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20/ 『静かの海』『海に流したコークボトル』(オカザキレオ様、著)への感想
・投稿者/ 平代山 登
・投稿日/ 2002/08/03(Sat) 09:24:04

    (分けた方が良かったかなぁ?)

    >『静かの海』
    やはり詩という形式で書ける人は語彙が豊富で、
    しかもバランス感覚良いなぁ……。
    ……ってのが最初の感想。
    ぴーしゅけ様が文章力を武器にしてるとするなら、
    表現力を武器にしてるのがレオ様。
    個人的には、今回のこの作品、
    人魚の描写間違えるとエラいことなっちゃう、って難しいモノだと思うんですが。
    人魚に対する描写をほとんど加えてない。
    代わりに水音や笑い声なんかで、あれだけ透明感のある人魚を描けるってのは、
    詩人ならではだなぁ、と思いましたです。
    (詩人……この評価、レオ様には多分、かなり不満だろうけど)

    >海に流したコークボトル
    ぃ、ぃかん……。
    どうしても、コーラの「ペットボトル」なイメージが……。
    ってぐらい詩心の無い平代山でありますので、詩の感想ってのは苦手。
    ただ、水圧で潰す、って部分がすごく気に入りました。
    ボトルに入れたもの、として鬱々とした言葉を並べておいて、
    それを全部「べこっ!」て押し潰してしまう爽快感!
    レオ様の意図とは離れてるんでしょうが、それがエラく気持ち良かったです。



24/ Re[1]: 『静かの海』『海に流したコークボトル』(オカザキレオ様、著)への感想
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2002/08/03(Sat) 12:17:31
・URL/ http://page.freett.com/okazakinet/

    まず詩人という表現を頂き光栄ですが、僕の文章力は詩人と言われるまでには達していません。詩人と言うのは、例えば平代山様のお友達の「回帰月」のRucaサマや書き込み寺加盟サイト「晴れ時々蝸牛」の蝸牛さんのことを指すと僕は思います。
    ゆえに詩にも小説にもなってない僕は勉強の余地が多いにあります。

    >静かの海
    >人魚の描写間違えるとエラいことなっちゃう、って難しいモノだと思うんです
    >が。
    >人魚に対する描写をほとんど加えてない。
    あまり意識してないです。なんか、すんなりと書けました。だってこれ、実は本当は40枚以上になる予定だった短編が上げれなくて、急遽ちょちょいと書いたものだったので、ま、イメージが強くでたというのはあるかもしれません。
    しかし前半部分は不要だなぁ、と言うのが反省。僕自身、無駄な文章のダイエット化、誤字脱字ゼロ、ストーリーの構成、伏線と全てを勉強しなくてはと思います。

    >海に流したコークボトル
    今の人ってコーラのガラス瓶は知らないのかな?(お前も充分、今の人)
    ま、そんなイメージでいいんでよ。だって要はゴミを海に流しているわけですから。(環境破壊です、やめましょう)
    詩なんていうのは(僕個人の意見です)その人がその人なりにとらえればいいわけで。別に僕の気持ちが伝わらなくてもいいわけで。だから平代山さんが
    『水圧で潰す、って部分がすごく気に入りました。ボトルに入れたもの、として色々とした言葉を並べておいて、それを全部「べこっ!」て押し潰してしまう爽快感!』
    という言葉が嬉しいです。そういう事もあるし、そうでないこともあるし、ということ。それたけで本当に嬉しい。有り難うございました。

32/ Re[1]: 『静かの海』『海に流したコークボトル』(オカザキレオ様、著)への感想
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2002/08/03(Sat) 16:09:45
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html

    人魚ネタ、カブリましたね。どっちかがすっごく早く上げていたら、お互いの作品はなかったかもしんない。1日違いのUPだったことを何より感謝してしまう私です(笑)。
    企画では初めてのカブリってことで、お互い冷や汗ものでしたが、逆に面白くもありました。同じ「人魚」+「恋愛」でこうも違ってくるものか・・。書く人によって文章は幾らでも表現の仕方が違うのですね。人間の多様性って素晴らしいなぁ〜と思ったり。まあ、出来の良し悪しを言い合うのは心が寒くなるからよしましょうよ。書きたいものも書けなくなりそうだしさ・・

