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● 並木氏著、「いつかのメリークリスマス」に対する感想 /D・W・W (03/05/24(Sat) 19:55) [200]
......● ありがとうございます。 /並木 (03/05/24(Sat) 22:13) [202]
............● Re[2]: ありがとうございます。 /荻窪の宮 (03/06/11(Wed) 07:34) [203]
..................● ありがとうございます。荻窪の宮様 /並木 (03/07/04(Fri) 22:44) [220]
............● 考えてみたのですが<D・W・W様 /並木 (03/07/06(Sun) 01:14) [233]
..................● Re[3]: 考えてみたのですが<D・W・W様 /D・W・W (03/07/08(Tue) 20:54) [234]
......● Re[1]: 並木氏著、「いつかのメリークリスマス」に対する感想 /オカザキレオ (03/07/10(Thu) 10:58) [235]
............● ありがとうございます。オカザキレオ様 /並木 (03/07/12(Sat) 23:41) [250]
......● Re[1]: 並木氏著、「いつかのメリークリスマス」に対する感想 /みゅう (03/07/21(Mon) 01:29) [257]
............● ご感想ありがとうございます。 /並木 (03/07/23(Wed) 21:15) [261]
..................● 「いつかのメリークリスマス」感想です /えも (03/08/08(Fri) 10:27) [284]
........................● ありがとうございます /並木 (03/08/08(Fri) 17:10) [288]


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NO.200  並木氏著、「いつかのメリークリスマス」に対する感想
□投稿者/ D・W・W
□投稿日/ 2003/05/24(Sat) 19:55:16
 此方にも感想をつけさせて頂くでござる。大体、この作品には、以下の様な感想を受けもうした。

 「いつかのメリークリスマス」

 他の並木殿の作品にも共通しているのですが、丁寧に良く作られた作品だと思います。話も起承転結がはっきりしていて、シリーズ物だというのにキャラクターもわかりやすい。独立した作品としても、充分な出来だと評価出来ます。また、高名なヴラド公に対するコメントが台詞という形で出ていますが、これは大いに共感出来ます。こういった台詞は嫌がられる事もありますが、作者の主張が発露する箇所でもあるので、盛り込む必要性は極めて高いと個人的には考えています。
 これだけの長さなのに、内容的、文法的に特に疑問点が浮かばないのは素晴らしい長所だと思われます。
 
 最後に、残念な箇所。話が良く作られている分、発展性が薄い気がします。また、犯人の動機が少し唐突な気もしました。理屈ではよく分かるのですが、キーになる人物も少しは話に関わってくると、もっと深みが出たかも知れません。
 以上です。変な点、矛盾点があったらお許しください。



▲[ 200 ] / ▼[ 203 ] ▼[ 233 ]
NO.202  ありがとうございます。
□投稿者/ 並木
□投稿日/ 2003/05/24(Sat) 22:13:00
 こんばんは。ご感想、ありがとうございます。

 ヴラド公のコメントに目を付けていただけるとは意外で、密かに嬉しいです。
 起承転結で言った場合、犯人を知る『転』のあたりが、幾分流しすぎてしまったかと心配していましたが良かったです。
 『発展性が薄い』という言葉の意味がよくわからないのですが、読者が他に想像を巡らす余裕が与えられていない……というようなものでしょうか?
 キーになる人物。確かに犯人のキャラクターについては、殆ど触れていないので、ミステリー作品として見たとしたら、かなり不満が残ったかもしれませんね。参考にさせていただきます。

ありがとうございました。



▲[ 202 ] / ▼[ 220 ]
NO.203  Re[2]: ありがとうございます。
□投稿者/ 荻窪の宮
□投稿日/ 2003/06/11(Wed) 07:34:25
□URL/ http://ws.31rsm.ne.jp/~tatsu/
とても面白く、かつ楽しく拝読いたしました。
明快なストーリーと登場人物の構成、冒頭からすぐに物語に引き込まれてしまい、
一気にドキドキしながら読んでしまいました。
読後感も爽やかで、疲れを感じさせない軽いタッチの作品、とても素晴らしいです。

文中の客観的描写が凄く好きです。
テンプルスクエアの街の様子とか、ヴラド屋敷の様子とか(銀食器の手入れ風景!)
マリアさんの気の強さが、どうも「猟奇的な彼女」に思えてきて。(笑)
垣間見える繊細な弱さが、またその女性をコク深いものにしているような気がしました。ただ、リチャードに対してマリアの過度のケンカ腰口調が唐突な感じがして
気になりました。(やはり伏線なんですか?)

