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● 『寄セテハ返ス』(ぴーしゅけ様、著)への感想 /平代山 登 (02/08/03(Sat) 08:53) [19]
......● Re[1]: 『寄セテハ返ス』(ぴーしゅけ様、著)への感想 /オカザキレオ (02/08/03(Sat) 12:04) [23]
......● Re[1]: 『寄セテハ返ス』(ぴーしゅけ様、著)への感想 /ぴーしゅけ (02/08/03(Sat) 16:22) [33]
......● Re[1]: 『寄セテハ返ス』(ぴーしゅけ様、著)への感想 /みゅう (02/08/04(Sun) 00:29) [36]
............● Re[2]: 『寄セテハ返ス』(ぴーしゅけ様、著)への感想 /えも (02/08/12(Mon) 11:38) [45]
......● Re[1]: 『寄セテハ返ス』(ぴーしゅけ様、著)への感想 /D・W・W (02/08/13(Tue) 11:49) [49]


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NO.19  『寄セテハ返ス』(ぴーしゅけ様、著)への感想
□投稿者/ 平代山 登
□投稿日/ 2002/08/03(Sat) 08:53:15
まずは。『書き込み寺』皆様への提言。
不本意な出来、とかツマラナイとか、自分の作品に言うのはやめよう。
読んだ平代山が「これでかよ……」って首吊りたくなるから。
(ぴーしゅけ様「お前も似たような事言ってただろ?」)
(平代山「私は良いんです」)

てな訳で。
あとがき(で、良いんですよね?)読んで、
「何をおっしゃるウサギさん」てな感じになった一作。
確かに、他のぴーしゅけ様作品と比べてみれば、
プロット的に唐突に過ぎる感があるかもしれない、とは思ったんで、
妥協したってのは本当なのかもしんないんですけど。でも。
文章力があるってのは強いですよね……。
「彼女」が「人魚になる迄」の過程。
あの緊迫感を、あれだけ張り詰めたまま持続させるってのは、スゴイ。
妥協したからこそ、ぴーしゅけ様の実力が見せ付けられた一作ではないでしょうか。
ホント、私の課題、多すぎっス……。



▲[ 19 ] / 返信無し
NO.23  Re[1]: 『寄セテハ返ス』(ぴーしゅけ様、著)への感想
□投稿者/ オカザキレオ
□投稿日/ 2002/08/03(Sat) 12:04:19
□URL/ http://page.freett.com/okazakinet/
今回のダウナーな感じで久々にぴーしゅけ節は堪能した気がしました。確かにぴーしゅけさんは文章力豊か。それはエッセイでも、そして連載小説「幸福画廊」でも実証済みですが、僕のぴーしゅけさんの本質(と言うよりも、僕が好きなのは)こういう人間の深層心理の奥を突く、鋭いナイフのような物語なのです。
これを読んで完全にノックダウンしました。(だって自分のをアップした後にだもん。殴られたほど衝撃)

チャットでD・W・Wさんも言ってましたが、
「どろどろしそうなのに、どろどろしていない」
 と言うようなことを話されていましたが、本当に綺麗です。
全てを通して、綺麗だと僕は思います。最後の最後まで、とても綺麗だったと思います。綺麗=ピュアではありませんよ、念のため。

負け惜しみとして、確かに二人だけの登場人物であるのなら、文章をダイエットできたかもしれません。また、登場人物がもっといるのであれば、世界はさらに厚みを増したかもしれません。ただ、その場合やはり文章のダイエット化が必要だったかも知れません。
しかしぐいぐいと読ませるぴーしゅけさんの文章力は本当に素晴らしい。
緊迫感。ここまで張りつめた空気を書けるという人はそういません。とにかく今は、ぴーしゅけさんお疲れさまでした。本当に良い仕事をされたと思います。



▲[ 19 ] / 返信無し
NO.33  Re[1]: 『寄セテハ返ス』(ぴーしゅけ様、著)への感想
□投稿者/ ぴーしゅけ
□投稿日/ 2002/08/03(Sat) 16:22:01
□URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html
感想をどうもありがとうございます。 <(_ _)>