    詩のようにキレイな描写。さらりとしているのに、とろりと甘い文章力。レオさんらしい作品でした。恋っていうのはこうでないといかんです。人魚という不可思議な存在が透明感をもって書かれていて、それに恋したお兄ちゃんの優しさや強さを感じます。それを妹の視点で書いたってところが斬新なイメージ。
    そういや、レオさんは女心の描写が上手いね。なんのかんのと言いながら、実生活で恋の修行を積んでいるのか???(爆)

    これも、みゅうさんの作品と同じく、続きが読みたいお話ですね。ぜひお願いしたいものです。


    さて。コークボトル(詩)の方。
    詩は自分が書けないので、門外漢。そんな奴が何を言うか、になっちゃうな。
    コカコーラのボトルはセクシャルなイメージを湧かせるってのをどこかで聞いた覚えがあります。さしずめ、レオさんのボトルは女性のイメージだったのかな?なんて思いましたが・・・どうでしょう?
    あ。折角のキレイな文章を邪推で汚してしまったか? すまん。

    最後に。「静かの海」のページは壁紙の色が文字とかぶっててちょっと読みにくいかな?と思いました。詩の方と同じ壁紙を使って方がエエのではでは??


56/ Re[2]: 『静かの海』『海に流したコークボトル』(オカザキレオ様、著)への感想
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2002/08/25(Sun) 10:48:32
・URL/ http://page.freett.com/okazakinet/

    かぶりましたねぇ、ネタが(笑)
    だから、と言うか、衝撃度が高かったんですよ。
    僕がとても書けない耽美な世界を書いているじゃないですか。
    しかも長編で・・・・・・・
    長編フェチとしてはすげぇ悔しかったんですよ(笑)

    僕のサイトの感想で「兄と人魚の関係をもっとしっかり考えろ」という叱咤激励を某氏から頂いたのはぴー奥様もご存知だと思いますがそういう設定でも反省点ありです。
    でも、純粋な二人が伝わってよかった? かな? ん?
    とか思います。

    続きはキリリクでもゲットしてぐさいな(笑)そうしたら対応します。

    >海に流したコークボトル
    >セクシャルなイメージ

    あながち否定もできませんな。一人の女の子に対して書いた詩ですので(爆)
    ・・・・・・・・・
    そーよ、そーよ、男は恋をひきずるのよ(笑)
    ちなみにその子、来年には結婚かとこの前、酒飲みながら笑いあってました。
    ・・・・・・・・・
    だから、自分の私情をばらすなよ、俺・・・・・・

    ま、詩なんて感じ取るように感じ取ってくれれば、これ幸い。
    だから、そういう感じ方もありありです。どーもでした。

40/ Re[1]: 『静かの海』『海に流したコークボトル』(オカザキレオ様、著)への感想
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2002/08/04(Sun) 01:01:49
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html

    「静かの海」
    とてもレオさんらしい作品ですね♪
    他人になんと言われようと、確固とした自分を持っているお兄さんも、ちょっと気の強そうな妹も、直截なのに固くならない表現も。

    急遽書いた作品ということですが、とてもそうは思えないです。
    この筆の速さと「書く」ということに対する意欲はホントに見習わねば。

    「海に流したコークボトル」
    コークボトルってのがいいね。昔ながらのすこぉし緑がかったようなあのビンと海は、確かにすごく似合うのね。
    相変わらず、詩に使われるレオさんの言葉はすごく……なんていうんだろう? 視覚的というのか、感覚的というのか……こういう表現のしかたがスゴク好きです。

    私的にはコークボトルのイメージは「渚にて」というとても古い映画に結びついているのだけれど(^^;;)。

47/ Re[2]: 『静かの海』『海に流したコークボトル』(オカザキレオ様、著)への感想
・投稿者/ えも
・投稿日/ 2002/08/12(Mon) 12:05:19
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/7142/

    私も読ませていただきましたが、レオさんの作品には、やっぱりレオさん独特のやさしさが流れているなぁと改めて思いました。

    「静かの海」
    いつも思っていたのですが、レオさんのタイトルセンス、いいですよね。
    私だったら、「静かな海」にしそうなのに。(もっとも、ミュージシャンさんの曲と同じになってしまいますけれどね)

    そして、妹の目線から描いているということ。
    それが、この作品をますます立体的なものにしているような気がします。
    どちらかというと儚げなイメージのが私には大きいイメージだけれど、このラストの妹の心情に、切なくも優しいこころをもらったように思いました。

    「海に流したコークボトル」
    いいですねぇ・・・。レオさんの詩はいつもながらホントにきれい。

    >つめこんだのは、もう忘れた君の横顔?

