寺・玄関口  □ HELP  □ 新着記事  □ 新規投稿  □ ツリー表示  □ 記事全文表示  □ SEARCH  □ 過去ログ
親記事5件分を全文表示
159/ 「白い部屋」に関する感想および批評
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2003/01/16(Thu) 20:07:53
・URL/ http://www5b.biglobe.ne.jp/~dww/



161/ Re[1]: 「白い部屋」に関する感想および批評
・投稿者/ えも
・投稿日/ 2003/01/19(Sun) 17:54:52
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/7142/

    「白い部屋」をたった今、読ませていただきました。

    もうホントに、「すごいっ」の一言です。
    そしてとっても切ない物語が心にしみてきました。

    まず、文章の作り方がとても参考になりました。
    読む人をひきつける力がありますね。ゆうたさんが読むといいよって言ってくれたページに書いてありましたが、
    DWWさんのこの作品には、「読者に対する愛」が感じられました。
    どんどん、先を読みたくなるこの感じ。本好きにとってたまらない瞬間ですね。

    私が今回印象に残った言葉は、

    >わたしが白を好きなのは、清浄な色だからではありません。
    >白こそは、無を表現した色だと思っていたからです。
    >白くなりたい。真っ白になりたい。わたしは、真っ白になりたい!

    ここのところ。すごく『菜摘』の心に感情移入していました。

    読後感もよくて、さすがDWWさんだなって感じました。
    執筆お疲れ様でした☆

163/ Re[1]: 「白い部屋」に関する感想および批評
・投稿者/ 涼風紫音
・投稿日/ 2003/01/22(Wed) 00:10:26
・URL/ http://sion.frenchkiss.jp/

    ども★

    お疲れ様でした。
    うん。とってもいい作品だと思います。
    話の展開のさせ方も、表現もいいですね!
    六条寺博士の「湯気」はどうなのかな?って思いましたが。
    湯気って確か水が期待になる直前の段階ですよね?
    だとするとアスファルトから立ち上るのは湯気なのかなぁ?と。
    細かいとこだけど(ってか間違ってたらごめんなさい)
    あとは統一超紐理論について、
    もうちょっと説明があった方が良かったかも。
    中身についてじゃなくて、重要性について。
    あたしは物理学とか好きなんで、
    わかりもせず本とか読んでるからある程度の概略は知らなくもないんだけど、
    そこら辺りに疎い人には、「それ何?」って感じるかもしれません。
    あくまで小道具の一つではあるけれども、
    小道具をうまく使うともっといい作品になるかも。
    自分のこと棚にあげてますが(苦笑)
    心情描写は、菜摘さんはうまく書けてると思います。
    最後の方の、周囲の人々の罪悪感について、
    もうちょっと表現しててもいいかもしれませんね。
    ちょっと冗長になりそうで、微妙なところだとは思いますが。
    いろいろ書きましたが、いい作品でした!ほんと♪
    刺激にもなったし。うん。
    作品の幅が広いってのはうらやましい!

165/ Re[2]: 「白い部屋」に関する感想および批評
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2003/02/23(Sun) 22:24:44
・URL/ http://page.freett.com/okazakinet/

    職場の休憩時間に仕事のふりし、読んでいました(笑)
    ということで、非常に興味深い構成です。
    それぞれ一人称で、報告的な感じですよね。
    白という世界観にDさんらしさを感じます。淡々とした中で、強調されていく狂気とでも言うかなぁ。
    でも最後は嫌な読後感じゃない、というとても不思議な体験でした。

    あえて言うとすれば、紫音さんも触れている、設定の説明ですよね。
    僕も少し「どういう理論なのかなぁ」と思いました。
    物理の嫌いなSF好きなもので(笑)

    それともう一つ、どうもいつもより世界が狭く感じたかなぁ。今までの企画投稿が、広い世界で書かれていて、僕はそれが好きだったからねぇ。とワガママですみませぬ〜m(_ _)m

172/ Re[1]: 「白い部屋」に関する感想および批評
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2003/03/15(Sat) 01:47:56

    感想が遅くなってごめんなさいm(_ _)m

    今回、Dさんのおっしゃっていた「新境地開拓」は充分達成しておられますね〜。
    「白」を扱っていながら、心の「暗黒」の部分がきちんと表現されていると思います。
    このあたりの手腕はさすがですね。

