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● ぴーしゅけ殿著「:【幸福画廊】第4話「真実の横顔」」の感想 /D・W・W (03/07/03(Thu) 22:01) [211]
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............● Re[2]: ぴーしゅけ殿著「:【幸福画廊】第4話「真実の横顔」」の感想 /オカザキレオ (03/07/05(Sat) 18:34) [221]
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......● ぴーしゅけ殿著「:【幸福画廊】第4話「真実の横顔」」の感想 /並木 (03/07/05(Sat) 19:44) [225]
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......● ぴーしゅけ殿著「:【幸福画廊】第4話「真実の横顔」」の感想 /荻窪の宮 (03/07/10(Thu) 17:18) [239]
............● 宮様へのレスというより、裏話だわ・・ごめんねぇ (^^; /ぴーしゅけ (03/07/27(Sun) 05:25) [272]
......● Re[1]: ぴーしゅけ殿著「:【幸福画廊】第4話「真実の横顔」」の感想 /みゅう (03/07/24(Thu) 00:53) [262]
............● Re[2]: ぴーしゅけ殿著「:【幸福画廊】第4話「真実の横顔」」の感想 /ぴーしゅけ (03/07/27(Sun) 05:47) [273]
..................● Re[3]: ぴーしゅけ殿著「:【幸福画廊】第4話「真実の横顔」」の感想 /えも (03/08/07(Thu) 17:27) [280]


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NO.211  ぴーしゅけ殿著「:【幸福画廊】第4話「真実の横顔」」の感想
□投稿者/ D・W・W
□投稿日/ 2003/07/03(Thu) 22:01:00
 ぴーしゅけ殿、御苦労様でござった。早速読ませて頂いたので、感想を書かせて頂くでござる。

 今回のテーマとなった真偽について、非常に見事に表現した作品かと思います。何もかも計算ずくでの行動には流石に驚きましたが、納得のいく嘘をああいう形で示すのは、むしろ計算づくめの数学的な冷たさよりも、緩やかな暖かさを感じます。
 他のシリーズにも一応目は通しましたが、そちらを読まなくても途中途中に様々な小道具をちりばめているため、特に違和感はありません。独立した短編として申し分のないできばえだと考えられます。
 個人的に気に入ったのは焼けただれた女神像のエピソードでしょうか。このシーンは印象的で、とても良く心に残りました。

 続いて、残念な点に移ります。この作品は全体的に細かいミスが少なく、目に付く欠点がありません。文章もよく考えられているし、伏線の張り方もみごとです。しかし、作品の起伏が緩やかすぎて、其処が少し残念な気がします。作品のマクロレベルでの話なのですが、何かプラス面でもマイナス面でも強烈な要素を入れると更にすばらしさが増した様な気がします。あくまで私感ですが。
 感想は大体以上です。総合的に見て、相当にハイレベルな作品だと思います。今後も更に熟練の文章に磨きをかけ続けてください。



▲[ 211 ] / ▼[ 221 ]
NO.219  Re[1]: ぴーしゅけ殿著「:【幸福画廊】第4話「真実の横顔」」の感想
□投稿者/ ぴーしゅけ
□投稿日/ 2003/07/04(Fri) 13:31:01
□URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html
早速感想を頂きまして、どうもありがとうございます。
画廊シリーズは、例え前の話を知らなくても、ある程度楽しんで頂けるよう
、その点にかなり気を遣って書いております(つもり)ので、「独立して読める」と言って頂けると、心底ほっと致します(笑)。

女神像のエピソードに関しては、作品タイトルとの「こじつけ」的感覚で、急遽付け足しましたので、印象に残った、と言われると、何やら微妙な感じです(笑)。書いてる側と読み手の感じ方はやはりかなりに異なるのですね。非常に勉強になりますです。

起伏に欠けるのは、場面転換の少なさや、登場人物の動きが、異常に少ないからでしょうねぇ。私としても大きな過大でありますが、何せ、画廊の住人はどいつもこいつも腰が重くて・・(苦笑)。もう少し、話全体に動きや起伏がつくように、ドラマ設定を練りたいものです。ありがとうございました。



