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● 第11回共同企画 紫音作「茶」「犬」「紅茶」「何もない一日」の感想 /紫音 (05/03/12(Sat) 11:19) [594]
......● Re[1]: 第11回共同企画 紫音作「茶」「犬」「紅茶」「何もない一日」の感想 /オカザキレオ (05/08/16(Tue) 08:07) [674]
............● ありがとうございます。 /紫音 (05/09/23(Fri) 00:46) [710]
............● 追記「何も無い一日」 /オカザキレオ (05/08/16(Tue) 08:22) [676]
..................● ありがとうございます。 /紫音 (05/09/23(Fri) 00:49) [711]
......● Re[1]: 第11回共同企画 紫音作「茶」「犬」「紅茶」「何もない一日」の感想 /平代山 登 (05/08/09(Tue) 09:03) [645]
............● ありがとうございます。 /紫音 (05/08/12(Fri) 00:40) [669]
......● 第11回共同企画 紫音様作「茶」「犬」「紅茶」「何もない一日」の感想 /ゆめなまこ (05/07/26(Tue) 00:00) [629]
............● ありがとうございます。 /紫音 (05/07/30(Sat) 23:44) [641]
......● 「茶」「犬」「紅茶」&「何もない一日」の感想 /みゅう (05/07/09(Sat) 23:36) [618]
............● ありがとうございます。 /紫音 (05/07/11(Mon) 02:09) [621]
......● 第11回共同企画 紫音様作「茶」「犬」「紅茶」の感想 /並木 (05/03/26(Sat) 00:03) [596]
............● ありがとうございます。 /紫音 (05/05/22(Sun) 00:26) [607]
............● 追加 「何もない一日」の感想 /並木 (05/03/26(Sat) 01:28) [599]
..................● ありがとうございます。 /紫音 (05/05/22(Sun) 00:36) [608]
......● 第11回共同企画 紫音さん作「茶」「犬」「紅茶」の感想 /月島瑠奈 (05/03/22(Tue) 00:03) [595]
............● ありがとうございます。 /紫音 (05/05/22(Sun) 00:45) [609]
............● 第11回共同企画 紫音さん作「何もない1日」の感想 /月島瑠奈 (05/05/13(Fri) 15:16) [605]
..................● Rありがとうございます。 /紫音 (05/05/22(Sun) 00:51) [610]


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NO.594  第11回共同企画 紫音作「茶」「犬」「紅茶」「何もない一日」の感想
□投稿者/ 紫音
□投稿日/ 2005/03/12(Sat) 11:19:09
□URL/ http://sion.frenchkiss.jp/
第11回共同企画出品作品3詩の感想はこちらへお願いします。
スレッド多くなるのでまとめてレスつけちゃってください。
レスタイトルにどの作品の感想か書いてくださるとありがたいです。

よろしくお願いします。



▲[ 594 ] / ▼[ 710 ] ▼[ 676 ]
NO.674  Re[1]: 第11回共同企画 紫音作「茶」「犬」「紅茶」「何もない一日」の感想
□投稿者/ オカザキレオ
□投稿日/ 2005/08/16(Tue) 08:07:17
□URL/ http://www.geocities.jp/rep_ojp/
今回は感想役のオカザキです。いやー、僕もせめて詩を書いておけばよかった(笑)
さて、今回の詩。というか、紫音さんは詩人だなぁ、と思います。

「茶」
これ一番すきです。和。空気、流れる風。なんでしょう、僕は緑茶が好きで
飲んでいるときのトリップ感が好きなので、すごく自分の感覚とシンクロしたというののがあるのかもしれません。
寺の詩書きさんは、僕の感覚にシンクロする詩を書いてくれるから大好きです(^▽^ )

「犬」
これまたよく分かる。野良犬。しかしこれは、今の僕らに当てはまるというか
凝縮されたこの数行が、なんともいえない。
一番、イメージが明確でポップ
かもしれませんね。

「紅茶」
完全な紫音さんの世界観。ゆったりとした中に、紫音さんの人柄とか、すごい現れているなぁ、と。
長い詩も短い詩も駆使される紫音さんは本当、詩人だなぁ、と思います。

以上、ただの感想ですいません(・・ )



