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● 第10回高みへ!さらに高みへ!!〜D・W・W様著「心の木」の感想 /ゆめなまこ (04/10/26(Tue) 20:53) [510]
......● Re[1]: 第10回高みへ!さらに高みへ!!〜D・W・W様著「心の木」の感想 /深那 優 (05/02/14(Mon) 21:38) [586]
......● Re[1]: 第10回高みへ!さらに高みへ!!〜D・W・W様著「心の木」の感想 /ぴーしゅけ (04/11/27(Sat) 13:42) [532]
............● Re[2]: 第10回高みへ!さらに高みへ!!〜D・W・W様著「心の木」の感想 /みゅう (04/12/04(Sat) 00:14) [539]
..................● すみません (_ _) /ぴーしゅけ (04/12/07(Tue) 15:16) [547]


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NO.510  第10回高みへ!さらに高みへ!!〜D・W・W様著「心の木」の感想
□投稿者/ ゆめなまこ
□投稿日/ 2004/10/26(Tue) 20:53:52
□URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/6219/
なぜ山に登るのか?
そこに山が有るからだ

有名な言葉ですなぁ、でもこれ間違って訳されてたってごぞんじでっか?
この言葉は今からちょうど80年前、イギリスの登山家、ジョージ・マロリーが当時未踏峰だった
エベレスト挑戦する前、記者会見のときに言った物で、ほんとうは「それがエベレストだからだ!」
と言ったそうなんです。つまり、未踏峰それも世界最高峰でないと意味が無いってことですわなぁ

前置きが長くなりましたが、Dはんの今作を読んで真っ先に思ったことがこれでした。
集団の中では取るに足りない人間が、ただひたすらだれも成し得なかった目標にむかって突き進む
そしてその過程で洗練され美しく昇華してゆく・・・
まさに挑戦することの意味のすべてを語ってはる、そう挑戦することとは誰のためでもない、自分の
ためなんですわ!

それに今回も舌を巻かせて頂いたのは、ストーリーの構成力と描写の緻密さ、まったくDさまの
イマジネーションの凄さは毎度毎度感服いたします。
最後の最後での大どんでん返しもあっと驚かされましたしね、いやぁ〜今回のは参りましたわ!

で、ここまで言うておいてなんですけど、すこし気になった点、
途中で挿入される、世界の成り立ちを暗示させる場面、あれが後半に生きてなかったのはすこし
残念、ま、わざとSF的要素をぼかしはったかもしれませんが・・・
あと、主人公が疲れる様子も、わて的には見たかった気もします
疲労が人の心に及ぼす影響はマイナス面もプラス面もありますから・・・

ま、そんなことはどうでエエと思えるほど、凄い作品でした。
ええものを読ませてもらいました!おおきに!!

それにしても、また山に登りたなって来たなぁ〜



▲[ 510 ] / 返信無し
NO.586  Re[1]: 第10回高みへ!さらに高みへ!!〜D・W・W様著「心の木」の感想
□投稿者/ 深那 優
□投稿日/ 2005/02/14(Mon) 21:38:06
□URL/ http://www.51038.com/users/tu/
 本作はファンタジー小説である。それは、間違い無い。
 その世界と、登場する全てのものが空想の産物。
 そう、ファンタジー小説なのである。
 だが――――ふと、思ったのだ。

 ユグドラジル、ニーズヘッグ、フレースベルグ、そしてこの世界。
 これらは確かに空想のものだが、果たして幻想のものなのだろうか……と。

 洋樹は確かにそこに居て、空想の世界で過ごしている。
 けれど、やけにリアルに思えるのだ。
 ――洋樹という人物の存在が。
 洋樹の、家族に対する意識も、自分自身の心情も。

 ひょっとしたら、これは洋樹の、洋樹による、洋樹のための物語なのではないだろうか。
 洋樹の心の中で出来上がった、ユグドラジルという巨木。
 そこに住むニーズヘッグやフレースベルグは洋樹の友達。
 自分の目標を目指して話は進み、目標を達成しても、終わらない。
 洋樹の中に「心の木」は在り、洋樹は更に高みを目指す。

 「心の木」の先には、洋樹が目指している「夢」への入り口が――。


 ――な〜んてことを、読み終えたときに思いました(笑)
 ものすごく屈折した捉え方になってしまったかもしれませんが、そこは平にご容赦を。
 兎に角、すんなりと、そしてとても楽しく読ませていただきました!



▲[ 510 ] / ▼[ 539 ]
NO.532  Re[1]: 第10回高みへ!さらに高みへ!!〜D・W・W様著「心の木」の感想
□投稿者/ ぴーしゅけ
□投稿日/ 2004/11/27(Sat) 13:42:55
□URL/ http://homepage3.nifty.com/jotei2/index.html
北欧神話の言葉が沢山出てくるので、ニーベルングの指輪が樹の樹上にあったりして・・なぞと予想しながら読ませて頂いたのですが・・・ガーン、外れた!残念!(笑)
テーマの1つだけずばぬけた才能が「木登り」と言うのは、面白いなぁと思いました。私は自分の脳内で「1つだけずばぬけた才能」=「特殊能力」=「人間じゃない」みたいな先入観に捕らえられてしまい、このテーマを放棄してしまったので、ああ、もっと柔軟な脳みそが話作りには不可欠なんだなーと反省させられました。

主人公の少女(ラスト付近まで少年と信じて疑いませんでしたが)が、高みを目指すストーリー。ゆめさんの感想にもありますが、「そこに山があるから」と言った登山家の言葉を彷彿とさせます。とても壮大な世界樹の表現もお見事でした。

少し気になった点。序章部分で、
>少年は緑の絨毯の上で見た
というように、「少年」であることが、地の文にて明記されてしまっています。後々の、実は「少女」だったという展開を思えば、この部分は、
〜緑の絨毯の上に人影がある。短い髪、細くしなやかな体つきから、それは少年のように見えた〜
的に、幾らかぼかした方が良いのではないでしょうか? どうでしょう?



▲[ 532 ] / ▼[ 547 ]
NO.539  Re[2]: 第10回高みへ!さらに高みへ!!〜D・W・W様著「心の木」の感想
□投稿者/ みゅう
□投稿日/ 2004/12/04(Sat) 00:14:35
□URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html
Dさん「心の木」を読ませていただきました。
いやぁ、面白かったです。
こーゆー話し、そして、こーゆー終わり方、好きです♪
いつもDさんのお話はその世界の作り方に瞠目させられます。
細かいところまで良く練りこんであるのが伝わってきますものねぇ。

ところで、「序」の少年はラストに出てくるペテン師のことですよね?



▲[ 539 ] / 返信無し
NO.547  すみません (_ _)
□投稿者/ ぴーしゅけ
□投稿日/ 2004/12/07(Tue) 15:16:23
□URL/ http://homepage3.nifty.com/jotei2/index.html
おっと、また勇み足か(って言うか、読み違えですね)。すみません。
みゅうさんの感想を読んでから、もう一度拝読しましたら、確かに
「序」の少年はラストに出てくるペテン師のことでした。
激しく読み違えてしまいまして、申し訳ありませんでした。 <(_ _)>

NO.532の 少し気になった点 以降は、どうぞ読み飛ばして下さいまし。


掲示板管理者:書き込み寺(宇苅つい)

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