寺・玄関口  □ HELP  □ 新着記事  □ 新規投稿  □ ツリー表示  □ 記事全文表示  □ SEARCH  □ 過去ログ
ツリー表示

● 荻窪の宮殿著「チャイナ、チャイナ!」に対する感想 /D・W・W (03/11/29(Sat) 20:33) [316]
......● ご感想ありがとうございました! /荻窪の宮 (03/12/01(Mon) 23:26) [324]
............● Re[2]: ご感想ありがとうございました! /D・W・W (03/12/02(Tue) 19:52) [327]
..................● ご指摘ありがとうございます。 /荻窪の宮 (03/12/03(Wed) 02:41) [331]
......● Re[1]: 荻窪の宮殿著「チャイナ、チャイナ!」に対する感想 /ぴーしゅけ (03/12/07(Sun) 02:59) [346]
............● ご感想ありがとうございました! /荻窪の宮 (03/12/09(Tue) 09:19) [353]
......● 荻窪の宮殿著「チャイナ、チャイナ!」に対する感想 /オカザキレオ (04/03/10(Wed) 12:38) [373]
............● ご感想ありがとうございました! /荻窪の宮 (04/04/14(Wed) 21:16) [420]
......● 荻窪の宮殿著「チャイナ、チャイナ!」に対する感想 /並木 (04/04/10(Sat) 20:48) [416]
............● ご感想ありがとうございました! /荻窪の宮 (04/04/14(Wed) 21:17) [421]


親記事 / ▼[ 324 ] ▼[ 346 ] ▼[ 373 ] ▼[ 416 ]
NO.316  荻窪の宮殿著「チャイナ、チャイナ!」に対する感想
□投稿者/ D・W・W
□投稿日/ 2003/11/29(Sat) 20:33:55
□URL/ http://www5b.biglobe.ne.jp/~dww/
 D・W・Wでござる。読ませて頂いたので、感想を書かせて頂くでござる。結論から先に言うと、実に素晴らしいエッセイでござった。以降は敬語にて。

 まず最初に驚いたのはその圧倒的なボリュームです。八日間だけの旅が、数ヶ月間の体験かとも思えてしまうその質感。そしてだれることなく続く内容。所々に挿入される、情況を盛り上げる写真の数々。これぞ旅情型エッセイの見本かと思えるほどに良い作品だと思いました。少なくとも、「笑って楽しく読む」には問題が全くない作品だと感じます。
 また、テーマである(再会)についても、話を読み終えるとなるほど!と感心せざるを得ない内容で、読み終えた後は実に充実した気分になりました。各所の描写もまた細かく、一方的に褒めるばかりではなく責めるべき処は責める。こういった平等な描写は、個人的には非常に共感度の高い所でした。
 ところで細かい点ですが、十二支にはイヌも含まれています。それと、知識によって補填されている点と、推測によって書かれている点があり、そこが気になりはしましたが、全体の完成度からすると些細な物なので、完成度自体は揺るがないかと思います。

 感想は以上です。



▲[ 316 ] / ▼[ 327 ]
NO.324  ご感想ありがとうございました!
□投稿者/ 荻窪の宮
□投稿日/ 2003/12/01(Mon) 23:26:15
□URL/ http://www1.raru.net/tatsu/
D・W・Wさま。感想、とても感謝しています。ありがとうございました。

> まず最初に驚いたのはその圧倒的なボリュームです。
丁寧に描写していたら、不本意ながらこんな量に(若干後悔)。読まれる寺会員の方に、本当に申し訳なく思っています。濃厚な文学作品でもないのに、長ったらしくて、ゴメンナサイ!!