    の一文が私はとても気に入りました。全てを詰め込んだボトルを流して、新しい世界を歩いていくような印象を私は受けました。一番初めの無からはじめるっていうのかな。

    執筆、二作品もお疲れ様でしたです。

58/ Re[3]: 『静かの海』『海に流したコークボトル』(オカザキレオ様、著)への感想
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2002/08/25(Sun) 10:59:17
・URL/ http://page.freett.com/okazakinet/

    えもさん、どーも。
    >静かの海

    すいません、誤字です。曲も「静かの海」なの。
    ようはタイトル、ぱくり・・・・・・・(爆)
    いえ、引用ですっ!(イバンナッ)

    そうねぇこの妹には幸せになってほしいと思います。
    コイツラでラヴストーリーを書けそうな気もしますがな(笑)

    >海に流したコークボトル

    >一番初めの無からはじめるっていうのかな

    そうですね。まさにそれをイメージしました。
    ま、要はぴー奥様のレスにも書きましたが、メランコリーな精神状態だったのでありましょうな。南無。

57/ Re[2]: 『静かの海』『海に流したコークボトル』(オカザキレオ様、著)への感想
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2002/08/25(Sun) 10:54:30
・URL/ http://page.freett.com/okazakinet/

    >静かの海
    しかし設定の甘さは今さらながらに思います。
    兄と人魚と妹の一夜を書けた、という意味では満足ですが、より良い作品を作る。
    それを目指してね。
    活字中毒の妄想中毒の執筆中毒ですので。
    温かい言葉に感謝。もっと練れば、もっと良い方向にもっていけたかな、というのが今の感じかな。
    より良い物語創作をめざす。これがぼくの哲学なので。うん、もっと頑張ります。

    >海にながしたコークボトル
    おおおおおおっっっっっ、そのイメージなんですよ。ドコからか、写真かイラストを探してこようかしら。
    ってくらい、みゅうさんには伝わったようです。
    嬉しいっ!
    感性のリンクですっ!
    サンキュー。「渚にて」は知らない、ごめー(^^;

48/ (削除)
・投稿者/
・投稿日/ 2002/08/13(Tue) 11:46:59

50/ (削除)
・投稿者/
・投稿日/ 2002/08/13(Tue) 11:51:19

53/ Re[1]: 『静かの海』『海に流したコークボトル』(オカザキレオ様、著)への感想
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2002/08/13(Tue) 11:58:01

    同じ人魚というネタながら、人が違えば当然話も違う。
    耽美な世界を書くぴーしゅけ殿に比して、レオ殿の人魚はひたすら純な愛。
    どちらにもどちらの良さがあり、実に素晴らしい。
    本領を見せられた気がして、拙者は感服した次第でござった。

59/ Re[2]: 『静かの海』『海に流したコークボトル』(オカザキレオ様、著)への感想
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2002/08/25(Sun) 11:01:07
・URL/ http://page.freett.com/okazakinet/

    ありがとうございます。
    うん、純粋な気持ちというのはすごく好きで。
    ファンタジーのエッセンスをもっと出したいなぁ、という気もしなくもないですが・・・・・
    ま、ゆっくり少しずつ良い作品を書けるように努力していきたいと思います。
    ということで、今後ともよろしくお願いします



18/ 『星祭りの日』(みゅう様、著) への感想
・投稿者/ 平代山 登
・投稿日/ 2002/08/03(Sat) 08:40:34

    そもそも冷静に論じたり評したりって事の出来ない平代山でありますが。
    駄目、こういうの。弱いんです。素で。
    子ども同士の友情。それも、未来につながる友情って奴に、めちゃめちゃ弱い。
    だから、冷静に読める訳ゃないんですな、これ。
    「将来」ってのを語る時、子どもって無敵なんですよね。
    何一つ出来ないことの無い、スーパーマン。
    んで、将来が無敵であるがゆえに、現状がもどかしくてしょうがない。
    「将来の無敵さの半分、四分の一でも、今、あればなぁ……」って。
    その辺の感情がね、すっさまじい勢いで私のツボ突くんですよ。
    針灸なんて生易しいもんじゃない。布団針かなんかで。

