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● 第十三回企画作品、D・W・W著喰人鬼の感想 /D・W・W (06/09/20(Wed) 20:18) [782]
......● Re[1]: 第十三回企画作品、D・W・W著喰人鬼の感想 /オカザキレオ (06/12/02(Sat) 21:30) [837]
......● Re[1]: 第十三回企画作品、D・W・W著喰人鬼の感想 /蝸牛 (06/11/20(Mon) 11:31) [826]
......● Re[1]: 第十三回企画作品、D・W・W著喰人鬼の感想 /みゅう (06/11/11(Sat) 18:18) [808]
......● Re[1]: 第十三回企画作品、D・W・W著喰人鬼の感想 /桂月 椋 (06/11/10(Fri) 06:11) [801]
......● Re[1]: 第十三回企画作品、D・W・W著喰人鬼の感想 /ぴーしゅけ (06/11/05(Sun) 19:48) [795]
......● 第十三回企画作品、D・W・Wはん著喰人鬼の感想 /ゆめなまこ (06/11/01(Wed) 22:58) [789]
......● 第十三回企画作品、D・W・Wさん著『喰人鬼』の感想 /月島瑠奈 (06/11/01(Wed) 21:24) [788]
......● (削除) / (06/10/13(Fri) 15:22) [784]


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NO.782  第十三回企画作品、D・W・W著喰人鬼の感想
□投稿者/ D・W・W
□投稿日/ 2006/09/20(Wed) 20:18:02
D・W・Wでござる。感想は此方にお願いいたしますぞ。



▲[ 782 ] / 返信無し
NO.837  Re[1]: 第十三回企画作品、D・W・W著喰人鬼の感想
□投稿者/ オカザキレオ
□投稿日/ 2006/12/02(Sat) 21:30:32
□URL/ http://www.geocities.jp/reo_ojp/

ということで今回からはしっかりと感想を書かせていただきます。
人様の小説というのは、本当にリフレッシュさせてもらえます。
遅くなりましたが、今回のDさんの企画から。

たくさんの人が語ってますし、僕は残虐的な描写を敬遠してしまいがちという事を考慮した上で、
稚拙な感想として、お受け止めください。

僕、ホラーは好きなんです。残虐な描写は嫌いなのに。
スティーブン・キングとか大好きです。
で、そういう王道ホラーを愛していた人間としては、少し恐怖というよりは恐慌を見た、そんな感じがします。

つい様もかかれてますが「イヤなイヤなイヤなヤツ」についての強烈な台詞、これは痺れました。
最近のDさんは残酷描写が苦手な僕でも(こらへん少し矛盾してますが)
読める読後感があります。
だから、と言うか。
最初のどん底と読後感のギャップ。
まぁ、あくまで僕の一個人の意見なのですが、
Dさんが「どんぞこさ」を書くたびに
僕は非現実を見てしまうわけです。
逆に、後半の下りに、ある意味ではDさんの言葉を借りてしまえば゜「暗黒」に落ちたその中に希望すら感じるんですね。

前半が悪いとかそういう訳ではなくて、Dさんが饒舌にその「どんぞこさ」を書くことによって、どうも非現実な不幸の境遇のファンタジーを読んでいるような錯覚にも陥ったわけ。
でも、後半で、ある意味では自分の業も背負う覚悟を持つという潔さが、
その彼女の背負ってきたものを、じわりと滲ませていた、と思います。
という意味では、圧倒的な文章量の中で、確実に表現力というものを上げているんだな、と畏怖する次第です。

何はともあれ、楽しませて頂きました。
お疲れ様でした。



▲[ 782 ] / 返信無し
NO.826  Re[1]: 第十三回企画作品、D・W・W著喰人鬼の感想
□投稿者/ 蝸牛
□投稿日/ 2006/11/20(Mon) 11:31:35
なかなか感想書けなくて申し訳ないです。

えと、基本的に暴力を含む残虐なものとか、ミステリー、ホラー系統は好まないせいで、
あまり読んだことがないので、系統としてのできはどうか分かりませんが・・・。

んと、読み始めてみてすぐに思ったのは、トビと望実の関係が、草虎と零香の関係とそっくりに思えました。
Dさんの作品は基本的にストーリーがしっかりしているのと、キャラクターの見えやすい一面以外の点を見せることによって、「悪=敵」という構図や「善=救い」という構図を安易に作らないことが特徴だと思っています。が、狂気の発症の仕方が、最近似通っているような気がしてきてます。
今回も、いつもと同じような狂気、と感じました。

弱かった主人公が、トビという相手を得て戦う決意をする、という構図は良いと思うのですが、
彼女が決意をして強くなる過程が急にも感じました。
殺していく過程で狂っていくというのは分かるのですが、ホームセンターの店長に抱く感情などは、
あまりにも具体的で・・・。発作的に角材で殴りたくなった、くらいの描写の方が徐々に人食いになっていくようで良かったと思います。