▲[ 674 ] / 返信無し
NO.710  ありがとうございます。
□投稿者/ 紫音
□投稿日/ 2005/09/23(Fri) 00:46:55
□URL/ http://sion.frenchkiss.jp/
どうもです。
なんというか、今回のは自分の中でもかなりイレギュラーなテイストなので、今後同じようなものをかけるか?と言われれば正直判らないです。
が、なにはともあれ気に入ってもらえて良かった良かった。
初めて挑戦するものって不安ですものね。



▲[ 674 ] / ▼[ 711 ]
NO.676  追記「何も無い一日」
□投稿者/ オカザキレオ
□投稿日/ 2005/08/16(Tue) 08:22:58
□URL/ http://www.geocities.jp/rep_ojp/

んー。よくもまぁ、800字でここまでやれるももんだ、と思いつつ、最後のいた分に集約するのかぁ、と。しみじみ。小説としていえば、前半がどうも、日本純文学を読んでいるよう錯覚に。まぁ、あるいみでは紫音さんの利領域はそこまでいっているのかもしれません。
ただ、一読者としては、以前の紫音さんの呼吸が感じられる(紫音さんの詩のような、情緒も感情も空気も色合いも非常に明確な)物語を読んでみたいという気もしました。
が、800字。
僕には無理だなぁ、とこれまたしみじみ(笑)



▲[ 676 ] / 返信無し
NO.711  ありがとうございます。
□投稿者/ 紫音
□投稿日/ 2005/09/23(Fri) 00:49:42
□URL/ http://sion.frenchkiss.jp/
久しぶりに挑戦したジャンルなので、どうも消化不良なところもありますね。
短い切り落としのスタイルは比較的書いてるので、逆に書きなれてる分推敲は大雑把になったかも。
純文学ですか?一番苦手なジャンルの一つかも(笑)
そうですかねぇ?
そうですかぁ。
まぁ、「小説らしく書こう」と意識はしてみたのですが、
なるほどぉ、といった感じです。
レオさんもぜひチャレンジ♪



▲[ 594 ] / ▼[ 669 ]
NO.645  Re[1]: 第11回共同企画 紫音作「茶」「犬」「紅茶」「何もない一日」の感想
□投稿者/ 平代山 登
□投稿日/ 2005/08/09(Tue) 09:03:29
こんにちわー^^
最近滅多に顔出さなくなった不心得者の平代山です。
許してください許してください許してくだ(以下略)

せめて感想文くらい書かせてくださいませ^^

「茶」
これは、何と言うか……ううむ。
一言、すげえ。
お茶が醸す「癒し」の部分をこういう形で書ききったのもさることながら、
何と言っても、最終行。
『ゆりかごに揺られて覚まされて』
この覚まされて、でガツン、と来ました。
冷酷ともいえるような突き放しで、お茶の香りがふっと消えるような寂しい幕。
楽しい夢から覚めたような、そんな読後感。
休憩時間は終わり、さ、現実の中で頑張る時間だよ。
そんな、冷酷とも言える幕引き。
それを何の嫌味もなく力みもなく当たり前のように書き切るって、凄い事だと思う。

「犬」
これは「茶」と正反対を行く、とてもロマンティックな詩だと思います。
ただ、一つだけ気になったのは、
『見える世界はモノクロの憂鬱』
の一行。
モノクロの憂鬱、ってのは、なんというか、
使い古されすぎて、詩という表現方法には向かないかも。
……と、「茶」を手放しで褒め過ぎて気恥ずかしくなったので、敢えて苦言を呈してみるw

「紅茶」
ある意味、「これぞ詩だ!!」って感じです。
個人的見解なのでしょうが、詩という表現方法は赤毛のアンの「良いとこ探し」みたいなものだと思ってます。
日常の中で、普通にしてると気付かない美しさやら驚きやら喜怒哀楽やらを、指でさして教えるもの。
私は、詩ってのは、そういうものだと思っているので、
この、一見不似合いでいながらしっくりくる、って、それを見つけた眼力に、
ただただ、詩というものに打ちのめされるのであります。

「何も無い一日」
まずは『解散となったために、このために』
の所で、「ために」が二回続けられているのを突っ込んどきます。
多分、何度か表現を模索した名残だと思いますが……(判ってるなら突っ込むなよ)
ぽっかりとあいた空白のような一日。その中でふっと息を抜くような時間。
紅茶の本質を、綺麗についた秀作ですな。