    ……なんか、「みゅう様の小説」への感想にどうしてもならなくて。
    申し訳ないです。
    ともかく、これ、プロット段階で私を完膚なきまでに叩きのめしてますし。
    叩きのめされて昇天しかけの人間がロクに感想なんて欠ける筈が無いのです。



22/ Re[1]: 『星祭りの日』(みゅう様、著) への感想
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2002/08/03(Sat) 11:54:05
・URL/ http://page.freett.com/okazakinet/

    みゅうさんの世界の一つがまた広がりました。
    前回の「天体観測」の時も感じましたが、独自の世界観で生き生きとした登場人物。短編の中に広がり続ける想像力を確かに蒔いている。
    ま、少し冷静になってだから、こんな事を言えるのですが、今回の投稿作品は自分のを除外して、比べてどれが優秀か、などという比較ができないほど力作ぞろいで、みゅうさんもまた、然りです。
    平代山様のおっしゃるように、プロットが完成されている。
    そして、相変わらず的確で綺麗にイメージを沸かせる文章。
    あの短い文章の中で、こうも世界観を圧縮できるのか、と。
    何よりああやって子供たちを描ける(書けるではなくあえて描ける)みゅうさんの、やっぱり母親のような暖かい視線を物語に、文章に感じました。
    もっとその世界の事を描写してくれると嬉しかったですが、それは読者の我が侭。お許しあれ。

31/ Re[1]: 『星祭りの日』(みゅう様、著) への感想
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2002/08/03(Sat) 15:45:03
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html

    他の方も書いていらっしゃいますが、やっぱり子どもを書かせるとみゅうさんの
    右に出る者はいないなぁ・・。これが子を持つ母の強みという奴でしょうか?
    ちょっと(いや、すごく)羨ましいぞ!

    自分たちの進む道に不安と期待を抱く少年たち。広大な宇宙に想いを馳せるってトコがその不安や期待の大きさを表しているようで、流石はみゅうさん。プロットの立て方が上手いです。それほど長いお話ではないのに、少年たちの今後や、これまでの仲良く遊んできた過去も想像させて、短いという気がぜんぜんしません。そこが腕か?その腕寄こせ!(笑)

    しかし、個人の勝手な推量ではなく、みゅうさん自身の描くこの少年たちの未来像を見てみたいと思うのも確かです。出来れば続きをお願いしたいものであります。


42/ Re[2]: 『星祭りの日』(みゅう様、著) への感想
・投稿者/ えも
・投稿日/ 2002/08/12(Mon) 11:05:45
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/7142/

    ほんと、みゅうさんが少年少女をお書きになると、どうしてこんなにも忘れられないような登場人物になってしまうのでしょうか・・・。
    天体観測のときに私の心にぽっと浮かんできた昔の記憶が、また違う形であらわれてきて、なんとも心が温かくなるような、それでいて少し切ない思いが込み上げてきました。

    少年たちって無防備に未来に希望を抱いているっていうイメージがかつて私にはありましたが、よく自分のことを思い出してみたら、そんな事はなかったなぁって。

    もちろん、今以上に夢見る気持ちはあったけれど、この星祭の‘僕‘のように、どこかで不安な気持ちもあったよなあと思ったりしました。

    そして、みゅうさん独自のこの世界。いつもこの世界を覗き込むと、なぜかほっとしてしまいます。
    物語が進んでいくその下に流れているあたたかな世界。私、大好きです。

    執筆お疲れ様でした。みゅうさんの作品を読むことができて、ホントによかったです。

52/ Re[1]: 『星祭りの日』(みゅう様、著) への感想
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2002/08/13(Tue) 11:55:25

    子供の夢。 壮大な夢。
    いいでござるなあ、そういうもの。
    純粋で、だからこそ気宇壮大になる。 まっすぐで、だからこそ向こう見ずになる。
    青臭い夢。 だが、青臭くて何が悪いというのでござろうか
    子供は青臭くて良いのでござる。 むしろオトナの汚い倫理を押しつけるような事こそ
    悪でござろうな
    みゅう殿の作品で、青さの良さを再確認させていただいたでござる

54/ Re[1]: 『星祭りの日』(みゅう様、著) への感想
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2002/08/20(Tue) 00:45:04
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html