▲[ 219 ] / ▼[ 270 ]
NO.221  Re[2]: ぴーしゅけ殿著「:【幸福画廊】第4話「真実の横顔」」の感想
□投稿者/ オカザキレオ
□投稿日/ 2003/07/05(Sat) 18:34:47
□URL/ http://www.geocities.jp/reo_ojp/
小鳥ちゃんが可愛いすぎます。
すでに完成された幸福画廊の世界をさらに完成されていて文句のつけどころは無いです。
あえてあるとすれば、タグラス刑事と老人のエピソードは
見つけ出すための手段として終わっているのが残念。
それと現在と過去の行き来が激しくて、僕は読んでいて
あれ?
と思った事が有りましたが。
執事サマにSサマに
僕はメロメロですね。
回を重ねる毎に白野様、表情と感情が豊に感じれます。
なんて愛くるしい作品だ、と思うわけで。
企画としてじゃなくて、
「幸福画廊」としてシリーズ次回作を楽しみにしております。



▲[ 221 ] / 返信無し
NO.270  Re[3]: ぴーしゅけ殿著「:【幸福画廊】第4話「真実の横顔」」の感想
□投稿者/ ぴーしゅけ
□投稿日/ 2003/07/27(Sun) 04:22:15
□URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html
感想、ありがとうございます。

> あえてあるとすれば、タグラス刑事と老人のエピソードは
> 見つけ出すための手段として終わっているのが残念。
コレは「シリーズ上の伏線」ってコトで、今回は敢えて手を付けませんでした。画廊シリーズは独立して読めるオムニバスを意識して書いておりますが、ちょこっとはそーゆー系の伏線も入れてみたくなりまして(苦笑)。大変に申し訳ない。

> それと現在と過去の行き来が激しくて、僕は読んでいて
> あれ?
> と思った事が有りましたが。
コレは私の書くもの全般に言えるコトですよね。自分本位に考えて「私の文の特徴だ!」とか言いたいところですが、読者に通じないようでは意味がない。もっと精進努力したいです。
と、言ってはみたものの・・。自分では分かって書いてる訳だから、こーゆーのを精進するのは難しいですよね。寺の皆さんが頼りです。よろしくご指導願います。



▲[ 211 ] / ▼[ 271 ]
NO.225  ぴーしゅけ殿著「:【幸福画廊】第4話「真実の横顔」」の感想
□投稿者/ 並木
□投稿日/ 2003/07/05(Sat) 19:44:17
こんばんは。
【幸福画廊】第4話「真実の横顔」の感想を書かせていただきます。

 全体的に、文章に安定感があり、安心して読むことができました。
 物語の引きも良く、一気に読ませていただきました。
 キャラクターの性格にも統一感があり、読みやすい仕上がりになっていると感じました。

 人称文が、場面場面によって移り変わる手法にあまり慣れていなかったので、少々戸惑いました。
 全体的に起伏がなく、『温度の低い』印象が残りました。
 フリガナと本文がいっしょくたに表示されていたので、その都度引っ掛かって、その部分は読み辛かったです。

 善い意味でも、悪い意味でも『安定している』というのが、ぴーしゅけ様のカラーになっていると思います。この個性がどちらに向いていくのか、今後にも期待しております。
 では、失礼いたしました。



▲[ 225 ] / 返信無し
NO.271  Re[2]: ぴーしゅけ殿著「:【幸福画廊】第4話「真実の横顔」」の感想
□投稿者/ ぴーしゅけ
□投稿日/ 2003/07/27(Sun) 04:33:42
□URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html
感想、ありがとうございます。

>  人称文が、場面場面によって移り変わる手法にあまり慣れていなかったので、少々戸惑いました。

私も画廊シリーズで初めて試している手法です。画廊は「漫画の台本」というのを、いつもイメージして書いているので、こういうコトになってます。読者を戸惑わせてしまうのは、偏に私の筆力不足の所為ですね。努力したいと思います。

