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● 「記憶の花」に関する感想及び批評 /D・W・W (02/10/27(Sun) 22:06) [71]
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......● Re[1]: 「記憶の花」に関する感想及び批評 /オカザキレオ (02/11/22(Fri) 21:14) [77]
......● Re[1]: 「記憶の花」に関する感想及び批評 /ゆうた (02/11/23(Sat) 00:29) [78]
......● Re[1]: 「記憶の花」に関する感想及び批評 /並木 (02/11/24(Sun) 01:29) [86]
......● Re[1]: 「記憶の花」に関する感想及び批評 /ぴーしゅけ (02/12/02(Mon) 02:20) [106]
......● Re[1]: 「記憶の花」に関する感想及び批評 /みゅう (02/12/08(Sun) 02:03) [139]
............● 了解しました /D・W・W (02/12/08(Sun) 19:06) [142]
......● Re[1]: 「記憶の花」に関する感想及び批評 /えも (02/12/21(Sat) 14:14) [152]


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NO.71  「記憶の花」に関する感想及び批評
□投稿者/ D・W・W
□投稿日/ 2002/10/27(Sun) 22:06:01
此方へお願いいたす。



▲[ 71 ] / ▼[ 85 ]
NO.73  Re[1]: 「記憶の花」に関する感想及び批評
□投稿者/ 平代山 登
□投稿日/ 2002/11/10(Sun) 13:15:56
今回の企画の、Y・シレーネさんって人を使った作品、
もっと見てみたかったなぁ……としみじみ思っております。
私がプロットだけで挫折したY・シレーネさんと、
D・W・W様のY・シレーネさんがこれ程までに違うって、楽しい。
(ちなみに、私の中のシレーネさんは現NYに住む、
 ごくごく現実的な花屋さんでした)

相変わらず完っ璧に作り込まれた世界観には脱帽です。
「花屋の役割」のアイデア(と、もっと肝心なのはそれが出来るだけの構築力)は、いわゆる「ありがちファンタジー」ではないぞ、というD・W・W様のプライドさえ伺えますです。

D・W・W様の実力を信じて、なおも欲を言わせて貰うとするなら。
トラウマの部分、D・W・W様なら、もっと作り込めると思うんですよね。
一元的なものでなく、もっと複雑に絡み合ったトラウマというか……。
私がやろうとすれば、間違いなく描写ばっか長くて良く判らんものになると知れてますので、誰かにお手本見せて欲しい、ってそういう事なんですけどね。



▲[ 73 ] / 返信無し
NO.85  (削除)
□投稿者/
□投稿日/ 2002/11/24(Sun) 01:26:24
この記事は投稿者により削除されました



▲[ 71 ] / 返信無し
NO.77  Re[1]: 「記憶の花」に関する感想及び批評
□投稿者/ オカザキレオ
□投稿日/ 2002/11/22(Fri) 21:14:28
□URL/ http://page.freett.com/okazakinet/
はい、読みました。
いや、Dさん節が炸裂ですな。Dさん独自の世界観を展開されていたと思いますし、登場人物の設定もしっかりと肉付けされていたと思います。

ま、平代山さんも触れていましたが、僕も過去のトラウマに対しての描写プラス花を育てていき、開花させるまでの経緯をもっとDさんのタッチで描いてほしかったなぁ、という欲が。
それにしても、短い中に凝縮させているのは、さすがです。

ただ気になるのは、チャットでも少し触れた事ですが、
行間が一切あいてなくて少し読みにくかったです。

例えば「節」ごとに何行かの改行があれば、すごくすっきりしたと思いますし。
これは批評ではありませんが、良質の作品なだけに惜しい。

設定や世界観はお見事としか言いようがありません。
だからこそ、叔母さんサイドの感情や、家族の表情とかも書いて欲しかった。

どこまで書くか、これはライターの永遠の課題でもあります。



▲[ 71 ] / 返信無し
NO.78  Re[1]: 「記憶の花」に関する感想及び批評
□投稿者/ ゆうた
□投稿日/ 2002/11/23(Sat) 00:29:37
僕は長文の小説を読むのがあまり好きじゃないです。
特にPCで読むのって結構しんどいんですよ。
長文がよくないというわけではなく、僕が個人的にあまり好きじゃないっていうだけなんで、その辺はちゃんと理解していただきたいのですが。