    みなさま、暖かいお言葉をどうもありがとうございますm(__)m
    今回、なんとなく勢いのままに書いてしまったのですが、それがうまくまとまってくれて、ほっとした一品でした(^^;;)。
    あれこれ考え過ぎちゃいけないってことでしょうかねぇ……(笑)



25/ 海企画----平代山サマ 「bird」「あいのうた」
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2002/08/03(Sat) 12:38:22
・URL/ http://page.freett.com/okazakinet/

    さすがです。ま、書き込み寺の会員の中では僕が唯一、平代山サマの他の著作を少しだけ知っていることになると思うのですが、相変わらずの文章力の素晴らしさは感服完敗です。
    僕には平代山さんのような文章は到底書けません。

    「bird」
    まるで詩のような文章に凝縮された映像。そう、映像が目に浮かんで、その浮かんだ直後に味が滲んできそうな、そんな二十三重の世界観が、そこにあります。しかしこれはデモンストレーションだったと僕は思います。

    「あいのうた」
    皆さん、これ全て読みました? もしかすると完結していない、と誤解している方がいるかもしれませんが、次項をクリックすると行けます。
    読んで震えました。さすがです、平代山さん! イメージの渦。研ぎ澄まされた文章。呑み込まれていくように、底に落ちていく構成。分かっていました。分かっていましたよ、この人の実力。しかし改めて読むと、鳥肌がたちます。
    海というイメージを単純な映像としてイメージした僕とは違って、奥深く綿密に、しかも一番優しい声で囁く海がそこにある。壮大な海の底に辿り着いたとき、きっと誰にも「あいをうたえる」自分がいる。
    打ちのめされました。完敗です。
    すばらしい作品を本当にありがとうございました。



34/ Re[1]: 海企画----平代山サマ 「bird」「あいのうた」
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2002/08/03(Sat) 16:31:48
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html

    レオさんに言われなければ、「あいのうた」が完結していることに気づかなかったバカな私。ああ・・レオさん、ありがとう。

    衝撃を受けるほどに美しい文章。構成力も並々ならぬ力量を感じます。
    文章の裏側に綿密に仕組まれた平代山さんの「この作品」で言いたいことが隠されているようで、読んでいて薄ら寒ささえ感じました。すっごい人が寺に来た・・。

    しかし、これってば、次の企画のお題にも重なっちゃいますね。(昨日のチャットで第4回の企画テーマの1つは「記憶」に決まったんです)まあ、別のテーマももう1つあるのでいいでしょうか?

    次回もゼヒ、参加して頂きたく思います。

35/ Re[1]: 海企画----平代山サマ 「bird」「あいのうた」
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2002/08/04(Sun) 00:28:31
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html

    BBSでの軽快な口調の文章しか知らなかったので、思わず叫んでました。
    何よ、これっ。この文章、何なのよっ。

    「Bird」
    詩ではないのに、特に詩的な単語ばかりでもないのに、とても詩的な文章ですね。
    テレビのミニ番組(「鳥になる日」とか「世界の車窓から」みたいなヤツのように、短いけれど「良いモノ」がぐっと詰まっている)のような印象を受けました。


    「あいのうた」
    ……これが、平代山さんの実力なのね、と。「Bird」はほんの小手調べのようなものだったのね、と。納得し、驚嘆させられました。
    ああ、もう、脱帽。ひたすらに驚愕。この文章力、表現力にすっかりノックアウトされました。
    こんな素晴らしい作品に対して、何を言えと?

44/ Re[2]: 海企画----平代山サマ 「bird」「あいのうた」
・投稿者/ えも
・投稿日/ 2002/08/12(Mon) 11:24:09
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/7142/

    平代山さんの作品、初めて拝見させていただきましたが、私も皆さまと同じく、びっくりして口をあけるしかありませんでした。(笑)

    「Bird」
    なんて美しい言葉の配列なんでしょう。
    そして、ひとつの映像をみているようなこの描写。
    短い文章の中に、こんなにも想像豊かな情景を描くことができるんだと本当に驚きました。

    「あいのうた」
    こうやって物語をもってこられるとは、またまたびっくりでした。
    はじめの「私」から生まれる「私」まで。

    生命の神秘はとても不思議だなぁと大好きな生物を学びながら思っていましたが、そこにはもしかしたら「私」のあいしている思いのようなものが、様々なところにあったのかもしれないな、と思いました。
    そう思うとこの世に存在するすべてのものが愛しく思えてしまうのは、平代山のこの小説のおかげなんでしょうね。

