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● 第10回企画作品:みゅう様著「色あせた空」への感想 /ぴーしゅけ (04/11/27(Sat) 14:19) [534]
......● 第10回企画作品:みゅう様著「暮れなずむ空」への感想 /ゆめなまこ (05/01/30(Sun) 17:25) [576]


親記事 / ▼[ 576 ]
NO.534  第10回企画作品:みゅう様著「色あせた空」への感想
□投稿者/ ぴーしゅけ
□投稿日/ 2004/11/27(Sat) 14:19:38
□URL/ http://homepage3.nifty.com/jotei2/index.html
いつも、メッセで進行状況を伺っておりますので、感想と言われても、ナニヲイマサラな気も致しますが(笑)。
えーっと、空三部作の二ですね。前話で出てきた謎の「カガミ様」の正体が、実はこちらの世界の科学者で人間だった。ガッチョーンです。なるほど、こう持ってくるかーと驚かされました。

悪役の社長が、絵に描いたようにワルな人で、他のキャラクターの善良さが引き立っています。対比の妙って大事なんだな、と勉強させて頂きました。
逃げるシーンは、かなり苦労されていたようですが。うん、緊迫感あるよ。ヒロ達が逃げ切れてほっと致しました。

ラスト、終章が楽しみです。
でも、良くを言えば「箱庭」だの能力者だの、沢山の子ども達だの、折角の設定がまだまだ生かせそうな気が。勿体なくも思います。次で一段落。この設定を生かした新ストーリーの執筆を、読者としては考えて頂きたい物です。



▲[ 534 ] / 返信無し
NO.576  第10回企画作品:みゅう様著「暮れなずむ空」への感想
□投稿者/ ゆめなまこ
□投稿日/ 2005/01/30(Sun) 17:25:35
□URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/6219/
だいぶ前に完全読破してたんでっけど、中々感想書けんでいました
まずはその事に関してお詫びします。すんまへんでした。

さて、ここからが本題の感想。
以前のチャットでみゅうはん自身が「SFかどうか怪しい」と本作について
評しておられましたが、わて的には本格SFファンジーや思いまっせ、それも結構本格的な。
様々な超能力を持った少年少女、彼らを研究するための閉鎖空間、その中で次第に育つ
彼らの自我・・・これって超能力モノSFの王道ですわ!
古い所で言えば「スラン」や「アトムの子ら」最近では「アキラ」「ナイト・ヘッド」
みんなこの王道を歩んでる。
けど、みゅうはんの「空」シリーズのオリジナリティー溢れるところは、その能力者の子供たちに
芽生えた自我の中身ですな
今までやったら、「モルモット扱いはイヤだ!ここから出たい!!」って言うのが
作品のメインテーマになってたのに、「空」シリーズではガラリ180度正反対。
外の世界を恐れ「箱庭」に安住の地を見出す。まさに大人になりたくない子供たちの
言い分そのまま!これにはやられました。
はっきり言います、従来の自立=閉鎖空間からの脱出いうのはもはや古い、
逆にいまの居心地のいい世界を守り抜こうとする、
昨今の子供たちの志向にこちらのほうがはるかに近い思いまっせ
その意味でこの「空」シリーズはけっこう古典的でありながらエポックメーキングしてる
思いました、いやまったく「空」恐ろしい・・・

で、恒例、負け惜しみの「気になる点」
「箱庭」の設定が今ひとつわての豆腐頭では理解しにくいですわ
具体的に言うと、子供たちを閉じ込めているシステム、なにか重力とか時空までもコントロールする
テクノロジーで維持されているような気がしますが、でも「あっちの世界」では車で人は移動し
競馬もあり・・・テクノロジーにすごいギャップがあるような気がするのはわてだけでっか??
それともそのギャップに物語の本質がたくみに隠されているとか・・・う〜んそれこそ気になるなぁ

とは言いつつも、本作の着眼点に本気で恐れ入ってるゆまなまこが居るわけで、
ほんまに堪能させていただきました。


掲示板管理者:書き込み寺(宇苅つい)

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