そんなわけでDWWさんの作品はあまり読む気にならなかったのですが(レオさんもおっしゃっていますが、改行が少なくて読みにくそうだったし)。
DWWさんが他の人の作品の感想を書いていらっしゃったので、じゃあ僕もDWWさんの作品の感想を書かないといけないなぁ、と(僕は作品出してないんですけど)。

で、読み始めてみると、案外読みやすい。
思っていたほど長文を読むことが苦にならず、すらすらと読めました。
その辺はさすがDWWさんって感じです。

流れるような文章、独自の設定・世界観、そしてキャラクター、どれもよくできていると思いました。
ただ、1つ残念なのはちょっとありきたりすぎるというか……(ありきたりという言い方はよくないかもしれませんが)。
設定された世界が想像しやすいのは読みやすくていいんですけど。

  「(略) 記憶を直視し、共存する事を選んだ者だけが……」
  「……未来を掴む事が出来る」

この辺が作品のなかで最も重要な部分だと思うんですが、どうも僕の胸にはグサッとこない。
文章の流れに乗って流れていって、そのまま終わってしまう感じ。
この辺にもう少し工夫が欲しかったというか、普通に過ごしていたら気付かないようなことを気付かせるような説得力が欲しかったです。

人に衝撃を与える文章っていうのはすごく難しくて、僕もそれが書けなくて苦労してるんですけどね。



▲[ 71 ] / 返信無し
NO.86  Re[1]: 「記憶の花」に関する感想及び批評
□投稿者/ 並木
□投稿日/ 2002/11/24(Sun) 01:29:21
□URL/ http://www7.plala.or.jp/stla/top.html
こんばんは。初めて感想を書かせていただきます。よろしくお願いします。

起承転結がしっかりしていて好感の持てる作品だと思います。
主人公に関するエピソードが、物語の流れに沿って出てきていて読み易い。
反面、エピソードが出るまで、テーマが明確にならずに何となく流してしまう部分が多くなり、惜しいと思います。
また、前半は文章のリズムが遅く、後半に行くほど早くなり、端折られている様な印象も受けました。ダイエットしてリズムを一定にすると読み易くなると思います。

変換ミスと思われる部分
・ 次の瞬間、シレーネは噴火した。〜シレーネを<<起こらせる>>のに、レイネンの
・ 洗い物を終えると、レイネンは写真を<<撮りだし、>>眺めやって嘆息した。

説明が判り辛かった部分
・円地の周囲では汚染が激しく
→周囲とは外界を指し、円地を含まない。
・「そうですね、人には毒にも薬にもなりませんから、特に特徴もありませんから、あまり知られていないかも知れませんね。 しかし、必ずこの地に芽吹きます」
→〜なりませんから、〜ありませんから、の表現はまとめるべき
・別人のように強くなったシレーネは、コンプレックスを完璧に解消し、乗り越え、体型の事をバカにされても鼻で笑えるようになっていた。
→解消したのはトラウマで、その自信によってコンプレックスも笑い飛ばせるのかと

内容的に疑問な部分
・下に書かれている古代の文字は彼女には読めなかった。
遺跡の奥にある物達とも向き合い、それの存在を真剣に考え、自分なりに分析を始めていた。人の罪業が、都合良く忘れ去られていた罪業が、それによって浮き上がってきた。
→些かの無理があるような気がします。文字を解読しなければ罪業とは判断できない。前半のペースと後半のペースが違っていて、ラストで走りすぎてしまったせいかと思います。もしくは「古文には興味が無かった。」程度にしておくとか。
・大地は記憶、そして基礎。 人々は、生き物たちは、植物はその上に立ち、初めて生を得る事が出来る。 大地は黙して語りませんが、そこには生きてきた者達が、積み上げてきた物が全て詰まっています。
→この作品のテーマともなっている言葉なのだと思うのですが、どこか上滑りな印象です。トラウマや月下での開花のエピソードと上手く繋がっていない気がします。

生意気な文章だな…と読み返してみて反省しています。すみません。私もまた求道者ゆえ、もっとソフトな言い回しを覚えなければなりませんね。すみません。
では、稚拙な感想で失礼いたしました。



▲[ 71 ] / 返信無し
NO.106  Re[1]: 「記憶の花」に関する感想及び批評
□投稿者/ ぴーしゅけ
□投稿日/ 2002/12/02(Mon) 02:20:35
□URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/bbs_kaki/kaki.html
長文だけど、読みやすい。
これはDさん独特のリズミカルな文章形態とか、簡潔な語り口とか、多くの理由があるのでしょうが、羨ましい限りの才能です。私もただの一度でもいいから、長くても読みやすいって作品を生み出してみたいものです。

