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● 並木氏著、「アウグスティヌスと理想の楽園」に関する感想 /D・W・W (03/05/24(Sat) 19:27) [199]
......● ありがとうございます。 /並木 (03/05/24(Sat) 21:55) [201]
......● Re[1]: 並木氏著、「アウグスティヌスと理想の楽園」に関する感想 /荻窪の宮 (03/06/11(Wed) 07:43) [204]
............● ありがとうございます。 /並木 (03/07/06(Sun) 00:27) [231]
......● Re[1]: 並木氏著、「アウグスティヌスと理想の楽園」に関する感想 /ぴーしゅけ (03/07/04(Fri) 13:04) [213]
............● ありがとうございます。 /並木 (03/07/06(Sun) 00:44) [232]
......● Re[1]: 並木氏著、「アウグスティヌスと理想の楽園」に関する感想 /オカザキレオ (03/07/10(Thu) 12:04) [237]
............● ありがとうございます。オカザキレオ様 /並木 (03/07/12(Sat) 23:25) [249]
..................● わたしも読ませていただきました /えも (03/08/08(Fri) 16:23) [286]
........................● ありがとうございます /並木 (03/08/08(Fri) 17:47) [290]


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NO.199  並木氏著、「アウグスティヌスと理想の楽園」に関する感想
□投稿者/ D・W・W
□投稿日/ 2003/05/24(Sat) 19:27:20
 D・W・Wでござる。 早速感想を書かせて頂きます、でござる。 以降は敬語で行くので、よろしくお願いいたす。

 「アウグスティヌスと理想の楽園」

 ごくごく現代的な、一般的な思想に基づく作品だと思われます。宗教と政治の融合、それによってもたらされる思考停止を忌避し嫌悪するのは、思想的に自由な世界に生きる者にはむしろ当然のことでしょう。論調が多少高圧的で荒っぽい物の、特に不快感を感じることや、恐怖を覚えることはありません。素直に読み、受け入れることが出来ます。もっともこれは、拙者が常日頃から政治のあり方について考え、思考を組み立てているからかも知れませんが。
 ただ、当時の政治的状況を考慮せず、現代的な視点からのみ一刀両断し、断罪するのは、少し残念であるかも知れません。どんな政治的思想にしても、それぞれに成立理由と存在意義が有ると思われます。そして、そこには悪意と欺瞞だけがあるわけではないものだとも思われます。断罪すること自体は良いと思いますが、せっかくなので当時の視点から(も)それを行ってみてはどうでしょうか。全体の見事な構成を見る限り、並木殿にはそのくらい、十分可能なことだと思われました。
 大体感想は以上です。



▲[ 199 ] / 返信無し
NO.201  ありがとうございます。
□投稿者/ 並木
□投稿日/ 2003/05/24(Sat) 21:55:32
 こんばんは。
 シリーズ全体の装丁を整えて、確認に来たらもう感想があって、驚いてしまいました。早々のご感想、ありがとうございます。

 当時の時代背景も、確かにそれらの哲学者達の発想の原因としては、意味のあるものとは理解していますが、その辺は一般教養として図書館にでも行っていただければ、わざわざ自分のサイトに掲載するまでもないと判断しました。
 要は、一人称たる主人公がおり、現代の視点で、過去の思想で神を擁護する(現代に表れ続けている思想の亡霊である)哲学者を殺していくようなSFアクションのイメージで書いてみました。
 それに、授業の講義で解説されるような派閥的解釈も含めたものは、読者も読んでいて楽しいものではないと思いますしね。あくまで、楽しむための読み物というつもりです。

> 一刀両断し、断罪するのは、少し残念である
という辺りに、逆に爽快感を味わってもらえたら……と思っていたので、
そういう意味では、惨敗だったようですね。まだまだ修行が足りないですね。

ありがとうございました。



▲[ 199 ] / ▼[ 231 ]
NO.204  Re[1]: 並木氏著、「アウグスティヌスと理想の楽園」に関する感想
□投稿者/ 荻窪の宮
□投稿日/ 2003/06/11(Wed) 07:43:19
□URL/ http://ws.31rsm.ne.jp/~tatsu/
私はDさまのように、暗黒政治や、神学論・哲学には詳しくはなく、
感想を述べるのもおこがましい気がしますが・・・