> 少なくとも、「笑って楽しく読む」には問題が全くない作品だと感じます。
シリアスな作品ならいくらでも書けると思うものの、「笑って楽しく」読める作品を書くのは、笑ってくれるかどうか、読者の反応を予想しながら書くので、実に難しいんですよね。笑いのツボを散りばめた以上、作者としてはどこで笑っていただいたのかが、気になるところです。

> 十二支にはイヌも含まれています。
犬さんも?!(ネ,ウシ,トラ……と指折り数え) しまった! そうでした(^^ゞ ド忘れというより、なぜか私の認識では犬さんを省いていました(許せ犬たちよ)。ご指摘、感謝します!

> 知識によって補填されている点と、推測によって書かれている点
ごめんなさい。余りの長さに、書いた本人が内容を逐一覚えていない(泣)ので、該当部分がどこか分かりません。具体的にどの部分かご指摘下さると、幸いに思います。

ご感想、ありがとうございました。



▲[ 324 ] / ▼[ 331 ]
NO.327  Re[2]: ご感想ありがとうございました!
□投稿者/ D・W・W
□投稿日/ 2003/12/02(Tue) 19:52:29
□URL/ http://www5b.biglobe.ne.jp/~dww/
 では、感想を捕捉させて頂くでござる。

・面白かった点について
 個人的には、鶏のアタマ食事事件と、一人タイタニックがツボでした。一人タイタニックに関しては、画面の前で大笑いさせて頂きました。

・知識によって補填されている点と、推測によって書かれている点について
 知識で補填されている点は、三日目後半に触れられているこれのような物です。丁寧な解説が添えられており、実にわかりやすいです。
>ろうけつ染めは、 ……という技法で行なわれる。
 一方で、例えばこれ。五日目後半の文章ですが
>タイツやストッキングを履くのは、男女比率として、圧倒的に〜、困難無き道を歩ませようとしたのではないだろうか。
 途中で想像だが、と入れていますが、ここまで情況を想像するには、何かしらの裏付けが欲しいです。

 大体以上です。的はずれな指摘であれば申し訳ございません。



▲[ 327 ] / 返信無し
NO.331  ご指摘ありがとうございます。
□投稿者/ 荻窪の宮
□投稿日/ 2003/12/03(Wed) 02:41:28
□URL/ http://www1.raru.net/tatsu/
Dさま。ご丁寧に返信をありがとうございます。

> ・知識によって補填されている点と、推測によって書かれている点について
> 途中で想像だが、と入れていますが、ここまで情況を想像するには、何かしらの裏付けが欲しいです。
 該当部分、及びそこに類するところは、敢えて具体的な裏付けや根拠付けを書かずに、「想像する」「ではないか」と書くことにより、想像の範疇であることを提示し、目の前の事物について自分の想像を書いています。
 裏付けや根拠を書いてしまうと、想像に制限が出てくるので、与えられた目の前の現状のものをそのまま調理する、すなわち、目の前の一つの物(少ない条件)を見て、それを色々と想像することで「こんな風な見方もできるんだ」というような、作者の「想像」上の産物を目指したものなのです。ご理解頂けたら幸いに思います。
 ご指摘、感謝します。

> 個人的には、鶏のアタマ食事事件と、一人タイタニックがツボでした。一人タイタニックに関しては、画面の前で大笑いさせて頂きました。
 Dさまの笑いのツボは「鶏頭少女」・「一人タイタニック」ですね。完全ノンフィクションなエピソードの中で、これらの二つとも、私の中でもかなり強い印象のある珍事件でした。具体的に笑いのツボの場所を指摘されると、今後の参考にもなりますし、書き甲斐がありますね。とても感謝しています。
 ありがとうございました。



▲[ 316 ] / ▼[ 353 ]
NO.346  Re[1]: 荻窪の宮殿著「チャイナ、チャイナ!」に対する感想
□投稿者/ ぴーしゅけ
□投稿日/ 2003/12/07(Sun) 02:59:18
□URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html
「小説風エッセイ」という新ジャンルの誕生ですね。
Dさんも書いておられますが、本当にこのボリュームには圧倒されます。初めての海外旅行が宮様の心に深く大きく残ったのだと文面から読みとれますね。良い経験で良かったですね。

