企画へのデビュー作と言うことで、楽しみにしておりました。どうも出品有り難うございます。 えー、漫画の「ギャラリーフェイク」の一作を思い出しました。ちょっとタイトルは思い出せませんが、蝶と女を掛けた妖しさが雰囲気あります。 男を「木」になぞらえた辺り、後書きにもある通り、一ひねり効いてますね。こーゆー作品は個人的に大好きなので、どんどん書いて下さいませ。 とても読みやすい文体と、トレンディドラマっぽい雰囲気が、どんどん先へ読み進ませます。深那さんの文章はお洒落な印象ですね。
えーっと、唯一気になった点。冒頭二行目と、その少し下。 >やけに殺伐とした光景に見えていた。 >この殺伐とした空間も、日中であるにも・・ という部分ですが、店内説明を見ると、
> 十数卓あるテーブルのほとんどが利用客を待っている状態で、 > すでに客を獲得しているテーブルといえば、今私がいる窓際のテーブルと、 > 温厚そうな老夫婦のいるテーブルくらいだ。 で、「殺伐」という言葉はイメージできません。 「閑散」か、せめて「殺風景」という感じなのですが、如何でしょう? 「殺伐」だと、もっと荒っぽい殺気だった印象なのですが。うーん、感じ方の違いかな。
執筆お疲れ様でした。
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