▲[ 645 ] / 返信無し
NO.669  ありがとうございます。
□投稿者/ 紫音
□投稿日/ 2005/08/12(Fri) 00:40:13
□URL/ http://sion.frenchkiss.jp/
お久しぶりです〜〜★

そんなに褒められちゃうと照れますです、はい。
犬のあそこの表現は「ハードボイルド」なんですよ、たぶん(謎)
べたべたの表現がかっこいい、みたいな(嘘です)
まぁ即興詩なので許してやってくださいませ。

「紅茶」はねぇ、たしかにいいこと探しかも。
まぁあんまり深く考えては書いてないのですが、
とにかく「紅茶」って気取らず、でも優雅で、でもリラックス、みたいな感じで。
眼力があるかどうかはわかりませんが・・・汗

「何もない一日」はとにかく勢いで書いて、なんとなくしっくりこない表現を削っただけなので、とにかく「粗い」です。
いろいろご指摘を受けてるので、やっぱりこれはまだまだ未熟なんだなぁ、と反省しきりです。
テーマ自体は、事実忙しかったので、なんとなく「こんな何もない日が来ないかなぁ」程度で決めちゃいました。
うん。安易だ。
この作品がそこまで深かったとは(笑)

ほんとうにありがとうございます。



▲[ 594 ] / ▼[ 641 ]
NO.629  第11回共同企画 紫音様作「茶」「犬」「紅茶」「何もない一日」の感想
□投稿者/ ゆめなまこ
□投稿日/ 2005/07/26(Tue) 00:00:52
□URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/6219/
まいどどうも、
ゆまなまこでおます
この度は紫音はんの作品に無礼承知で感想なんぞ付けさて頂きます
特に、詩の感想なんて初めての事でっかから、けっこう的外れ、読み違い、見当違いのことをのたまうかも
しれませんが、その辺はあとでご指摘ください。

まず「茶」
「擦り切れた奥の微熱 余韻を
ゆっくりと癒し鎮めてく」
を何度も読むうちに
この詩の本質が少し見えたような気がしました
ま、わて的解釈ですが
これは心の救済を求める詩なんですね
お茶の熱とカフェインとポリフェノールで
ささくれ立った心をなだめる
ほんと、「お茶を飲む」という行為の本質を上手く
表現してはりますなぁ〜
ま、すこし「お茶のCM」ぽいのが気になりますけど・・・

次に「犬」
なんで「野良犬」って悲しんでしょうねぇ
犬にとって人間に捨てられるってのは
もう「オシマイ」って感じなんでしょうねぇ
この詩ではそのヘンが巧みに表現されてますね
生きるのに精一杯、でも何かを追い求める
でも、なにかは自身にもわからない
きっと、もう一度どこかへ帰属したいっていう欲求なんでしょう
そこが犬の悲しさってやつでしょう
しかし、野良犬=悲しい存在という固定観念がすこし「?」です
ま、街が舞台だからかも知れませんね、
以前、森の中で見た野良犬は、怖かったですが堂々としてました
人間に帰属する事を捨てた犬ってのも魅力的ですよ、
ホント怖いけど

そして「紅茶」
三部作の中ではこれが一番好きです
でも、たぶんわたしがやるなら宿には行かない
どこか見事な森の中で、できれば美味しい湧き水が有るところで
小さなやかんと本当に小さな焚き火で
自分一人用の紅茶を煎れる
これとよく似たことをよく登山やキャンプのときやりますよ
ま、焚き火は難しいので携帯コンロを使いますが
ほんと、いい気分になります
茶道で野点ってやりますが、あれも自然と共に茶の湯を楽しむ
風流な遊びですね。
お茶と、自然はよく似合う。

最後に小説「何もない一日」

日記みたいな小説、あるいは小説みたいな日記
面白いですね、架空世界の近況報告。
嵐のような日常が、ある日突然停止する。そして訪れる何もない時間
こんなとき、無様に慌てふためき、ムリからに忙しくしようとするヤツと
開きなおって悠然と、それこそお茶なんて煎れたりする人の二タイプが居ますが
彼女は後者ですね。
こういう人こそ、普段がむしゃらに働いている人なんですよきっと
あるいみ、こういうインターバルって憧れます、
わたしなら、800字に収めるなんてもったいない事せずに
こんな何もない一日をダラダラ書いてみたいですよ、ホント
けど、制限があるから、あっさりと表現できるのかな?
これが長けりゃ読んでるほうがイライラするか?