丁寧な描写と、所々に仕掛けられた笑いの要素で、楽しく読めます。ステキな新しい形の紀行文だと思いました。私は海外旅行はロンドンにしか行ったことがナイんですが、中国もイイなー。行ってみたくなりました。



▲[ 346 ] / 返信無し
NO.353  ご感想ありがとうございました!
□投稿者/ 荻窪の宮
□投稿日/ 2003/12/09(Tue) 09:19:48
□URL/ http://www1.raru.net/tatsu/
女帝さま。長編の本作品をお読みくださり、ありがとうございます。
更に、感想までくださり、とても感謝しています。

> 初めての海外旅行が宮様の心に深く大きく残ったのだと文面から読みとれますね。良い経験で良かったですね。
ありがとうございます。全体としてみると、良い経験だったと思います。個々の事件に関すると、実際は辛くて大変なことばかりでしたが、その辺は楽しさに修飾・変換して表現しました。旅の楽しさが伝わったようで、嬉しいです。

> 丁寧な描写と、所々に仕掛けられた笑いの要素で、楽しく読めます。
ありがとうございます。極力細かい時事ネタは控え、「ちびまるこちゃん」に代表される笑いのツボ、世代共通の笑いを目指しました。長文の中に笑いを仕掛けた以上、お読みになってどこで笑われたのかが気になります。

> ステキな新しい形の紀行文だと思いました。
旅日記ではなく紀行文と認識されたということが、何よりも嬉しいです。課題としては、エッセイ部分と小説部分の障壁を無くし、両者に更にもっと丁寧な描写を心がけたいですね。

感想ありがとうございました。



▲[ 316 ] / ▼[ 420 ]
NO.373  荻窪の宮殿著「チャイナ、チャイナ!」に対する感想
□投稿者/ オカザキレオ
□投稿日/ 2004/03/10(Wed) 12:38:33
□URL/ http://www.geocities.jp/reo_ojp/
ようやく読ませていただきました。
チャイナチャイナチャイナ。
まずはこれほどの長編の執筆お疲れ様です。
宮様の笑いのツボ、僕はとても好きなので楽しんで読めました。
中国の歴史であったり風俗であったり、個人的にはそういう笑いの中に含まれた真剣なメッセージの方が、僕は胸に響きました。
例えば、ポイ捨てのエピソードとか。

題材が素晴らしいだけに、残念とも思います。
宮様の小説や日記を読むと構成が徹底されていますよね。
それは勿論、書きたい事をピンポイントにダイレクトに伝えようとしているからだと思うわけです。でも、今回のは全てのエピソードに思い入れがあるゆえに、全体的に均一なんですよね。
うん、均一のレポートを読んでいる感覚になる事もあったのです。

さらに深く掘り下げる場所と流す場所。
勿論、どこも素晴らしかったから、徹底的に書かれたとは思います。
だからなおさら、文章にこだわる宮様なら、という気持ちをこめまして。

稚拙で生意気な感想で申し訳ございません。



▲[ 373 ] / 返信無し
NO.420  ご感想ありがとうございました!
□投稿者/ 荻窪の宮
□投稿日/ 2004/04/14(Wed) 21:16:35
□URL/ http://www1.raru.net/tatsu/
レオさま。長編の本作品をお読みくださり、ありがとうございます。
更に、感想までくださり、とても感謝しています。

> 宮様の笑いのツボ、僕はとても好きなので楽しんで読めました。
> 中国の歴史であったり風俗であったり、
> 個人的にはそういう笑いの中に含まれた真剣なメッセージの方が、
> 僕は胸に響きました。

ありがとうございます。遭遇する様々なカルチャーショックの中に、
普遍的なメッセージを見出せたら、という意図でもって、
メッセージを色々な笑えるエピソードに包んでみました。
心に響かれたことは大変嬉しいです。