>  フリガナ
これは、この方が読みやすいとおっしゃる方もいらっしゃるので、止めないと思います。並木さん、ごめんなさい。

>  善い意味でも、悪い意味でも『安定している』というのが、ぴーしゅけ様のカラーになっていると思います。この個性がどちらに向いていくのか、今後にも期待しております。
「良い意味」と「悪い意味」の詳細が知りたいような怖いような(笑)。今後にご期待くださって感謝です。まずは遅筆をどーにかすることでしょうかね? 頑張りマスです。



▲[ 211 ] / ▼[ 272 ]
NO.239  ぴーしゅけ殿著「:【幸福画廊】第4話「真実の横顔」」の感想
□投稿者/ 荻窪の宮
□投稿日/ 2003/07/10(Thu) 17:18:11
□URL/ http://ws.31rsm.ne.jp/~tatsu/
導入から凄く面白くて、一気に引き込まれて読んでしまいました。
さすが、という感じです。
チャットでも少し話しましたが、
小説を両面印刷して読んだのですが、そのページの順番が少々混乱しても、
ストーリー・文章が丁寧に書かれていて、ベースがしっかりしているせいか、
途中まで混乱していることに気付かずに読めるという、
ある意味で平伏もののスゴイ作品でした。

内容的な起伏がゆるやかで、それが欠点にもなりうるとしても、
私はそれがこの作品の良さなのかな、と思いました。
登場人物も少なく、ストーリーの場所も一定区域だとしたら、
内容にどこで極端な変化をつけるのかが難しいのですが、、、
よく考えると、三谷幸喜さんの「HR」や「やっぱり猫が好き」、
アメリカのシチュエーションコメディ、舞台転換の少ない演劇など、
一定場所において少ない登場人物によって織りなされる作品の、
起承転結(あるいは序破急)のくっきりとした上手く作られた内容を考えると、
何らかヒントを得られるような気がしました。とても勉強になりました!

あと、語りの視点が時々変化するのが、とっても良かったです。
効果的に用いられていて、心情がよく表現されていたと思います。
会話途中に挿入される雨の描写も素敵です。
エンドレスに降り続く雨、それがラストに冴えるように細い月へと移る。
美しい夜の風情を感じて、とても幸せな気分になりました。

私が気になったのは、小鳥さんの乱暴な口調です。
恐らくそれがキャラクターの一番の個性なのでしょうが、
それがどうしても馴染めません。読者の好み、なのでしょうね。
全体につつと流れる重々しく荘厳ちっくな筆致が、白野さまとはピッタリ一致するのに、
お転婆娘の小鳥さんの台詞や心理描写、ダグラス刑事との軽快なやり取りには、
どうしても大きな違和感とギャップを感じてしまいました。
もちろんそれを、「キャラクターの個性だから!」と頭では納得しても、
心情的にしっくり来ない、この悶々とした読者の心。
どうすればいいのでしょう・・・
単なるキャラクターへの感情移入の賜物なのでしょうかしら。うーん。

とにかく、とても素晴らしい作品を書かれたことを感謝いたします。



▲[ 239 ] / 返信無し
NO.272  宮様へのレスというより、裏話だわ・・ごめんねぇ (^^;
□投稿者/ ぴーしゅけ
□投稿日/ 2003/07/27(Sun) 05:25:40
□URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html
感想、ありがとうございます。
宮様もHR観てましたか。あれ、面白かったよね(笑)。

他の皆さんとはちょっと違うご意見を頂きまして、とても興味深かったです。
何というか、寺メンバーさん以外の方でもこの作品に感想を多少頂いたのですが、それらへ私が感じたことは「読者さんそれぞれで、良いと感じるところ、悪いと感じるところ、面白いと思うところ、そうでないところがかなりバラバラなんだなぁ〜」でありました。
文章の意味が分かりにくい・・というのは、読者の好みに関わらず、完全に筆者の責任ですが、それ以外が読者の好み・相性だとすると・・・困りますねぇ。私たちのようなシロウト作家はイッタイどうしたらエエのでしょう?(苦笑)
他のメンバーさんも、多分そんなことをお考えじゃあないだろーかと思いますが、結局、自分の思うままに書くしかなさそうな気もします。
モチロン、頂いたご意見をないがしろにする気はありませんが、頂いた感想で自分が納得出来ないものには沿えない・・・。そうしかならないと思いませんか? 他の皆様はどうなんでしょう? ゼヒ、ご意見が欲しいところです。