以上が、感想というか、なんかそんなもんです



▲[ 629 ] / 返信無し
NO.641  ありがとうございます。
□投稿者/ 紫音
□投稿日/ 2005/07/30(Sat) 23:44:25
□URL/ http://sion.frenchkiss.jp/
ゆめさんこんばんわ。

「茶」
お茶のCMっぽいのはたしかにそうかも。
まぁ情景詩なのでその辺りはご容赦を。
救済というと大げさですけど、
息抜き程度で。

「犬」
悲しい存在に読めましたか。
う〜ん。まだ力不足か。
それとも即興故の完成度だからかな?
イメージとしては「強い存在」としていたんだけど、
やっぱり読む人によってどう読めるか、
ってことなんでしょうね。
詩って難しい、うん。

「紅茶」
宿にしたのは、
「似合わない」から徹底して「似合わない」ようにしてみたかっただけですね。
実際やるなら普通にコーヒーか緑茶にして山の中、
ってとこだと思います。
まぁ詩なんて事実をそのまま書いてもしょうがないですし、
ちょっとした?遊び心みたいなものです。

「何もない一日」
これはあたしは800字だから書けた感じですね。
たぶん長くなればそれだけいろいろ詰め込みたくなるか、
まとまりつかなくなるか。
400字、800字の掌編は散文詩の延長で書いているところもあるので、
小説としてみると確かに物足りない感じかもしれませんね。
ほんと、めちゃめちゃ忙しい時のオフって、
何もせずにボーっとしちゃいません?
あたしはそんな感じです。
ただダラダラと何もしない、みたいな感じで。
そんな一日の過ごし方はきっと個性が出るだろうな、
ということで書いてみました。

感想ありがとうございました。



▲[ 594 ] / ▼[ 621 ]
NO.618  「茶」「犬」「紅茶」&「何もない一日」の感想
□投稿者/ みゅう
□投稿日/ 2005/07/09(Sat) 23:36:45
□URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/syosai/story/kawa.htm
まずは、早々の出品、お疲れさまでした。
確か、チャットしながらの即効出品だったよね?
ったく短時間でこれだけのクオリティをつむぎだす紫音さんの文才には羨望を通り越して憎しみを感じます(笑)

「茶」
ゆっくりとした時間が凝縮されているような感じですね。
冒頭の、三つ続く「和」の字に畳みかけられるような……一度狭くなった川幅が広がった後ゆったりと流れていくように、続く言葉。
ラストのところ。
……のように/……のように、と、広がってそのまま、ふわっと終わっていくところに心地よい余韻を感じました。

「犬」
都会の路地を歩く犬。背景は傘をさして歩く人々。そんなセピア色のポートレートのような一遍ですね。
「無関心な視線の中」って表現がすごく紫音さんらしいです。

「紅茶」
ううっ。これ好き。
そーよね、確かにこーゆー情景のなかでダージリンは場違いだわ。不似合いよ。
でも、それがなんだか落ち着いてしまう。
非日常に身を沈めようとしても、どこかに日常の尻尾を引きずっていないと安心できない。そんな風に思うのは、深読みのしすぎかしら(汗)

「何もない一日」
紫音さんらしいなぁ、というのが第一印象。
延々とつぶやいているような文体が、ぽっかりとできてしまった「何もない一日」に、本当に当惑しているような、ほっとしているような気分を誘いますね。
ブツ切れの、単語だけに近い文章や会話に慣らされてしまっている身には戸惑う感もありますけど、ゆっくりと、情景や主人公の感慨を考えたり感じながら読むと楽しいです。
暖かいお茶がゆっくり喉元を降りていく感覚に似ているかも(笑)

表現としては「洗脳のような情報の洪水の中」とか、「気にしていないという気に仕方」とか、好き。
逆に「ん?」と思ったのは「無期限の中止」。意味はわかるんだけど、なんか飲み下せない一語でした。


以上、勝手な感想をたらたらと書き連ねさせていただきました。
紫音さんの感覚と私の読み取りの方向性が違っていたらごめんなさいね。
でも、いつも紫音さんの言葉を楽しみにしています(^^)