えーっと。今回自分で一番不本意だった点は、後半部分を突き詰めていけなかったこと+中盤に膨らみを持たせられなかったことです。
確かに後半はやりすぎると、ただグロいだけになっちまうんですが(それで書ききれなかったんですがね)それにしても、前半に比べてさらっと流しすぎたと思うんですわい。もうちょっとね、狂気の狂気たる怖さが欲しかったです。それが分かっていて書けない辺りが腕の未熟さということでしょうか?精進したいものであります。
自分でもバスタブの人魚って発想は、かなり気に入っていたので、それを活かしきれない自分の不甲斐なさがすんげぇクヤシイ。何時の日にかリベンジだ!(ホントか?)

私の書くものにはピュアがない。いつ何時デモ微塵もナイ。ここら辺に今回の皆様の作品を見ていて打ちのめされた要因があるなぁ。ああ。カナシイ。



▲[ 19 ] / ▼[ 45 ]
NO.36  Re[1]: 『寄セテハ返ス』(ぴーしゅけ様、著)への感想
□投稿者/ みゅう
□投稿日/ 2002/08/04(Sun) 00:29:30
□URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html
昨夜のチャットでもいいましたけどね。これ読んで、マジで鳥肌たちましたよ。
プロローグの描写なんて、幻想的な雰囲気で、透き通った空気が満ちているのに、だんだんとそれが何が別のモノに変わっていくのが、とてつもなくコワイです。ひょっとして、この作品ってホラー?(笑)

でも、その表現がスゴイよね。下手すればグロくなってしまいそうな現象が、哀しいまでに繊細に表現されている。
砕け散ったガラスは醜悪だけど、細かいヒビの入ったグラスがキレイなのと同じ。
あぁ、ぴーしゅけさんの表現力、文章力って、やっぱりスゴイ。

物語性ってことをいえば確かにぴーしゅけさんのおっしゃるとおり「挫折」しているのかもしれないけど、でもこれはこれで、秀作。
こーゆーのが好きな人にはたまんない話しだろうなぁ。
バスタブで泳ぐ人魚。このイメージもまたぴーしゅけさんらしいと思います(笑)。



▲[ 36 ] / 返信無し
NO.45  Re[2]: 『寄セテハ返ス』(ぴーしゅけ様、著)への感想
□投稿者/ えも
□投稿日/ 2002/08/12(Mon) 11:38:48
□URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/7142/
ぴーしゅけさんの作品を読んで、あとがきを読んだとき、私は思わずおこってしまいました(笑)
こんなにすばらしい作品にそんな事いっちゃダメ!ダメ!

みなさまのおっしゃる通り、私もこの繊細で美しい描写にはうっとりしてしまいました。
何と言うか、切なくて、きれいで、そういうものは本当に美しいんだなって。
こういう作品、個人的に大好きなので喫茶店で周りの人の存在も忘れて読んでいました。
(PC壊れていたときにね)

それから、改めて家のPCで読んでみて、ぴーしゅけさんのひきつける力を感じました。
どちらかというと非現実的な出来事なのに、この切なく美しい思いはリアリティーがあって、主人公の気持ちと、陽子さんの気持ちに感情移入してしまいました。

執筆、お疲れ様でしたです。



▲[ 19 ] / 返信無し
NO.49  Re[1]: 『寄セテハ返ス』(ぴーしゅけ様、著)への感想
□投稿者/ D・W・W
□投稿日/ 2002/08/13(Tue) 11:49:06
さすがは書き込み寺組長(違う)の作品でござった。
サイコな内容を含む、耽美な作風ながら
全くいやらしくなく、醜くなく、それを美しく書き上げる。
これを実力と言わずになんと言い申そうか。
特に凡人を掘り下げる作業に関しては、拙者は到底及びもつきもうさぬ。
勉強になる良作でござった


掲示板管理者:書き込み寺(宇苅つい)

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