    「統一超弦理論」については、私は理系オンチなので「なんですか、それ?」状態なんですが、こんなにみんなが必死になるくらい大変な理論なんだなーということで納得しました。
    紫音さんのおっしゃるとおり、重要性についてがもうちょっと書かれていたら、もう少し別の理解の仕方があったかなーー。とも思います。




175/ Re[1]: 「白い部屋」に関する感想および批評
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2003/03/16(Sun) 09:12:53
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html

    「新境地開拓」、まずはご苦労様でした(笑)。
    多くの登場人物の1人称で進んでいく、という形式が、とても面白いですね。

    一人の「天才」と、それを取り巻く人々。羨望、嫉妬、憧憬、利欲。そのような物が渦巻く中で、その中心にある天才・菜摘は恐ろしいまでに孤独です。淡々と己を狂気に追いつめていく菜摘の白い世界の構築が、とても哀しく、恐ろしく感じました。



157/ (削除)
・投稿者/
・投稿日/ 2003/01/13(Mon) 15:42:55



94/ 涼風紫音氏・詩「あたしと僕」
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2002/11/28(Thu) 21:29:27
・URL/ http://page.freett.com/okazakinet/

    詩人涼風紫音さんの本領発揮ですな。
    詩としてのテンポが秀逸です。
    そして紫音さんを知る人にはその意味が
    知らないひとにも不変のラヴソングとして、とらえることができる。
    まして詩の構造が素晴らしい。

    これて表現軽かったら、僕なんて足軽ですよ(?)
    お見事でした。



95/ Re[1]: 涼風紫音氏・詩「あたしと僕」
・投稿者/ 涼風紫音
・投稿日/ 2002/11/29(Fri) 00:32:43
・URL/ http://sion.frenchkiss.jp/

    えっと、今回はまぁ、、
    なんというか、時間もなく、、、
    ほんとはねぇ〜、
    もうちょっと簡潔で、
    2+3行形式にしたかったんですが、
    2+5行になっちゃいました。。。
    まぁ7行形式は、悪くはないんだけど、
    それをつなげてくと間延びするというか。。。。
    普通の人にもわかってもらえると嬉しいです☆

    レオさんが足軽なんて・・・・
    レオさんが足軽だったら・・・・
    あたしなんて・・・・蛙?謎
    やっぱりぴ〜しゅけしゃんは大奥?爆

98/ Re[1]: 涼風紫音氏・詩「あたしと僕」
・投稿者/ 並木
・投稿日/ 2002/11/30(Sat) 22:24:01
・URL/ http://www7.plala.or.jp/stla/top.html

     はじめまして。新参者の並木と申します。どうぞよろしくお願いします。

     まず、揃った文字数に驚きました。一体何が起こったのかと。
    すごいですね。割合と長い詩なのに、一文字もはみ出さなくて。
    技術的な上手さを感じます。
     反面、状況がわかりずらい気もしました。
    相手が昔の自分を愛して、現在の自分を見てくれないから、自分の愛は死んでしまった?と解釈してよろしいのでしょうか?
    『変わってない 隠さないだけ』という意味がよくわからないままでいます。
    『愛するふりを すぐにやめて』ということは、昔の若しくは偶像の自分すら、本当は愛していないとしたら、最初から最後まで、全部嘘だったのでしょうか?
     雰囲気はわかるのですが、内容がよくわかりませんでした。すみません。

     では、稚拙な感想で失礼いたしました。

123/ Re[2]: 涼風紫音氏・詩「あたしと僕」
・投稿者/ 涼風紫音
・投稿日/ 2002/12/02(Mon) 23:34:50
・URL/ http://sion.frenchkiss.jp/

    えっと、文字数に関しては、
    視覚的なことを意識したちょっとしたこだわりです(笑)
    状況が分かりにくいのは、
    自分でも十分承知しておりまして、
    今回はちょっと内輪というか、あたしのことをよくわかってる人しかわからないというか、そんな感じの内容です。
    こういうことはかなり反則なのですが、
    全部理解しようと思った場合、
    あたしのサイトのプロフィールやら、エッセイやらをご覧ください。
    それである程度わかるかと・・・・
    まぁわかる必要もないのですが・・・・・大汗