▲[ 618 ] / 返信無し
NO.621  ありがとうございます。
□投稿者/ 紫音
□投稿日/ 2005/07/11(Mon) 02:09:36
□URL/ http://sion.frenchkiss.jp/
ありがとうございます。
チャット中に書いてました、はい。
(その後若干推敲、修正しましたが)

「茶」は冒頭2行がすんなり出てきたので、
あとはそこから広げてった感じですね。
テーマがテーマで普段書かないものなので、できるだけイメージを拡散させるようには心がけたつもりです。

「犬」は最近の自分のテーマでもある「何か」につなげています。
雑踏の中の寂しさ、それでも自分の足で歩いていく野良犬。
昨今は野良は猫ばっかりですが、昔はいたんでしょうね、映画とか見ると。
なのでポートレートのようなイメージはそんなところからなのでしょうかね。

「紅茶」は田舎の喫茶店が「ふと」イメージできたのですが、
そのまま書くのは面白くないので(3連作なのでちょっと余裕が出てきてたのかも)ヒネテみました(笑)
紅茶ってどうしてもリラックス時に飲むイメージが強いので、であればリラックスできる場所に無理やり閉じ込めてみてもいいじゃん!といった感じで書いてます。
一番肩の力が抜けてますね、たぶん。
深読み感謝です♪笑

「何もない一日」は、ほんとにただボーっとした感じを書きたかっただけなのですが、自然と文体もダラダラに(笑)
「無期限の中止」は「休止」ですね(汗)
あ〜、日本語がぁ・・・

読み手の感覚なんて気にしないでください。
それこそ読み手次第ですから、作品は。



▲[ 594 ] / ▼[ 607 ] ▼[ 599 ]
NO.596  第11回共同企画 紫音様作「茶」「犬」「紅茶」の感想
□投稿者/ 並木
□投稿日/ 2005/03/26(Sat) 00:03:31
紫音さん、こんばんは。
 読ませていただきました。見当外れだったら許してね……な感想ですが、よろしくお願いします。

『茶』
 いいなぁ……。お茶を手に、日向で空を見上げながら、草原の風に吹かれながら髪を風に揺らしながら目を閉じているイメージ……。かな。
 うん。短い文章で、こんな風に、読者に鮮明なイメージを伝えられるってのは、すごいことだと思います。
 あ! イメージ自体が間違ってたらごめんなさいです。

『犬』
 がらっと変わって、雨の繁華街を項垂れて歩く捨て犬。だけど、心は捨てられてない。体はよれよれのボロボロだけど、心はちゃんと大事なものを見ようとして探している……。そんな感じ。
 好きですね。こういう諦め悪く足掻くの。こうあって欲しいって思ってしまいます。自分自身、諦めが悪いせいかも。ははは。かなり共感しました。

『紅茶』
 面白い設定ですよね。読みながら「おやおや……」「あらあら……」「まあまあ……」って。何だか楽しかったです。
 これも、風景が画像としてイメージできる作品ですね。空想の世界で飛ぶことを思い出させてくれた作品……って感じです。

 抽象的な感想ですみません。紫音さんの作品には、共鳴させられる部分が多くて、そちらのサイトでも、いつも楽しく作品を拝見させていただいております。
 今回の作品群は、何か大切なものに気付かさせてもらったような印象を持ちました。いてくれてよかった。
 素晴しい作品をありがとうございました。



▲[ 596 ] / 返信無し
NO.607  ありがとうございます。
□投稿者/ 紫音
□投稿日/ 2005/05/22(Sun) 00:26:42
ありがとうございます。
今回の3作は初の?情景詩チャレンジということで、雰囲気としては俳句なんかと近いものがあるかもしれません。
なんといっても即興詩なので、作りこみはしてないですから、もう受け取ったままのイメージでどうぞ!ってところなのですが、並木さんにもいろいろと感じてもらえたようで嬉しいです。
個人的には「茶」は出だしまとめすぎて、後半自分の首を絞めている感がありますが、他はまぁそれなりかな?と思ってます。

こちらこそいつもありがとうございます。
詩の感想ってなかなか皆さん書きづらいと思います(あたしも苦手です)ので、
並木さんのようにいつも素敵な感想をいただけると、非常に嬉しいです。
こちらこそこれからもよろしくお願いします。



