さすがです。ま、書き込み寺の会員の中では僕が唯一、平代山サマの他の著作を少しだけ知っていることになると思うのですが、相変わらずの文章力の素晴らしさは感服完敗です。 僕には平代山さんのような文章は到底書けません。
「bird」 まるで詩のような文章に凝縮された映像。そう、映像が目に浮かんで、その浮かんだ直後に味が滲んできそうな、そんな二十三重の世界観が、そこにあります。しかしこれはデモンストレーションだったと僕は思います。
「あいのうた」 皆さん、これ全て読みました? もしかすると完結していない、と誤解している方がいるかもしれませんが、次項をクリックすると行けます。 読んで震えました。さすがです、平代山さん! イメージの渦。研ぎ澄まされた文章。呑み込まれていくように、底に落ちていく構成。分かっていました。分かっていましたよ、この人の実力。しかし改めて読むと、鳥肌がたちます。 海というイメージを単純な映像としてイメージした僕とは違って、奥深く綿密に、しかも一番優しい声で囁く海がそこにある。壮大な海の底に辿り着いたとき、きっと誰にも「あいをうたえる」自分がいる。 打ちのめされました。完敗です。 すばらしい作品を本当にありがとうございました。
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