな不思議な雰囲気もあるお話でした。

執筆お疲れ様でした。
Re: 第22回企画作:K.S著「正義を買った男」への感想 ( No.2 )
日時: 2012/02/09 03:04
名前: 紫音

執筆お疲れ様でした。
些細なことから変わりだし、変わることで見えてくるものがある。
本来は内に抱えていたはずのものを変わった後だからこそ気付く。
人の心の機微が流れるように描かれていて面白かったです。
雅藍堂の店主は案外そんなきっかけを分け与えているのかな、なんて。
でも通販というお金を取るあたり、ただで貰うと諦めるのも早いよな、と考えると、意外と食えないご老人だ、とも思いました。
Re: 第22回企画作:K.S著「正義を買った男」への感想 ( No.3 )
日時: 2012/03/20 23:34
名前: toku
URL: http://negotoya.kir.jp/ HOME→

作品、拝読しました。

少年誌の通販広告・・・・・・懐かしい!
昔の少年誌(ジャンプ、マガジンなど)の背表紙には、よく怪しい通販の広告が載っていたものです。
そういえば、空手の通信教育なんかもありましたね。

本と抱き合わせのバッジというアイディア、面白いと思いましたが、元ネタはあるのでしょうか?
その種の広告には手を出したことがないので・・・・・

ただ、学校、子供の世界というのは大人が考える以上に陰惨な側面もあり、またそこで起こること、被害者となる子を救えるのも大人ではなく、同じ子供なんですよね。
それだけに健一君の存在は、いじめられっ子である修二君にとってはまさに救世主だったでしょうし、「この恩はずっと忘れないよ」という言葉は当人にとっては大げさでも何でもなかったでしょう。

些細なことで、人は変ることが出来るし、
些細な事で、人は一生の絆を手にすることも出来る。

希望あるストーリー、ありがとうございました。
次回作も期待しております。
Re: 第22回企画作:K.S著「正義を買った男」への感想 ( No.4 )
日時: 2012/06/02 14:52
名前: D・W・W
URL: http://www5b.biglobe.ne.jp/~dww/ HOME→

 遅くなりましたが、拝見させていただきましたので、感想を書かせていただきます。


 K・S殿の作品は全体的に紀行文的な要素が強いという印象があったのですが、この作品は比較的「一人の人生」を丁寧に描いている内容かと思いました。そういう意味で、今までに拝見させていただいた企画作品とは印象が違い、新鮮でした。

 正義の持つマイナスの側面を描いた作品は多数ありますが(いわゆるダークヒーローものなどは、だいたいがそうだと思います)、この作品はアプローチの方法が面白く、感心しました。こういった独創的な方面からの正義の描写は、個人的には大好きです。

 作品自体も内容も文体も安定していて、とても楽しく読むことが出来ました。
 次の企画で提出なされる作品も楽しみにしております。
Re: 第22回企画作:K.S著「正義を買った男」への感想 ( No.5 )
日時: 2012/06/24 12:25
名前: 山極由磨
URL: http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/6219/ HOME→

「正義を買った男」拝読させて頂きました!

正直言って驚いております。
今までのK.Sの作品には無い雰囲気に。
人の心の裏面に踏み込む本作、非常に楽しく読ませて頂きました。

主人公がバッジで手に入れた正義を履行する力とは、結局は「正しい」とされれることを強制する力でしかなく、後段で彼が発揮する本人の内面から湧き出た正義こそが、世を明るく照らす正義なのだという事ですね。

だいたい、正義のバッジが赤鬼の意匠だと言うのが象徴的では無いですか。
後付、人から貰った正義などは、所詮裏返せば鬼の様な強権でしか無いと言う想いがします。

物語的にも面白く、K.S様の作品群の中でも私のお気に入りとさせていただきたい一本でした。

執筆、お疲れさまでした。

Page: [1]

題名 ※必須
名前 ※必須
E-Mail
URL
コメント

   ←送信の際は必ずチェックを外して下さい(ロボットによる宣伝防止対策)。 クッキー保存