▲[ 596 ] / ▼[ 608 ]
NO.599  追加 「何もない一日」の感想
□投稿者/ 並木
□投稿日/ 2005/03/26(Sat) 01:28:45
 多忙な日常の中にポッカリ空いた時間、ありますよね、こういう日って。外が霧雨かなにかだったら尚良し。ははは。
 こう、カレンダーが2ヶ月前とか、具体的な描写が巧いんだ。ははは。だって、去年の11月のカレンダー剥がして今年の2月に張り替えたばかりだし。物凄く『ある』のです。私にとって。違う所といえば起きるのが朝ではなく昼だったりする辺りでしょうか。……ってここで共感しまくってどうする。

 日頃、根幹的哲学的な回顧はできるだけ避けるように心掛けている自分としては、その時間を『愛しい』と言える事に対して羨望の念があります。自責の念で押し潰されてるのが常なので。ははは。
 いい人生を送ってきたと感じることの出来る、自信ある人物にしか許されない余裕が安定感に繋がっているとも思えます。
 それにしても“根拠の無い自信”とうのは、若さの象徴ですよね。

『程なくして(中略)私だったけど』らへんの文章がわかり辛い、ってか、読点無いですよ。
かと思うと『洗脳のような(中略)仕方もあるのだな』なんて、素晴しい言い回しを使ったり。計り知れないです。

 もう一度、ポジティヴな目で自分を見直す勇気が持てそうな、そんな気がする小説ですね。気負う事無く、紅茶の香りと穏やかな仕草が、そっと伝わってくるような優しい一作でした。
 こういうの、また読みたいですね。ありがとうございました。



▲[ 599 ] / 返信無し
NO.608  ありがとうございます。
□投稿者/ 紫音
□投稿日/ 2005/05/22(Sun) 00:36:52
これもほぼ即興なので、あまりまとまりはよくないかもしれません。
最初に浮かんだイメージが「カレンダーが冬、季節は春」だったので、そこから膨らませた感じですね。
実際あたしも職場だと、うっかりカレンダーはがすのを1週間過ぎた頃に気づいたりすることも多いので、部屋にカレンダーがあったらきっとやりそうです(笑)

あたしも割りと?仕事忙しいことが多かったので(最近はやや落ち着きましたが)、たまにほんとに何もすることがない休日ってボーっとしてるうちに夜になっちゃったりするんですが、そんな一日を書いてみました。
そんな時間を「愛しい」と思えるのは、自分の生き方に余裕があったり、忙しくても充実してたり、自分の存在に自信がある人なんだと思います。並木さんのおっしゃる通りです。(あたしはそこまで余裕ないですねぇ)

問題の?読点が無いパートについては、主人公の「ボーっと」感が出るかな?と思ってやったのですが、ちょっとやりすぎたみたいですね(苦笑)作者の一人よがりでした。
「洗脳の〜」のところは、あたしはそれほど表現として意識してなかったのですが、そんなによかったですか?人それぞれ感じるところが違うんだなぁ。それともあたしが広告屋だから、こういった情報系の話の表現は多々目にすることがあるんで、そのせいですかねぇ。

裏テーマとしては「息を抜こう」ってところにあるので、その小道具として紅茶を出してみました。仕事だとコーヒーのイメージがあるので、その対抗として。
その辺りを感じとってもらえたとしたら、作者冥利につきます。ありがとうございます。



▲[ 594 ] / ▼[ 609 ] ▼[ 605 ]
NO.595  第11回共同企画 紫音さん作「茶」「犬」「紅茶」の感想
□投稿者/ 月島瑠奈
□投稿日/ 2005/03/22(Tue) 00:03:07
□URL/ http://lunatuki108.hp.infoseek.co.jp/
こんにちは。月島です。
とりあえず,最初にひと言。


…早っ!!(汗)


企画発動当日の提出非常にお見事です。
しかも,即興とは思えない出来だと思います。
散々思い悩んで詩を練習している身としては非常に羨ましい限りです。
そんな自分ではありますが,拙い感想などを書かせて頂きます。

個人的には「犬」が一番好きです。
捨て犬(野良犬も?)の視点で描かれている事によって,ぐっと世界に入り込めました。
こういう視点で書くのって非常に難しいと思うんですけど,巧みに言葉を操ってしかも流れるように展開していくのが本当に凄いな〜と思います。