110/ Re[1]: 涼風紫音氏・詩「あたしと僕」
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2002/12/02(Mon) 03:04:09
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/bbs_kaki/kaki.html

    切ないフレーズがすごくイイです。
    簡単で簡潔。分かりやすい単語で構成されているのに、行間にこっそりと隠された複雑なる紫音さんの想いを感じます。
    秀逸な作品だにゃー。


    でもね、
    >偶像と現実の
    >区別を付けて
    区別がつくようになっちゃったら、それは恋愛じゃなく結婚とか申しちゃうような気がします
    つかない内が花だったりして・・(笑)

124/ Re[2]: 涼風紫音氏・詩「あたしと僕」
・投稿者/ 涼風紫音
・投稿日/ 2002/12/02(Mon) 23:38:14
・URL/ http://sion.frenchkiss.jp/

    今回は、知ってる言葉で奥深く、がテーマかな?と(汗
    記憶ってのもそんな感じで、
    知ってるけど奥深い、と意識してみました。

    えっと、区別のところは、
    あたしの場合はいろいろ装っちゃったりするわけで、
    それ以外の職場とかでのノーマルモード?がある種偶像かな?と。
    そんな感じなわけでございます。。

126/ Re[1]: 涼風紫音氏・詩「あたしと僕」
・投稿者/ 平代山 登
・投稿日/ 2002/12/03(Tue) 09:31:47

    紫音様のWebにはお邪魔した前科(?)があるので、
    状況って言うか裏は判り易かったですな。

    「あなた」と「あたし」の言葉の繰り返しがリズミカルで心地良かったです。
    あと、裏を知るからこそ言えるのでありますが、
    ご自身の感情を一人称で詠っていながら、
    常にそこには、冷静な3人称の視点がある。
    私などが真似した日にゃ、間違いなくただの愚痴になって終わり、ってものを、
    ここまでちゃんと「作品」にしてしまえるのは、
    計算された文章構成(っていうのかな? 詩の場合)の所為なんでしょうか?
    とにかく、お見事。

143/ Re[2]: 涼風紫音氏・詩「あたしと僕」
・投稿者/ 涼風紫音
・投稿日/ 2002/12/09(Mon) 01:21:33
・URL/ http://sion.frenchkiss.jp/

    えっと、性格的に、
    自分のことを客観視してしまう部分があって、
    今回はそれをそのまま詩にした感じです。
    字数をそろえたのは、
    揃えないと見栄え良くないなって程度なので・・・汗

138/ Re[1]: 涼風紫音氏・詩「あたしと僕」
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2002/12/07(Sat) 23:44:31
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html

    やっぱりね、紫音さんの詩って、響きますね。
    【形】が揃っていて、なおかつ【心】が響いてくるという、この手腕はサスガです。
    こーゆー詩を読まされちゃうと、なんかこう「負けないぞー」みたいな思いがふつふつと湧いてきちゃうんですが(^^;;)。

    あ、もちろん裏事情は知ってますから、内容もすんなり(笑)。
    私としては、寺の出品作とするより、紫音さんのHPで公開してこそ意味のある詩ではないかと思います。


144/ Re[2]: 涼風紫音氏・詩「あたしと僕」
・投稿者/ 涼風紫音
・投稿日/ 2002/12/09(Mon) 01:22:41
・URL/ http://sion.frenchkiss.jp/

    公開はそのうち(笑)
    みゅうさんも素敵な作品を「量産」してくださいまし♪笑
    って、そんなに刺激になるようなものでしたでしょうか?汗

153/ Re[1]: 涼風紫音氏・詩「あたしと僕」
・投稿者/ えも
・投稿日/ 2002/12/21(Sat) 14:21:17
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/7142/

    遅くなりましたが私も読ませていただきました。

    ページをあけた途端に驚きました…
    すごいですね。それなりに長い詩なのに、全部きれいにそろっていて。
    このきれいにそろっているというところにも、美しいものを感じました。

    そしてひとつひとつの言葉は心に訴えるものがありました。
    私も、レオさんと同じく不変のラヴソングとも言えるのではないかと思いました。

    私もこんな詩が書けたらどんなにいいでしょう。
    でも、これは紫音さんだからできる詩ですよね。とても素敵です。

    執筆、お疲れ様でしたです。

156/ Re[2]: 涼風紫音氏・詩「あたしと僕」
・投稿者/ 涼風紫音
・投稿日/ 2002/12/28(Sat) 01:12:05
・URL/ http://sion.frenchkiss.jp/