最初読んだときは、ちょっと違和感を感じましたが、
並木様がDさんのレスに述べられていたイメージで作品を捉え直すと、
「なるほどな〜」と感服しました。

私はDさまとは逆に、作品中の断罪的な言い回しが凄く好きです。
偉大な、と冒頭でアウグスティヌスを評しながらも、
主人公は、自らが神(絶対的な真理というわけではなく超次元の存在)のように、
冷静に軽く含み笑いを浮かべながらの上から目線で(イメージです!)、
凛と斬って捨てるその眼差しと様子が、歯痒いほどに気に入りました。



▲[ 204 ] / 返信無し
NO.231  ありがとうございます。
□投稿者/ 並木
□投稿日/ 2003/07/06(Sun) 00:27:20
早々のご感想、ありがとうございます。

> 感想を述べるのもおこがましい気がしますが・・・
いえいえ、そんなことはございません。
サイトとして、できれば多くの方に読んでいただきたいと思っておりますので、いただける感想は貴重だと思っております。粛々と受け止めたいです。

> 私は、作品中の断罪的な言い回しが凄く好きです。
よかったです。実は小心者なものですから、あの物言いは、大丈夫なんだろうかと、内心ではビクビクしておりました。
哲学のリポートに追われて『窮鼠猫噛み』状態だったので(笑)

> 主人公は、自らが神(絶対的な真理というわけではなく超次元の存在)のように、
> 冷静に軽く含み笑いを浮かべながらの上から目線で(イメージです!)、
> 凛と斬って捨てるその眼差しと様子が、歯痒いほどに気に入りました。
きゅー。ありがとうございます。物凄く嬉しいです。
いつの日か、漫画にしたいという野望があるのです。私もそういうイメージで描けたらいいなと、思っていたのです!!
自信に繋がりました。ありがとうございました。



▲[ 199 ] / ▼[ 232 ]
NO.213  Re[1]: 並木氏著、「アウグスティヌスと理想の楽園」に関する感想
□投稿者/ ぴーしゅけ
□投稿日/ 2003/07/04(Fri) 13:04:12
□URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html
SSとなっていますが、私としては「詩」のようにも思われました。後に繋がっていくようで、聖書や賢者の言葉がモチーフですね。難解であります。私、バカなんで分からねぇ(苦笑)。すみません、コメント控えます。

これは、作品自体でなく、HPの見せ方としての話ですが、1ページ目。冒頭にあるアウグスティヌスの説明文。これ、1サイズ文字を小さくするとかすると、いいのではないかな? と感じました。

稚拙なる感想で、申し訳ない。



▲[ 213 ] / 返信無し
NO.232  ありがとうございます。
□投稿者/ 並木
□投稿日/ 2003/07/06(Sun) 00:44:58
早々のご感想、ありがとうございます。

> SSとなっていますが、私としては「詩」のようにも思われました。
そういわれてみると、その通りですね。詩と言ってしまうにはリズムが悪くて、ちゃんと詩に取り組んでいらっしゃる方には申し訳ないかも……ですが(汗)

> 難解であります。
ありがとうございます。はっきり言っていただけてありがたいです。
その辺、私自身の文章の説得力にも自信がなくて。
精進したいと思います。

> これは、作品自体でなく、HPの見せ方としての話ですが、1ページ目。
> 冒頭にあるアウグスティヌスの説明文。
> これ、1サイズ文字を小さくするとかすると、いいのではないかな? 
> と感じました。
おお。ご助言、ありがとうございます。早速、やってみました。なんだか引き締まったカンジで良いですね。
サイトページのセンスが自覚するほど無いので、助かります。
ありがとうございました。



▲[ 199 ] / ▼[ 249 ]
NO.237  Re[1]: 並木氏著、「アウグスティヌスと理想の楽園」に関する感想
□投稿者/ オカザキレオ
□投稿日/ 2003/07/10(Thu) 12:04:43
□URL/ http://www.geocities.jp/reo_ojp/
この作品、かなり最初の頃に読んでいた記憶あるのですが、二回目の拝読(笑)

調査と思想、そしてストレートな断罪。
僕はこういうのも嫌いじゃないので、ちょうどいいです。
ただssとするにしても、物語性は薄いな、というのが。
物語性を強調したものを意図していないにしても
難解な文章を難解に書いて後ては読者に任せた、というのは辛いなぁ、と。

余談ですが、綺麗な言葉を飾ればそれが全て詩とは思ってません。
詩はその中に気持ちが宿ります。

同じく並木さんの今回のssにもストレートな気持ちが宿っています。
しかし並木さんの本来、愛すべき長所である「描写」が極力排除されていて、それを実験的と言えばそれまでですが、読んだ時にその状況が分かった方がもっと気持ち良く読めるかなぁ、と。

