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● 第九回企画作品、荻窪の宮様著「おじいさんのドア」の感想 /D・W・W (04/08/11(Wed) 20:43) [476]
......● Re[1]: 第九回企画作品、荻窪の宮様著「おじいさんのドア」の感想 /月島瑠奈 (05/01/29(Sat) 00:39) [575]
......● 男性必読の作・・・萩窪の宮さん「おじいさんのドア」の感想 /ゆめなまこ (04/08/25(Wed) 22:26) [492]
......● Re[1]: 第九回企画作品、荻窪の宮様著「おじいさんのドア」の感想 /オカザキレオ (04/10/14(Thu) 21:19) [506]


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NO.476  第九回企画作品、荻窪の宮様著「おじいさんのドア」の感想
□投稿者/ D・W・W
□投稿日/ 2004/08/11(Wed) 20:43:43
 D・W・Wでござる。読ませて頂いたので、感想等を書かせて頂くでござる。結論から言うと、今回もまた面白かったというのが、素直な言葉でござる。

 何というか、綺麗な世界だなあと読み終わって思いました。作品全体の空気とか、落ちとかが、全体的に綺麗です。文体自体が論理的で緻密な事と、作品そのものが緻密に組み上がっている事もあるのですが、人の死が前面に出ていたり、主人公の家庭環境出生関係が複雑なわりには、とても綺麗だなと思いました。無論、最後の落ちもいい味を出していると思います。開かずの扉というとマイナスのイメージやおどろおどろしいものを連想させがちですが、これは実に綺麗です。緻密さと綺麗さはあまり両立しないものだと拙者は思いますが、この作品は充分両立させていると思います。
 
 特にこれといった、目立つ欠点は見あたりませんでした。どう考えても原稿用紙五十枚以上の気がしたのは、おそらく文字数換算で出したからだと思います。
 一つだけ疑問になったのは、少し主人公の性格が幼すぎるかなあ、という事です。中学一年生にしては、ですが。ただこれは個人差があると思いますので、気になるというほどではないかと。

 大体感想は以上です。実に良い作品でした。



▲[ 476 ] / 返信無し
NO.575  Re[1]: 第九回企画作品、荻窪の宮様著「おじいさんのドア」の感想
□投稿者/ 月島瑠奈
□投稿日/ 2005/01/29(Sat) 00:39:11
□URL/ http://lunatuki108.hp.infoseek.co.jp/
な…何を今頃〜。な感じなのですが。
どこかで宮様がネットに繋げる環境に立たれるかも知れない!
と信じて感想を書かせていただきます。はい(汗)

ええと,ゆめさんも仰られておりますが。
これで未熟とか言われたら,私はどこに隠れれば宜しいのでしょうか(汗)
と,言わずには入られないほど,緻密に立てられたプロットによって作られた作品だなあとしみじみ感じました。
流れるように読める文章だからこそ,重いテーマも気を張らずに読めるし。
でもプロットがちゃんとしているから,メッセージは凄く伝わってくる。
そんな,文体を書かれる力量は非常に敬服いたします。
『開かずの扉』を物理的なものとして表現した点は新鮮でした。

復活の時をお待ちしております。



▲[ 476 ] / 返信無し
NO.492  男性必読の作・・・萩窪の宮さん「おじいさんのドア」の感想
□投稿者/ ゆめなまこ
□投稿日/ 2004/08/25(Wed) 22:26:24
□URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/6219/
読ませていただきました。
いやぁ〜力作ですなぁ〜、
まぁ、たいがい批評で「力作」とは「長いばかりで面白くない独り善がりの作品」の
意味なんですが、このわての言う力作は「マジ力の入った作品」のいみでっせ!
ともかく文章が流麗なこと!たしかに長い、長い作品ですがこの文章でまったく苦に
成らんでした。
お話も良いですしね。女性が読むより男が読んで感動できる。まぁたとえは変かも
しれませんが浅田次郎の作品に通じるところがありますなぁ
これでぐっと来ない男は一度お医者に見てもらったほうがいいですわ
わては来ましたから安心です。

でも気になる点も少々
展開が少し急ぎすぎるような気がします。ハプニングに頼りすぎというか・・・・
まぁ長い話と言うといてなんですが、もう少し落ち着いた展開のほうがわては萌え
いやいや燃えますわ
あと、上記に通じるところですが登場人物の真情の変化が唐突なような・・・

しかし、この内容で「未熟な時期に書いた」とおっしゃるんですから。
ほかの作品を読むのが怖いですわ、それこそわての未熟さが露呈しそうで。

・・・ドアの向こうに隠れます。



▲[ 476 ] / 返信無し
NO.506  Re[1]: 第九回企画作品、荻窪の宮様著「おじいさんのドア」の感想
□投稿者/ オカザキレオ
□投稿日/ 2004/10/14(Thu) 21:19:37
□URL/ http://www.geocities.jp/reo_ojp/
今回は宮様のホームページが閉鎖という事態になってしまったので、そういう感慨も含めて書かせていただきます。
うまい、うまい。
上のお二人が書かれているように、本当に稚拙で組み立てられたプロット。
一人一人が生き生きとしている。
女の子が書いた男の子が、此処にある。
巧みな話術にも等しく展開される物語。時々、重々しくもありますが、主人公の純粋さと、語りが見事に調和をしている感じがします。

「長い」と感じるのも、宮様の的確で現実味ある描写によるかもしれません。
それほど丁寧、精緻に書かれている。
文章の硬軟で、長さというものは変わるものですし。

それを抜きにしても面白い。不純物の無い物語だと僕は思います
ご苦労様でした。
そして書き込み寺にまた戻ってきてくれる日を楽しみにしています。


掲示板管理者:書き込み寺(宇苅つい)

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