    執筆お疲れ様でしたです。

51/ Re[1]: 海企画----平代山サマ 「bird」「あいのうた」
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2002/08/13(Tue) 11:53:24

    謙遜される理由が分からない程の完成度でござった。
    擬人化した海というのは、良くある話でござるが
    途中からミクロとマクロを転換しているのに、それを気付かせない筆力。
    そして、感慨を読み手に含ませる内容。
    どちらも素晴らしい。
    なかなかに良い作品を読ませていただいたでござる
    今後も是非頑張ってくだされ



19/ 『寄セテハ返ス』(ぴーしゅけ様、著)への感想
・投稿者/ 平代山 登
・投稿日/ 2002/08/03(Sat) 08:53:15

    まずは。『書き込み寺』皆様への提言。
    不本意な出来、とかツマラナイとか、自分の作品に言うのはやめよう。
    読んだ平代山が「これでかよ……」って首吊りたくなるから。
    (ぴーしゅけ様「お前も似たような事言ってただろ?」)
    (平代山「私は良いんです」)

    てな訳で。
    あとがき(で、良いんですよね?)読んで、
    「何をおっしゃるウサギさん」てな感じになった一作。
    確かに、他のぴーしゅけ様作品と比べてみれば、
    プロット的に唐突に過ぎる感があるかもしれない、とは思ったんで、
    妥協したってのは本当なのかもしんないんですけど。でも。
    文章力があるってのは強いですよね……。
    「彼女」が「人魚になる迄」の過程。
    あの緊迫感を、あれだけ張り詰めたまま持続させるってのは、スゴイ。
    妥協したからこそ、ぴーしゅけ様の実力が見せ付けられた一作ではないでしょうか。
    ホント、私の課題、多すぎっス……。



23/ Re[1]: 『寄セテハ返ス』(ぴーしゅけ様、著)への感想
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2002/08/03(Sat) 12:04:19
・URL/ http://page.freett.com/okazakinet/

    今回のダウナーな感じで久々にぴーしゅけ節は堪能した気がしました。確かにぴーしゅけさんは文章力豊か。それはエッセイでも、そして連載小説「幸福画廊」でも実証済みですが、僕のぴーしゅけさんの本質(と言うよりも、僕が好きなのは)こういう人間の深層心理の奥を突く、鋭いナイフのような物語なのです。
    これを読んで完全にノックダウンしました。(だって自分のをアップした後にだもん。殴られたほど衝撃)

    チャットでD・W・Wさんも言ってましたが、
    「どろどろしそうなのに、どろどろしていない」
     と言うようなことを話されていましたが、本当に綺麗です。
    全てを通して、綺麗だと僕は思います。最後の最後まで、とても綺麗だったと思います。綺麗=ピュアではありませんよ、念のため。

    負け惜しみとして、確かに二人だけの登場人物であるのなら、文章をダイエットできたかもしれません。また、登場人物がもっといるのであれば、世界はさらに厚みを増したかもしれません。ただ、その場合やはり文章のダイエット化が必要だったかも知れません。
    しかしぐいぐいと読ませるぴーしゅけさんの文章力は本当に素晴らしい。
    緊迫感。ここまで張りつめた空気を書けるという人はそういません。とにかく今は、ぴーしゅけさんお疲れさまでした。本当に良い仕事をされたと思います。

33/ Re[1]: 『寄セテハ返ス』(ぴーしゅけ様、著)への感想
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2002/08/03(Sat) 16:22:01
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html

    感想をどうもありがとうございます。 <(_ _)>

    えーっと。今回自分で一番不本意だった点は、後半部分を突き詰めていけなかったこと+中盤に膨らみを持たせられなかったことです。
    確かに後半はやりすぎると、ただグロいだけになっちまうんですが(それで書ききれなかったんですがね)それにしても、前半に比べてさらっと流しすぎたと思うんですわい。もうちょっとね、狂気の狂気たる怖さが欲しかったです。それが分かっていて書けない辺りが腕の未熟さということでしょうか?精進したいものであります。
    自分でもバスタブの人魚って発想は、かなり気に入っていたので、それを活かしきれない自分の不甲斐なさがすんげぇクヤシイ。何時の日にかリベンジだ!(ホントか?)