並木さんの意図に反していたら、ごめんなさですが(笑)

追伸、実はうちの連載小説で「神殺し」と「神護り」という剣がでてくる予定で、プロットにあるのですが、その時はネタ被りとはいわんでくださいね(爆)



▲[ 237 ] / ▼[ 286 ]
NO.249  ありがとうございます。オカザキレオ様
□投稿者/ 並木
□投稿日/ 2003/07/12(Sat) 23:25:51
> この作品、かなり最初の頃に読んでいた記憶あるのですが、
> 二回目の拝読(笑)
お読みいただきまして、ありがとうございます。

> ただssとするにしても、物語性は薄いな、というのが。
> 物語性を強調したものを意図していないにしても
> 難解な文章を難解に書いて後ては読者に任せた、というのは辛いなぁ、と。
そうですね。その懸念があるかな?と思ったので、先に中学生(3年生)に読んでもらったのですが、その時点では、特に問題が無かったので、倫理社会と考えてもいけるのかな?と誤解したようです。
やはり、キッチリ小説にするなりプロットにするなりの調理が必要かもしれないと思い始めています。

> 詩はその中に気持ちが宿ります。
> 同じく並木さんの今回のssにもストレートな気持ちが宿っています。
> しかし並木さんの本来、愛すべき長所である「描写」が極力排除されていて、
> 読んだ時にその状況が分かった方がもっと気持ち良く読めるかなぁ、と。
考えさせられる一言、ありがとうございます。

> 実はうちの連載小説で「神殺し」と「神護り」という剣がでてくる予定で、
> プロットにあるのですが、その時はネタ被りとはいわんでくださいね(爆)
勿論です。私も本当は『殺し』の表現はストレート過ぎかな?と懸念したのですが、当初考えていた『神狩り』は某有名小説のタイトルにもなっているので、こちらにしました。決して言いませんので、ご安心を。



▲[ 249 ] / ▼[ 290 ]
NO.286  わたしも読ませていただきました
□投稿者/ えも
□投稿日/ 2003/08/08(Fri) 16:23:24
□URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/7142/
感想が遅くなってしまってすみませんです<(_ _)>
とても興味深く読ませていただきました。
「神殺し」のタイトルどおり、アウグスティヌスに対する批判(といいますでしょうか)が気持ちのいいくらいバッサリと書かれていてすごいなと思いました。
(ほかの章も興味深かったです)

「真偽」というのは哲学の中でも大事な柱の一つですよね。
たくさんの哲学者達が真偽の定義をしてきたけれど、みんなそれぞれだし、中にはとてもじゃないけど信じられないものも多いし、面白いですね。

ちょっとそれますが、この間授業で聞いたアリストテレスの『感覚は常に真を語る』というのが印象的でした。
わたしは、ひとにそう言われると、単純に「そうかぁ〜」と納得してしまうので、こういう風に対立意見(といいますか)をハッキリ述べられるひとをとても尊敬してしまいます。
執筆お疲れ様でした。



▲[ 286 ] / 返信無し
NO.290  ありがとうございます
□投稿者/ 並木
□投稿日/ 2003/08/08(Fri) 17:47:14
こんにちは。ご感想、ありがとうございます。

> 「神殺し」のタイトルどおり、アウグスティヌスに対する批判(といいますでしょうか)が気持ちのいいくらいバッサリと書かれていてすごいなと思いました。
ありがとうございます。このバッサリには、肯定派・否定派と分かれていたので、そう言っていただけると嬉しいです。気持ちよくいきたいのがテーマでしたので。(笑)

> (ほかの章も興味深かったです)
他のも読んでいただけたとは、とても嬉しいです。ありがとうございます。

> ちょっとそれますが、この間授業で聞いたアリストテレスの
> 『感覚は常に真を語る』というのが印象的でした。
この時代の3大哲学者の言葉は、本当に大きいですよね。
後世『我考える、故に我在り』の発想にしても、『感覚』により自分の存在を立証している。最終的には、皆、ここへ帰って来てしまう。
アリストテレスはオルフェウス教だったかな。でも、切りたくても切れない人もいたりして。アレキサンダー大王の家庭教師で、学問に王道なしと教え、支持を得て非常に大きな影響を与えたが、アレキサンダーの衰退と共に姿を消した人。アレキサンダーがゼウス教(古代ギリシャ宗教)だったことからも、彼の人柄が偲ばれます。

自分で読み返しても、だいぶ時間がかかってしまう作業ですのに、お読みいただいて、本当にありがとうございます。そして、ご感想、ありがとうございます。


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