さて。
宮様がおっしゃっている小鳥ちゃんの言動は、画廊シリーズに似合いませんよね。私も実際問題そう思います(笑)。どうもココで私の意図を書くと裏話的で良くないな〜。本来なら作品の中で意図は表すべきだけどな〜。なぞと思うのですが、作品中で表せるだけの力量がナイので、書いちゃいます。

小鳥ちゃんの言動はいかにも「非現実的な」基本設定の幸福画廊を少しばかり「現実的にする為」にあーゆー口調(キャラクター)にしています。
ぶっちゃけてしまうと、白野と朱里は失敗とか粗忽とか、しそうにないキャラで、ソコが味でもあるんでしょうが、エピソードを作る側としては作者泣かせな奴らです。失敗、おちゃらけ、喜怒哀楽。そーゆーの、やっぱり欲しいじゃないですか? 書く側としてはその方が話が広がりやすい(今回のストーリーも小鳥ナシでは全く展開が変わっていたでしょうし、朱里の画策もなかった筈。とゆーか、朱里が依頼人を追い返して終わりですな。話にならんです(笑))。

そーゆー作者の都合でもって小鳥は第3話から仲間入りしました。今回から入ったダグラスは、小鳥だけだと話の中でキャラが浮くのでダメ押し追加。今後のシリーズ展開に便利だと思われる情報屋等の意味も含めて刑事さんです。セント伯爵はダグラスがより画廊に近づくきっかけを与えるために付け足しましたが、なんやイイ味のジジイになってくれそうです。出来ればあと2名ほどサブ・キャラを出したいものですが、さて、どうなりますか?


だらだらと長くなってしまいましたが、まあそういう存在意義を与えられてるのが小鳥ちゃんです。お許しアレ。
こーゆー裏話もプロならやらないですよね。まあ、プロじゃねーし、私個人は人の作品の成り立ちを聞くのが大好きなので(勉強になると思う)書いちゃいました。お許しアレ。




▲[ 211 ] / ▼[ 273 ]
NO.262  Re[1]: ぴーしゅけ殿著「:【幸福画廊】第4話「真実の横顔」」の感想
□投稿者/ みゅう
□投稿日/ 2003/07/24(Thu) 00:53:16
□URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html
感想がすっかり遅くなってすみませんm(__)m

久しぶりの「幸福画廊」、嬉しかったですねーー。
白野さまも朱里さんもお元気そうでなによりです(笑)
前回お仲間に加わった小鳥ちゃんもすっかり幸福画廊になじまれたようで……。
ナタリーさんの気持ちも、うん、よくわかるよーー。
って、私、このシリーズ好きだからなーー。感想っていうよりファンレターになっちゃうな(^^;;)
あら探しをしようにも、読んでて引っかかったところもないし……。いや、見逃してる可能性もアリかも(苦笑)

えーと、マジメに感想書こうっと。
「真偽」というお題をきっちりしっかり「主題」としてストーリーを構築してあるのには本当に感服します。
「真実」ということに対して、日頃私がなにげなく感じていることをキチンと言葉にして頂いたようで、感極まった部分もあります。
……やっぱり、ぴーしゅけさん、上手いよなぁ。。



▲[ 262 ] / ▼[ 280 ]
NO.273  Re[2]: ぴーしゅけ殿著「:【幸福画廊】第4話「真実の横顔」」の感想
□投稿者/ ぴーしゅけ
□投稿日/ 2003/07/27(Sun) 05:47:54
□URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html
感想、ありがとうございます。

> 感想っていうよりファンレターになっちゃうな(^^;;)
コレって、スゲェ嬉しいコロシ文句ですよ。みゅうさんには朱里から紅いバラの花束でも贈呈させます。いや、ハンドメイドの茶菓子がイイか?(笑)。アンガトー。