    どもです☆
    あ、合格おめでとぉ〜〜♪ ←こんなところで・・・・

    これくらいなら誰でもかけますよぉ、きっと。
    でもまぁできるだけ詩を書くときには自分の気持ちで、
    ってのが最近のテーマなんで、
    そういったところがうまく伝われば嬉しいです☆
    形を揃えたのは・・・小細工ですから(爆)



116/ シレーネのテーマで書いた人達へ
・投稿者/ 部外者
・投稿日/ 2002/12/02(Mon) 12:27:36

    オレは、こっそりとここの企画小説をのぞきに来ている者です。はじめまして。
    今回のテーマは変わっていて作品発表を楽しみにしていたが、正直言って失望した。難しいテーマだとはオレも思ったが、だからこそ興味を持ったのだが、ちょっとひどいんじゃないかと思う。全然テーマと違うでしょ。

    特にD,W,Wという人。目の色のことに対して
    >彼女の瞳の色は左右で違い、それは
    >本人の特徴となってはいる。だが、混
    >血が極限まで進み、人種という概念が
    >消滅した今の時代にそれは珍しくもな
    >く、本人にそれは何ら制約もプライドも
    >与えてはいない。それはごく自然な事
    >として、彼女の中で受け入れられてい
    >た。
    と書いているが、何ら制約もプライドも与えてはいないなら、この文は全然要らないよね。なんで書いたんだ?と思う。そもそもテーマというものは小説の中で軸になるものではないかな?こんな書き方なら片足が不自由だった。しかし歩くのに困らなかったでも。大統領だった。でも今は任期を過ぎていたでも、何でもかんでもいいんじゃないかな。どんなむちゃくちゃな設定だって書けちゃうでしょ
    他の人も大事な軸がぜんぜん軸になってないと思うよ。びーしゅけって人のは花屋じゃなかったしね。シレーネというあの設定を全部書くのは難しいだろう。でももっとがんばってほしかった。期待していただけにものすごく残念だった。
    話としてはどれも悪くないけど、テーマとしてはスカでしょう。

    褒めあってばかりじゃダメだよ。もっと言って反論して上手に名って下さい。ボクはここの人たちに期待しています。期待を裏切らないでよ。
    以上部外者の勝手な発言でした。



117/ Re[1]: シレーネのテーマで書いた人達へ
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2002/12/02(Mon) 19:15:56
・URL/ http://page.freett.com/okazakinet/

    どうも、シレーネのテーマで書いた作者の一人、オカザキです。
    今回は厳しい指摘、本当にありがとうございました。

    ま、質としては僕の書いた「星屑の名前」が一番低かった気がしますが.......

    確かにご指摘の通り、シレーネというテーマを完全にいかせなかったと思います。
    シレーネという設定をテーマとして掲げている以上、そのテーマは核としてなくてはならない。
    今までのテーマが、どんなふうにも発送を転換できたからこそ、そのテーマ設定に忠実であれ、というのが欠けていたのかもしれません。
    僕にいたっては他の会員の皆様からもご指摘がありましたが、シレーネの「オッドアイ」の設定が全然活かされていませんでした。
    そのクオリティーの低さから、書き直したい気もありますが、そこらへんは締め切りのある企画ゆえのシビアさと諦めています。はい。
    だからこそ、次の企画で(人物テーマは今後も継続予定です)は、それを活かせるものを見せれるように、精進したいと思います。

    わざわざご指摘・ご意見、有り難うございます。感謝です。

118/ Re[1]: シレーネのテーマで書いた人達へ
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2002/12/02(Mon) 20:15:06

    んー、君の言う事は一理あると思う。ま、拙者は、「オッドアイって事が珍しくもなくなるほど、混血が進んだ世界に住んでいる」って事をこの一文に入れたのだがそれが読みとれなければ意味がないものね。確かにそういう解釈も出来る。
    それにほめあってばかりではいかんとというのは賛成だ。だから拙者も、意図的に今回は重箱の隅をつつく感想を書いている。
    切磋琢磨には、摩擦が何より大事だと思うからね。

122/ Re[1]: シレーネのテーマで書いた人達へ
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2002/12/02(Mon) 22:32:15
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html