一番気になったのは、Dさんの感想ともかぶるんですけど、
あと、犯人さんの犯行動機の背景(深層的な部分)がもっと知りたかったなと思いました。犯人がその犯行動機に基づいて行動していたのであれば、
もっと長期間、被害を重ねる必要があったわけで、そうであるなら、
プロファイリングが困難な隠蔽工作を行って欲しかったと思ったので。

私の読み取り能力が少ないために、勘違いのご指摘でしたらゴメンナサイ。



▲[ 203 ] / 返信無し
NO.220  ありがとうございます。荻窪の宮様
□投稿者/ 並木
□投稿日/ 2003/07/04(Fri) 22:44:21
お読みいただき、ありがとうございます。

なんだか、照れ臭くなってしまいました。
ご質問があったようなので、大したものではありませんが、
お礼を兼ねて、返信をさせていただきます。

> リチャードに対してマリアの過度のケンカ腰口調が唐突な感じがして
> 気になりました。(やはり伏線なんですか?)
申し訳ありません。伏線と呼べるものはありません。
強いて言うなら、二人の守備範囲が違っていて、同時に価値観も違っているので、衝突する部分は多いかな?と思ったことと、
マリアさんの短気な性格が出せれば……程度のものでした。
混乱させてしまってすみませんでした。

> 勘違いのご指摘でしたらゴメンナサイ。
そのようなことはございません。
ご指摘ありがとうございます。今後に生かしたいと思います。
これからも、よろしくお願いいたします。



▲[ 202 ] / ▼[ 234 ]
NO.233  考えてみたのですが<D・W・W様
□投稿者/ 並木
□投稿日/ 2003/07/06(Sun) 01:14:06
こーゆーエピソードを加えてみるとゆーのはどうでしょ?

教会の案内をしていたミリー・タイラーが殺された後、
マリアが一旦事務所に戻った際に、
リチャードがマリアに、プロファイリングを教えるシーンを入れてみる。

「犯人は、血液を抜くだけの医療知識を持つ20代から30代の白人男性。これまでの被害者は皆、10代白人女性であり、少女を運ぶだけの腕力があり、車の運転免許を持っている。人に知られることなく作業をできる一戸建ての家に住み、ヴラド家内部のスケジュールを知ることができる。」
犯人が複数犯かどうかを調べるポイントも調べてみようかな……。

こんなカンジで、読者にも一緒に推理する場を作ったら、
< 話が良く作られている分、発展性が薄い気がします。
< また、犯人の動機が少し唐突な気もしました。
< 理屈ではよく分かるのですが、キーになる人物も
< 少しは話に関わってくると、もっと深みが出たかも知れません。
というあたりはクリアできるでしょうか?
あっ、動機がわからないままか……。くぅー……。




▲[ 233 ] / 返信無し
NO.234  Re[3]: 考えてみたのですが<D・W・W様
□投稿者/ D・W・W
□投稿日/ 2003/07/08(Tue) 20:54:47
返信を書こうか迷ったのでござるが、とりあえずこんなのはどうでござろう。
ええと、個人的なアドバイスとしては、一歩下がってみてはどうでござろうか。
つまりでござるな、味方をこれ以上もなく精緻に書くのも良いのでござるが、敵にもう少し触れるようにしてみてはどうでござろう。
抽象的な言葉でござるが、拙者が言えるとしたらこれくらいでござる。
では。



▲[ 200 ] / ▼[ 250 ]
NO.235  Re[1]: 並木氏著、「いつかのメリークリスマス」に対する感想
□投稿者/ オカザキレオ
□投稿日/ 2003/07/10(Thu) 10:58:38
□URL/ http://www.geocities.jp/reo_ojp/
一回、並木さんが寺加盟前に読んで、企画として提出されてから読んで、感想つけるために三回目の拝読となったバカのオカザキです(笑)

ヴラド公という設定を中心に展開していくミステリーに、やっぱり着実に描写される並木さんの力量を感じます。
最近は嗜好がファンタジーよりですが、ミステリーも好きなので、あえて書かせていただきますと
プロファイリングを行うのであれば
冒頭の状況説明では少し足りないと思います。
プロファイリング的なミステリーというのは、どうしても理論的なものが強く
後半のプロファイリングがいきてないのが、すげぇ残念。
これがDさんのいう発展性でしょーか。
プロファイリングは情報命ですが、その情報を主人公は得ていても、読書には伝わるものが少ないかなぁ、という感じです。

でも描写と構成はお見事。僕は逆立ちしてもかないませんっ。



▲[ 235 ] / 返信無し
NO.250  ありがとうございます。オカザキレオ様
□投稿者/ 並木
□投稿日/ 2003/07/12(Sat) 23:41:18
> 一回、並木さんが寺加盟前に読んで、企画として提出されてから読んで、感想つけるために三回目の拝読となったバカのオカザキです(笑)
度々お読みいただきまして、ありがとうございます。

> プロファイリングを行うのであれば
冒頭にプロファイリングしてしまうと、実際、最初から犯人は一人に絞られてしまうのですよね。そして、残るは『動機』と『共犯』のみになってしまいます。
だから多分、共犯の線から攻めていった形式の物語になってしまったのだと思います。