「茶」「紅茶」については,敢えてテーマが主張されない点が,他の情景描写を引き立てているな,と感じました。
ちょっとしたスパイスの様な。色々と想像が湧きたてる様な。
何か,ほっとする詩です。両方とも。

上手い言葉が見つからなくてごめんなさい(汗)
これからも紫音さんの素敵な言葉,待ってます。



▲[ 595 ] / 返信無し
NO.609  ありがとうございます。
□投稿者/ 紫音
□投稿日/ 2005/05/22(Sun) 00:45:08
今回は早かったですねぇ(笑)
もともと詩はあまり考えて書かないので、長さに応じて詩作時間がかかる、といった感じなので、これくらいだとイメージが沸けばパパっと書けちゃったりすることも多いので(だから表現が上達しないのですが)。しかも初日出した時は推敲してなかったし(苦笑)

「犬」は一番自信はなかったのですが、どうも気に入られている方が多いようで(汗
犬の視点、というよりも、犬の人格化なので、それほど難しいことをやっているわけではないんですよ。実際これを本格的にやってみると、「我輩は猫である」になるわけで、そういう意味では比較的常套手段に近い視点の作り方ですね。まぁ詩でやる人は多くないと思いますが。
どちらかといえば、「ある人」を設定して、犬として比喩していく、という書き方、と言った方が正確かもしれません。(こうやって書くとやっぱりたいしたことないなぁ)

「茶」「紅茶」はおっしゃる通り、テーマというよりも、情景詩のモチーフとして企画のお題を使っているので、特にウダウダな感じで肩の力が抜けてます。
情景詩というと、大体がほんわか系かシュール系(都市ものなんかはそうですかねぇ)になってくると思うので、そういう意味では他の方が情景詩を書くのと同じ範疇でしか書けてないですねぇ。
まぁそんなものなのかもしれませんが。
「息抜き」が裏テーマ?なので、その辺りを感じて頂けて嬉しいです。

こちらこそこれからもよろしくお願いします。



▲[ 595 ] / ▼[ 610 ]
NO.605  第11回共同企画 紫音さん作「何もない1日」の感想
□投稿者/ 月島瑠奈
□投稿日/ 2005/05/13(Fri) 15:16:30
□URL/ http://lunatuki108.hp.infoseek.co.jp/
どうも,こんにちは。月島です。
さて,早速感想などを…。

個人的意見としては,800字という短い中でこれだけの表現が出来る,という点に脱帽です。
まあ,これは私が長々とした文章を書く人間だという事が大きく作用しているんですけど(汗)

さり気無い,表現が秀逸です。
カレンダーの所なんか特に。
春が近いのにカレンダーは雪だるま。
ああ,カレンダーを捲る暇もないくらい彼女(…ですよね?)は忙しかったんだ。
このたった一行の表現で,「何もない1日」が彼女にとっては,「愛おしいもの」なんだという事が凄い伝わって来ます。

私も並木さんと同じ部分で,読点がないのが気になりました。
800字という制限の中で書かれたからなのでしょうか?
ちょっと意図を汲み取るのに引っかかっちゃいます。
全体的に凄い感じの良い内容なので,この部分はちょっと勿体無いなという気がしました。

内容的には,凄い前向きだなって感じが凄い伝わりました。
好印象なとってもいいお話だと思いました。

執筆お疲れ様でした。



▲[ 605 ] / 返信無し
NO.610  Rありがとうございます。
□投稿者/ 紫音
□投稿日/ 2005/05/22(Sun) 00:51:55
ありがとうございます。
800字や400字といった制限はもともとがメルマガでやってたもので、半ば自分の表現鍛錬のための勝手な足かせでもあるので、表現できる、というよりは表現できる範囲でしかできてない、といったところです。
あたしの場合、フォーカスした表現しか書けないことが多いので、そういった点で長く書ける(いろいろな表現を一つのテーマ、シーンで書ける)人はうらやましいです。

内容・技巧的なところは並木さんへのレスで書いているので、ここでは割愛しますが、並木さんも瑠奈さんも同じところを同じように感じていただいているようなので、そういった点はあたしも嬉しいし、書いてよかった、と思います。

誉められてそうそうBlogの方では実験的なものばかりが増えていますが、今後も一つよろしくお願いします。


掲示板管理者:書き込み寺(宇苅つい)

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