> 題材が素晴らしいだけに、残念とも思います。
> 今回のは全てのエピソードに思い入れがあるゆえに、
> 全体的に均一なんですよね。
> 均一のレポートを読んでいる感覚になる事もあったのです。

ご指摘、ありがとうございます。

今回のエッセイで学んだのは、このように、
どうしても均一になってしまうエピソードを、
いかに起伏あるものにするか、というものでした。
単なる退屈なエピソード集とならないように、
「再会」というテーマを徹底的に軸とし、
強弱をつけて内容を構成したつもりなのですが・・・

最初から読み進めると、最後に「再会」というテーマが
大きく湧き上がり、テーマが終局的に収斂する・・・
という均一にならざるように内容構成を取ったものの、
文章力の稚拙さから「均一のレポート」と感じさせてしまった、
というエピソード集の難しさを実感しました。
どう構成したら強弱のついたエピソード集を書けるのか、
今後の研究課題です。φ(.. )メモメモ

感想ありがとうございました。



▲[ 316 ] / ▼[ 421 ]
NO.416  荻窪の宮殿著「チャイナ、チャイナ!」に対する感想
□投稿者/ 並木
□投稿日/ 2004/04/10(Sat) 20:48:11
□URL/ http://www7.plala.or.jp/stla/top.html
こんばんは。
やっと読めました『チャイナ・チャイナ』
感想が遅くなってすみません。

執筆、お疲れさまでした。楽しく読ませていただきました。
とにかくその量に、どこから手をつけていいものか考えてしまいました。いや、最初から順に読んでいけばよかったのですが(笑)、当初、何を考えていたのか……迷っていたのです。

読み物として、楽しんで読むことができました。ひとつひとつが丁寧にまとめられており好印象。体験をしたご本人自身が、素直にあるものを受け入れようとしている姿勢にも、好感が持てました。
内容はドキュメンタリー・エッセイということもあり、敢えて何ら言うこともありません。
大変魅力的、且つ詳細に描かれており、私も中国に行ってみたくなりました。そして恐らく、その際の知識としては、とても役立つものだと感じました。



▲[ 416 ] / 返信無し
NO.421  ご感想ありがとうございました!
□投稿者/ 荻窪の宮
□投稿日/ 2004/04/14(Wed) 21:17:26
□URL/ http://www1.raru.net/tatsu/
並木さま。長編の本作品をお読みくださり、ありがとうございます。
更に、感想までくださり、とても感謝しています。

> とにかくその量に、どこから手をつけていいものか考えてしまいました。
> いや、最初から順に読んでいけばよかったのですが(笑)、
> 当初、何を考えていたのか……迷っていたのです。

書いた本人すら、その長さに驚愕・辟易し、
最初から読むことを拒絶してしまうという、哀しさ(笑)。

最初から読み進めると、最後にはテーマが強く浮き彫りになるという
手法をとったつもりなので、テーマを感じたいときは最初からお読みになり、
とにかくエピソードを読みたいときは、順番を無視して適当に各エピソードを
お読みすることをオススメします。

> 読み物として、楽しんで読むことができました。
> ひとつひとつが丁寧にまとめられており好印象。
> 体験をしたご本人自身が、素直にあるものを
> 受け入れようとしている姿勢にも、好感が持てました。

楽しんでお読みなられた、というお言葉は、大変嬉しいです。

一つ一つのハプニングや出来事を丁寧に描写したのは、
ひとえに、中国旅行をプレゼントしてくれた、
敬愛する叔母上への感謝の気持ちによるものです。

異文化に出会いそれを受け入れる様を描いたものの、
ゲテモノディナー(特に鶏頭!)だけは、もう勘弁(笑)。
日本人で良かった、と熱く実感しました。

感想ありがとうございました。


掲示板管理者:書き込み寺(宇苅つい)

- Child Tree -
Edited by Kiryuu Web Laboratory as Child Tree K-Edittion v1.29