今回のお題の「真偽」。私が書いた真偽の内容は、以前にみゅうさんとチャットでお話したコトがヒントになってますです。「真実は一つじゃない、事実が一つなんだ。コナン少年は間違ってる」とお子さんに教えられているという みゅうさん。ステキなお母さんだよー。みゅうさんのウチの子に生まれたかったわい。そんでもって、みゅうさんの後押しでレオさんと結婚だ〜〜〜(爆)。

えーと、マジメにレス書こうっと。
毎度、みゅうさんには煮詰まった時の相談にのって頂いて、マコトに感謝に堪えません。最近、切に思うのですが、完成した後の感想も有り難いものですが、書いてる途中で貰える意見って、ホントにホントに有り難いんですよねぇ。
大体、プロの作家にだって、そーゆー意味での編集者って付いてるじゃない?プロってそーゆーの羨ましいっす(苦笑)。

今後もどうか、私のようなヘッポコをお見捨てにならず、ずっと相談にのってやって下さいませ。みゅうさんの作品の相談にもモチロンのらせて頂きます!(こっち方面でもヘッポコですが)どぞ、よろしゅう <(_ _)>。



▲[ 273 ] / 返信無し
NO.280  Re[3]: ぴーしゅけ殿著「:【幸福画廊】第4話「真実の横顔」」の感想
□投稿者/ えも
□投稿日/ 2003/08/07(Thu) 17:27:21
□URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/7142/
感想が遅くなってしまいました。すみませんです<(_ _)>

幸福画廊、読ませていただきました。いつも思うのですが、幸福画廊のイメージってぴーしゅけさんそのものですよね。
このシリーズの一つの大きな柱である「幸せな絵」というのを、毎回こんなに素敵に、こんなに効果的に表現していらして、本当にすごいなって思います。
ロケットの中に絵を入れるなんて、ロマンチックだし、すごく詩的ですよね。
で、そこで終わってなくて、そこから続く切ないエピソードが胸にしみました。ラストの終わり方も、わたしは全然予測できなくて、最後、終わらせられるのかなぁってどきどきしながら読んでしまいました(笑)こういう、先をどんどん読みたくなるのって、お話の醍醐味ですよね。

今回初登場したダグラス刑事がわたしはとても好きになりました。
小鳥ちゃんとの掛け合いが読んでいてとても面白くて…。
ぴーしゅけさんの裏話にもありましたが、小鳥ちゃんが現実的にもっていく位置にいるというの、すごく頷けました。

ある意味、白野くんと朱里さんは、幻想的な世界に住んでいる人のようで、(それがこのお話の世界観を作り出していると思います)どこか現実から離れた雰囲気をわたしも感じていました。だからこそ、このシリーズを読んで言葉にならない爽やかな幸福感を味わえるのだと思っています。
そこに、小鳥ちゃんという(わたしから見ると)等身大の女の子が登場する事によって、このお話の出来事が現実的な世界とリンクして、幻想の世界のお話ではなく、共感して想像することのできる世界になっているところが、わたしは好きです。


文章を読む時、そうやって「こういうものが好き」とか、そういう好みの問題は、当たり前ですけれどひとによって違うものですよね。そこに文章の奥深さがあるとも思うのですが、できることなら一人でも多くの人に共感してもらいたいし…難しいものですね。

わたしはそこまでいつも考えないので(反省)、うまく言えないのですが、こうやって読者の声や考えなんかを聞きつつ、自分の小説のスタイルや主張なんかを確立していくことでいいと思いますけれど…ね。

自分が小説を読んでいて、共感したり、好きだなって思う事もあれば、そんなこと考えもつかなかったとか、ちょっと苦手だなって思う事、ありますね。

けれど、小説は自分が普通に生きてゆくだけでは、体験したり感じる事の出来ないことを知ることができる、とても素晴らしいものだと思います。そんな中で世界を広げる事ができたら、とわたしは小説を読みます。
ひとりよがりになりすぎてしまうのはよくないかもしれませんが、ひとそれぞれの世界があるのは、それでいい事だとわたしは思います。

文章力がないので、上手に言えなくてすみません。。。
今回も幸福画廊でわたしの世界もひとつひろがりました(^_^)
執筆お疲れ様でした。


掲示板管理者:書き込み寺(宇苅つい)

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