    私の書くものにはピュアがない。いつ何時デモ微塵もナイ。ここら辺に今回の皆様の作品を見ていて打ちのめされた要因があるなぁ。ああ。カナシイ。

36/ Re[1]: 『寄セテハ返ス』(ぴーしゅけ様、著)への感想
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2002/08/04(Sun) 00:29:30
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html

    昨夜のチャットでもいいましたけどね。これ読んで、マジで鳥肌たちましたよ。
    プロローグの描写なんて、幻想的な雰囲気で、透き通った空気が満ちているのに、だんだんとそれが何が別のモノに変わっていくのが、とてつもなくコワイです。ひょっとして、この作品ってホラー?(笑)

    でも、その表現がスゴイよね。下手すればグロくなってしまいそうな現象が、哀しいまでに繊細に表現されている。
    砕け散ったガラスは醜悪だけど、細かいヒビの入ったグラスがキレイなのと同じ。
    あぁ、ぴーしゅけさんの表現力、文章力って、やっぱりスゴイ。

    物語性ってことをいえば確かにぴーしゅけさんのおっしゃるとおり「挫折」しているのかもしれないけど、でもこれはこれで、秀作。
    こーゆーのが好きな人にはたまんない話しだろうなぁ。
    バスタブで泳ぐ人魚。このイメージもまたぴーしゅけさんらしいと思います(笑)。

45/ Re[2]: 『寄セテハ返ス』(ぴーしゅけ様、著)への感想
・投稿者/ えも
・投稿日/ 2002/08/12(Mon) 11:38:48
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/7142/

    ぴーしゅけさんの作品を読んで、あとがきを読んだとき、私は思わずおこってしまいました(笑)
    こんなにすばらしい作品にそんな事いっちゃダメ!ダメ!

    みなさまのおっしゃる通り、私もこの繊細で美しい描写にはうっとりしてしまいました。
    何と言うか、切なくて、きれいで、そういうものは本当に美しいんだなって。
    こういう作品、個人的に大好きなので喫茶店で周りの人の存在も忘れて読んでいました。
    (PC壊れていたときにね)

    それから、改めて家のPCで読んでみて、ぴーしゅけさんのひきつける力を感じました。
    どちらかというと非現実的な出来事なのに、この切なく美しい思いはリアリティーがあって、主人公の気持ちと、陽子さんの気持ちに感情移入してしまいました。

    執筆、お疲れ様でしたです。

49/ Re[1]: 『寄セテハ返ス』(ぴーしゅけ様、著)への感想
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2002/08/13(Tue) 11:49:06

    さすがは書き込み寺組長(違う)の作品でござった。
    サイコな内容を含む、耽美な作風ながら
    全くいやらしくなく、醜くなく、それを美しく書き上げる。
    これを実力と言わずになんと言い申そうか。
    特に凡人を掘り下げる作業に関しては、拙者は到底及びもつきもうさぬ。
    勉強になる良作でござった



12/ えも殿海小説感想
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2002/07/28(Sun) 10:29:35

    テーマが同じでも、書く人が違うとこうも内容が異なる物なのか。
    それを実感させられる、熱い作品でござった。
    テーマは一般的ながらも、書き込まれている人間の心理
    会話がもたらす効果の計算、そして最後にあるどんでん返し。
    いずれも読者を唸らせるに充分な内容で、楽しむに申し分ない作品でござった。



13/ Re[1]: えも殿海小説感想
・投稿者/ えも
・投稿日/ 2002/07/31(Wed) 11:50:06

    読んでくださってありがとうございます。
    それに、こんな素敵な感想をいただいて。嬉しいです。
    (感激してる私)