弓山警部補さんの存在は、救いであるだけに、遅すぎた登場で読者でありながら悔しく感じる、よい演出になっていたと思います。

白虎戦舞とリンクする作品とのことでしたので、以上、気になった点をかかせていただきました。
総合的に見て、質の高い作品であったと思います。

執筆、お疲れ様でした。



▲[ 782 ] / 返信無し
NO.808  Re[1]: 第十三回企画作品、D・W・W著喰人鬼の感想
□投稿者/ みゅう
□投稿日/ 2006/11/11(Sat) 18:18:15
いやぁ、まいったな。こりゃ。というのが第一印象でした。
正直言って、苦手な分野なんですよね、バイオレンスとかホラーとかスプラッタとかも……。
何よりこーゆー社会のダーク部分を扱った話というのは、現実にあるのは判っていても、どうもね。うん。直視できない臆病ものです。
なので感想もそのあたりご考慮の上読んでいただきたいと思います。

すごい、と思ったのは社会の恩恵を受けていたことを望実が理解していたところですね。
誰も何もしてくれなかった。誰も助けてくれなかった。
そう思っても何の不思議もないのに、というよりもむしろ、社会に対してそう思うのが当たり前のところなのに、望実に「それでも社会的に守られていたんだ」と言わせる。そこがDさんのすごいところと思います。

逆に腑に落ちないというか、必要あったのかな?と思ったのが、望実がトビを初恋の相手、とするところですね。
もう少し前に恩人ならぬ「恩鬼」って表現がありましたけど、それだけでいいのじゃないかと。
初めて自分を一人前として扱ってくれた存在として。
例えば執行猶予で大人しくしているときに、「あれが私の初恋だったのかも」なんてふんわり思い出すくらいでいいのではないかな。
もっとも、これは私の趣味ですが(笑)

苦手な分野にも関わらず、ぐいぐいと引き込まれて読みました。
この世界を作り上げる力は、毎度のことながらDさんの最たる長所だと思います。
力作執筆、お疲れさまでした。



▲[ 782 ] / 返信無し
NO.801  Re[1]: 第十三回企画作品、D・W・W著喰人鬼の感想
□投稿者/ 桂月 椋
□投稿日/ 2006/11/10(Fri) 06:11:57
□URL/ http://mkagetsu.hp.infoseek.co.jp/index.html
初めまして、桂月です。

濃厚な描写、しっかりしたプロット、ストーリーの盛り上げ方。
どの部分を取っても、素晴らしい作品だと思います。
短く簡潔な表現は、ともすれば感情的になりがちな暴力表現を淡々と書き綴ることに成功していますし、客観的な視線を読者に与えることによって、恐怖感なくストーリーに集中することができます。

面白かったです。
テーマである「嫌な嫌な嫌な奴」を単にいじめっ子に持っていかず、人間側から救いの手が望実にさし伸ばされたところで、余りの運命の皮肉さに神をうらむところなどは、秀逸でした。あのシーンは一番印象に残りました。

私が面白いと思った点は、htmlでスタイルを変えていたところ。
オンラインならではのスタイルですが、最近では見慣れた構図でもあります。
しかし、この作品ではとてもバランスが良く配置され、特に暴力シーンでの会話は、望実の本音をさらけ出す所で、成功していたと思います。いじめに追い詰められた、普通の子が叫びたかったものが、よく伝わってきました。赤文字や特大文字を使ったため、普通なら見逃されるようなセリフにも目が止まり、「異常な」おどろおどろしさ、おかしみ、哀しさをうまく表現できていたような気がします。

暴力シーン・残酷な表現も多いですが、普通にホラーを読みなれている読者なら全く問題ないでしょうし、ホラーを読まない人でも怖がりながらも読めると思います。残虐性もこの作品に必要なものだと、読者にも十分納得させることができるストーリーです。
とても良い作品を読ませていただきました。
執筆、お疲れ様でした。



▲[ 782 ] / 返信無し
NO.795  Re[1]: 第十三回企画作品、D・W・W著喰人鬼の感想
□投稿者/ ぴーしゅけ
□投稿日/ 2006/11/05(Sun) 19:48:54
□URL/ http://gogosui.flop.jp/
読ませて頂きました。
チャットで仰っていた通りのなかなかに高密度な暴力描写。「これでもか、まだまだまだぁぁぁーーー」って感じですね。Dさん、なんかあったんですカ(笑)?

「嫌な嫌な嫌な奴=神様」というのがイイですね。読んでいてニヤリと致しました。血みどろスプラッターは一応ワタクシ女性ですので、積極的に好んで読みたい系統ではありませんが、この件だけは大賛成。そうこなくっちゃ、と思いました。流石Dさん。

多少疑問を覚えたのは「隠蔽体質の学校」。
何故、隠蔽体質なんでしょう? なぜ主人公はわざわざその学校に入学したのかしらん? とんでもない不良だけど、親が金持ちで、そういう問題のある生徒を入学させることで寄付金でも目当てにしている学校、とでもいうなら分かるのですが、それだと主人公が入学できそうにないしなぁ。あ、主人公、金だけはあるんだっけ? じゃあ何故別の学校に移らない???