さて、シレーネさん。
流石にご自身が設定されたキャラクターだけあり、Dさんワールドの中で生き生きと動いていましたね。世界観の設定も分かりやすく、すんなりと荒廃した未来世界へと読者を誘います。

うーん。最後に、一つ、苦言も入れましょう。
私個人がファンタジー世界に今一つのめり込めない性格だ、というのもあるのでしょうが、どうも今回の作品、以前読ませて頂いた「勇者の黄昏」と似ている気がしてなりません。古代文明が出てきて、陽気でちょっとおっちょこちょいで、でも芯の強い女の子が居て・・・
細かく見れば当然、違う作品なんですが、ね。




▲[ 71 ] / ▼[ 142 ]
NO.139  Re[1]: 「記憶の花」に関する感想及び批評
□投稿者/ みゅう
□投稿日/ 2002/12/08(Sun) 02:03:37
□URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html
前回の「海」の発想にもびっくりしたんですが、今回の「花屋」には驚かされました。この発想だけで「一本とられたっ」って感じですね。
「シレーネ」さんもさすが産みの親だけあって、設定に無理がないです。
世界の設定そのものはわかりやすいのですが、「その世界で【そのコト】がどういう意味をもっているのか」がわかりにくいところがいくつかありました。私の読解力不足ではあるのですが……。

例えば、
「この世界ではオッドアイであることも珍しくもなんともない」という説明の部分と、「名字が一文字だけしか残っていない世界で、姓名をきちんと名乗るフォロア=ウォルフ」の意味(この場合は「意義」というべきかな?)。
この二つは読みとるのにずいぶんと時間がかかりました。
もうちょっと書き込みが欲しかったです。
さらに、お恥ずかしい話ですが、
「過去の罪業と向き合うことが花屋のタブー」であることの意味が未だに分かりません(汗)

よろしければ、教えてください。



▲[ 139 ] / 返信無し
NO.142  了解しました
□投稿者/ D・W・W
□投稿日/ 2002/12/08(Sun) 19:06:35
作品中で、読みとり得ない部分を作ってしまうのは作者の力量不足です。今回は特に話を抽象的に作りすぎて、細かい部分をおざなりにした傾向が強かったので、それは最大の反省となっております。お許しください。
本題に移りましょう。花屋のタブーの話ですね。
作中で触れてもいますが、この世界では、過去は都合良く搾取する物です。触れてはならない物です。何故か。
普通に地面から植物も生えず、ほとんど生物もいない程世界を無茶苦茶にしたのは、他ならぬ人類だから。そして、花屋はその過去に、もろに触れる環境の中にいるから。
人類は、現在ですら、自分に都合の悪い過去は、国家や社会のレベルで封殺する傾向があります。ましてや、罪業に薄々気づいている場合はなおさらです。
で、花屋のタブーのような不文律が、いつの間にか出来上がってしまうわけですね。そして一旦社会でタブー化すると、それを直視できるまで短くとも数世代を必要とします。たとえ、本人がその意味を知らなかったとしても。
私はそう考えて、その部分を書き上げました。これは勿論簡略化した説明ですが、大筋はだいたいこうです。で、伏線も張りはしましたが、わかりにくかったですね。つとに反省しております。

あ、それと。
理由は多々ありますが、作品にどうしても分からない点がある場合は、メールを送ってくださると嬉しいです。



▲[ 71 ] / 返信無し
NO.152  Re[1]: 「記憶の花」に関する感想及び批評
□投稿者/ えも
□投稿日/ 2002/12/21(Sat) 14:14:33
□URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/7142/
遅くなりましたが、私も読ませていただきました。

シレーネの生みの親でもあるDWWさんはどんなお話を書くのだろうと楽しみにしていましたが、読み始めると、DWWさんの世界にすんなりと入れて、ラストには思わず涙してしまいました。

このシレーネは私にとって忘れられない人となりそうです。
それくらい、私に訴えかけるものがありました。
シレーネの生き方にはいろいろな事を考えさせられましたし…
こういう登場人物の言葉というのは、いつまでも忘れられないんですよね。

それはDWWさんの中にあるあたたかさにきっと由来しているのでしょうね。

執筆おつかれさまでしたです。ホントに素敵な作品でした。


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