    私は、今回のこの作品で新しい挑戦をしてみようと密かに思っていたのです。
    それが、未熟ながらも成功したかな・・・と思うと、とても嬉しいです。

    それから、確かに、同じテーマでも、さまざまな作品が飛び出してきましたね。
    それはお寺ならではのことですよね。やっぱり、お寺様様です♪

    これからも、どんどん高めあっていきたいものですね。
    ご感想ありがとうございます〜。

16/ Re[1]: えも殿海小説感想
・投稿者/ 平代山 登
・投稿日/ 2002/08/01(Thu) 10:55:27

    ゃ、はは……取り込まれました、完っ璧に。
    ここまで行くと悔しいってくらい。
    列車内での描写で、「ん?」と感じたんですが、
    なにしろ、えも様の作品に触れさせて頂くのは初めてで、
    現時点での、えも様のお力が未知数。
    それがえも様の「謎かけ」であるのか、
    それとも単にリアリティの為の描写なのかって所に無頓着だった訳です。
    んで、さらりと言われてしまった「あの」衝撃の事実。
    がつん、と殴られた後に、「だから言ったじゃ〜ん」って、
    アカンベーしながら笑われてる気分になりましたね。
    きっちりと張られた伏線にまんまと引っかかってしまった時の愉快な悔しさ。
    本読みさん達には判って頂ける筈。
    ……決めた。しばらく、えも様ライバル視しよう……。
    (善良な第三者「分をわきまえんかい、ワレ……」)

21/ Re[1]: えも殿海小説感想
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2002/08/03(Sat) 11:41:39
・URL/ http://page.freett.com/okazakinet/

    えもさんには参りました。久しぶりにお話を読んで興奮しましたもの。
    物語作りにおける魔法とでもいいますか、まんまとそれにかかってしまいました。
    最後の終わり方は今回最高峰だと思っています。
    他の人か書くと、もはかするといやらしくなる素材なのに本当にピュアなの。
    そんなえもさんらしさは残しつつも、確実に成長を遂げているえもさん。
    今回はスタンディングオベーション状態です。
    お疲れさまでした。無条件に素晴らしい作品でした。今回の作品は僕のような輩二波批評する隙すらありません(^^;

29/ Re[1]: えも殿海小説感想
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2002/08/03(Sat) 15:32:59
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html

    今回は、みんながえもさんに「やられた!」と感じたのではないかと思います。
    それくらいラストのどんでん返しは秀逸でした。

    文章は流れるように読みやすく、すんなりと自然に頭の中に風景が浮かぶ。全体を通して感じる優しい風(えもさんのティストの真髄だね)の心地よさに酔っていると、突然やってくるどんでん返しの突風。
    上手い。上手すぎ。みんな突風にひっくり返ったよ。でも、またそれも心地よい(笑)。

    一作ごとに腕を上げていかれるえもさんの上達の早さに戸惑います。若い人はどんどん色んな物をどんどん吸収して、自分のものにしていくんだなぁ。
    これからの作品にも大いに期待しています。勉強忙しいだろうけど、文章の方も今が成長の時だと思いますので、ゼヒ時間を見つけて頑張って欲しいなぁ。(ご両親に要らんコト言うなと叱られそうだ(苦笑))

39/ Re[1]: えも殿海小説感想
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2002/08/04(Sun) 00:32:55
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html

    いや、もう、なんといっていいやら。
    確実に一作毎に力を上げていますねぇ、えもさん。

    確かにね、これくらいのオトシの方々って、実はものすごく元気で、行動力があったりするんですよね(笑)。
    個人的にもこういう「物語性」のあるお話しは大好きなので、ホントにたまりませんわ。
    しかし、高木君、許せんゾ。女性の敵じゃ(笑)。

    けれど、驚くべきことは、まだ充分にお若いえもさんが、時が過ぎてゆくのにしたがってとり残されて行くモノを知っていて、それを表現できるってことじゃないかと思うんです。

    ところで、途中で「ヤラレタッ!」と思ったのは他の方々と同じです(笑)。
    そして、えもさんとこのBBSでも書いたけれど、これに挑発されて今回の私の作品は出来たのですよ。もっとも、えもさんには及ばなかったけれどね(^^;;)。


46/ Re[2]: えも殿海小説感想
・投稿者/ えも
・投稿日/ 2002/08/12(Mon) 11:49:59
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/7142/

    ご感想、どうもありがとうございます。 <(_ _)>

    PCが壊れてしまってPCのデータが全てぱぁになってしまった私。
    そんな時に、この、みなさまのお言葉。本気で、救われました。ありがとうございます。(ぺこり、ぺこり)

    不思議なもので、いくら勉強のほうが忙しくなっても、筆をとりたいと思う心はなくならないんですね。それでも、このお話を書いているときは、何度も「もうこれ以上書けない・・・」と挫折しそうになったので、出来上がったときは自己満足ですが、喜びでいっぱいでした。

    ラストのオチを確かなものにするために、何度も「二回目に読んでも辻褄のあう話」にしなければならないと、神経をつかったのですが、それが成功したと思うと、とてもうれしいです。

    本当にありがとうございました。



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