もしも、理由について私が読み取れていなかったのでしたら大変申し訳ありません。ついでに、Dさんが書く必要を感じないと思われた箇所であれば聞き流してやって下さいませ。私はどうも道理や理由が無性に気になる体質らしいですんで。その上、読解力に劣る奴でもあるらしいんで。
執筆お疲れ様でした。



▲[ 782 ] / 返信無し
NO.789  第十三回企画作品、D・W・Wはん著喰人鬼の感想
□投稿者/ ゆめなまこ
□投稿日/ 2006/11/01(Wed) 22:58:53
よみました「喰人鬼」
ガッツリ一気に読みました。

ウオーッ!
スゲー!!
って感じでおますなぁ〜
遠慮会釈の無い暴力至上主義
徹頭徹尾の流血原理主義
完全無欠の復讐肯定主義
やられたらやり返せ
やられる前にやれ
野生原理のスピリットが文章に行間に漲っております
フツウならこんな物語、主人公が復讐の愚に気づき
改心する。な〜んてファッキン!マザーファッカー!!
な落ちにするんやけどね
Dはんは絶対にそんな莫迦な真似はせえへん言うわけですな。

わてもDはんもどうも中途半端な平和主義と言うか
罪を平気で許す神経が大嫌いなようで
その辺のこの物語を支配するテーマに共感が極めて強く持てましたわ
いやホンマ

ちゅうことで
特濃の作品、おおきにでした。





▲[ 782 ] / 返信無し
NO.788  第十三回企画作品、D・W・Wさん著『喰人鬼』の感想
□投稿者/ 月島瑠奈
□投稿日/ 2006/11/01(Wed) 21:24:15
□URL/ http://lunatuki108.hp.infoseek.co.jp/
感想書き宣言したからには責任もってさせて頂きますよ,って事で読ませて頂きました。
まずは,もうDさん作品の感想の常套句になってしまってますが,重厚且つ良く練られた完成度の高い作品,というのは言うまでもありません。
これだけのものをいち早く,正規の締め切り(これ禁句?/笑)に提出されたのは,もう脱帽としか言えませんお見事。

「いじめ」を扱う内容のある意味王道ですが,それを王道にしないDさんのアイデアはさすが,と思いました。
虐めを社会的門題として捉えながらも,いつものDさんのテイストがちゃんと保たれている,そんな感じ。
正直内容としては,好みは解れると思いますが,1つの作品としては私はアリなんじゃないかなあと思います。

印象に強く残ったのは,トビの存在位置ですかね。
ただ欲望のままに人間を喰らうクリーチャーではなく,様々な視野から物事を冷静に判断している。
望美の事を止めている部分とか見ていて,もしかしたら彼(?)も彼女と同じ立場の存在じゃなかったのかなあとか,勝手な想像が膨らみました。
3人組みたいな人間達を憎んでいるからこそ,望美に手を貸したのだろうし。
また,どこかで自分のような存在になって欲しくないから人間として全うに生きる道を選ぶように,2人目で留まるように言ったのかなあとか。
で,まあ結果としては望美は止めてくれた事に対して人間として罪を償った後に,初恋の相手と同じ人外の存在として生きる道を選んだのかなあとか。
うーん,ここまで行くと想像というよりはもう妄想ですね(汗)
すみません,不快だったら遠慮なくスルーして下さい(滝汗)

で,提出時に暴力表現等を危惧されていましたが,これは思ったほど問題はないと思いました。
魂を頂く場面はちょっと生生しかったですが(正直この辺りは読むスピードが早めでしたが…基本的にホラーは実は苦手/汗
既存のライノベとかでも過剰なまでに血なまぐさい文章だったりしますし。
後は凄惨なはずの光景と,「もふもふ」食べているその表現が何ともミスマッチで緩和されているような気もしました。
まあ,これも個人的観点による深読みに過ぎないとは解っておりますが(汗)

はっきり「嫌な嫌な嫌な奴」と文章化されているのは神様だけですが,3人組や,閉鎖的な環境とか色んなものを含めて物凄い今回のテーマとマッチしている話だと思いました。

長々としている割に,自分勝手な想像ばっかりの感想で申し訳ないです(汗)
これからも,Dさんテイストの緻密ながら無限の可能性を秘めた作品を期待しております。

ではでは。拙いながら,月島の感想でした〜。



▲[ 782 ] / 返信無し
NO.784  (削除)
□投稿者/
□投稿日/ 2006/10/13(Fri) 15:22:58
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