> プロファイリング的なミステリーというのは、どうしても理論的なものが強く
> 後半のプロファイリングがいきてないのが、すげぇ残念。
後半でやはり、1度そのシーンを入れた方が落ち着きは良かったかもしれません。
ついでに動機についても。
この作品を作るに当たって医療監修を頼んだ人がいたのですが、最初の質問が、
「定期的に輸血の必要な病気って、透析以外に何かありませんか?」
でした(笑)。つまり、動機から入ったわけでして、自分の中で消化してしまって、物語に入れるのを忘れたような気分です。以後気をつけようと思います。

ご感想、ありがとうございました。



▲[ 200 ] / ▼[ 261 ]
NO.257  Re[1]: 並木氏著、「いつかのメリークリスマス」に対する感想
□投稿者/ みゅう
□投稿日/ 2003/07/21(Mon) 01:29:15
□URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html
感想がすっかり遅くなってしまって申し訳ありませんm(__)m

緻密な構成はさすが並木さんですね。話の山場がきちんと作られて、それをきちんと収束できるのは羨ましい限りです。風呂敷を広げすぎてたためなくなる私とは大違い(^^;;)。
淡々と情景を描写していくようなわかりやすい文章表現もサスガです。

欲を言えば、もうちょっと書き込みが欲しかった部分が……と、言うより、単に私の読解力不足なんですが。
リチャードの性格がいまひとつつかめませんでした。
最初のイメージではまるっきり肉体労働をするようには思えなかったので、マリアを助けに来たときには本気で驚きました(笑)。正直、リチャードとマリアの間に恋愛感情があるとは思えなかったので、余計です(苦笑)。



▲[ 257 ] / ▼[ 284 ]
NO.261  ご感想ありがとうございます。
□投稿者/ 並木
□投稿日/ 2003/07/23(Wed) 21:15:07
こんばんは。ご感想ありがとうございます。

> 風呂敷を広げすぎてたためなくなる
のは私も同様です〜〜。ははは。

> 欲を言えば、もうちょっと書き込みが欲しかった部分が……と、
> リチャードの性格がいまひとつつかめませんでした。
続編を書きながら、私もコイツ何考えてるんだろう?って
私も思ってしまいました。もともとが謎多き人の設定でしたから(笑)
だいたい、奴は、どこにいたのかすら、設定していませんでした。
その辺は、あえて目を瞑ってください。ははは。

> マリアを助けに来たときには本気で驚きました(笑)。
あれはねー、12時に来いとシュテファンに言われていたから
来ただけなのでした。幾つか布石は置いておいたのですが、
わかり辛かったですね。すみません。

> リチャードとマリアの間に恋愛感情があるとは
確かに……。まあ、マリアの元気がないと、リチャードは心配なんでしょうね。……で、自分が心配をしない為なら、多少の労力は費やす……と、そーゆー奴なのではないでしょうか?(作者のくせに憶測。奴には人格があるんだ……きっと。だから私の言うことを聞いてくれないんだ……。ははは。)



▲[ 261 ] / ▼[ 288 ]
NO.284  「いつかのメリークリスマス」感想です
□投稿者/ えも
□投稿日/ 2003/08/08(Fri) 10:27:57
□URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/7142/
感想がおそくなてしまってすみません<(_ _)>
わたしも「いつかのメリークリスマス」読ませていただきました。

並木さんは世界設定がしっかりしていますよね。
細かいところまで丁寧に書き込まれていて、海外の政治とか、習慣に疎いわたしも楽しんで読むことが出来ました。
文章はすっきりしていて読みやすいし、ぐいぐい先に引き込まれるところに魅力を感じました。

シュテファンのクリスマスプレゼントをマリアに頼むシーンとか、全体的に緊張感があるシリアスな物語の中に、ぽっとでてくるあたたかいエピソードがわたしはとてもお気に入りになりました。

それから、マリアとリチャードのコンビがいい味を出していたように思います。
次の「LADY NAVIGATION」にもその味が引き継がれていて、読むにしたがってどんどん面白くなっていきました。
 
物語の骨組がしっかりしていて、読み応えがあるし、登場人物のキャラクターにもそれぞれの魅力があった様に思います。
執筆お疲れ様でした。楽しませていただきましたです。



▲[ 284 ] / 返信無し
NO.288  ありがとうございます
□投稿者/ 並木
□投稿日/ 2003/08/08(Fri) 17:10:36
こんにちは。ご感想、ありがとうございます。

> 細かいところまで丁寧に書き込まれていて、
> 海外の政治とか、習慣に疎いわたしも楽しんで読むことが出来ました。
そう言っていただけると、とても嬉しいです。
モデルになった町はユタ州ソルトレイク市です。

> ぽっとでてくるあたたかいエピソードが
> わたしはとてもお気に入りになりました。
意識していなかったので、新しい自分を新発見した気分です。
ありがとうございます。

> それから、マリアとリチャードのコンビが
> いい味を出していたように思います。
これも出たとこ勝負のような部分です。私は計算して効果的な設定を考える事が多いので、思い立ったことを、そのまま書き綴ってしまった部分を中心に感想をいただけたのは珍しく、本当に自分の感性が褒められたようで、お言葉のひとつひとつがとても嬉しく思えます。ありがとうございます。


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