    総括管理人をやっております、ぴーしゅけです。初めまして。

    今回は書き手として非常に耳(目?)に痛い、痛烈(笑)なるご感想をお寄せ頂きまして、どうもありがとうございました。
    これまで、この掲示板に寺関係者以外の方からの書き込みはほとんど頂いたことがありませんので、寺も少しは知名度が上がってきたのかしらん? と、ある種の感慨を感じました。書き込み寺では広く、多方面の皆様からの感想や、また多くの参加者を募っているわけですから、このような書き込みはどんなに耳に痛い物でも、有り難く、真摯に受け止めさせて頂きたいと思っております。

    但し、若干ながら当方・寺の存在理念と私が考えている物と、部外者さんの思い描いていらっしゃるものとに、隔たりがあるように感じましたので、一言書かせて頂きます。ちょうど良い機会だとも思うので、寺メンバーさんもご一読頂けると有り難いです。

    >褒めあってばかりじゃダメだよ。もっと言って反論して上手に名って下さい。

    確かに、褒めあっているばかりでは精進はないでしょう。「ここはこうしたらどうか?」「いや、私はこう思う」など、反論、意見が活発化することも、勉強であると思います。そういう場面も時には必要になることもあるでしょう。というか、これからそういう機会は次第に増えてくるだろう、とも思います。

    しかし、私は決してテキストバトル的、猛烈なる修練・鍛錬の場として、この書き込み寺を設立したのではありません。私たちはプロではなく、書くことが好きだというだけの、まだほんの小さな芽です。しかし、一人で黙々と書き続けていくことは難しい。だからこそ、「同じ志を持つ仲間と励まし合って、楽しく書いていこうよ」と思ったのです。「苦しみながら書く」のではなく、「楽しみ、笑いあって書く」。それがこの寺の目標です。

    ですから、テキストバトル的厳しさや激しさを期待されるなら、この寺ではなく、余所の門を叩かれることをお奨めしますし、そういう場所はWEB上に多く存在すると思います。恐らく、部外者さんはそのようなサイトからお越しになったのではないでしょうか? そのような場から見ると、私たちの寺は生ぬるい、不抜けたものにお感じになるのかもしれませんね。

    しかし、私は「楽しく物を書きたい」のです。寺メンバーさんにもそうであって頂きたいのです。強く批評されて、沈み込んで、書く意欲も気力も無くしてしまった・・。私たちの寺にはそうあって欲しくないのです。


    大変長い返信になってしまいましたが、私はこのように考えております。
    如何思われましたでしょうか?

    >ボクはここの人たちに期待しています。期待を裏切らないでよ。

    寺は寺のやり方で努力・精進して参ります。ご期待下さってありがとう。とても励みになるお言葉です。一同、がんばって参ります。

    今回は、貴重なご意見をお寄せ頂きまして、本当にありがとうございました。


125/ Re[1]: シレーネのテーマで書いた人達へ
・投稿者/ 平代山 登
・投稿日/ 2002/12/03(Tue) 09:15:34

    感想は「読んで感じた想い」でしょう?
    つまりその物語を読んで、読者がどう想ったか、であって、
    それは、そもそも作者が精進する為の道具じゃないです。
    読者が作者につけた点数でもなければ、道しるべでもない。
    そういう役目の文は、批評と言いますよね。

    いわゆる商業作家である人達には、
    程度は違えど批評ってモノが与えられるし、
    放っておいても出版社側がマーケティングしてくれる。
    本の売れ行き、っていう、定量的な裁定も加えられる。

    対して、こんなふうにWebで公開している素人作家には、それが無い。
    だから、
    「参加者の人々が協力し合って、ちょっとでもそれに代わる、
     実になる感想って奴を提供しあおうよ」
    って風潮が出てくるのは判るんですよね。
    それに協力するのも、勿論、やぶさかではない。

    けど、それは、同じ素人作家として
    「もっと上手くなりたいんだけど、どうしたら良いんだろう?」
    ってジレンマが共感できるからこそする「協力」であって、
    義務を果たすってんじゃ、ないです。
    そんな義務があるだなんて、私は聞いてないです。

    だから、並木様やD・W・W様の、
    「私としては、批判的な感想も頂けると嬉しいのですが……」
    ってのは、控えめな協力要請であって、
    作者が公然と「批判的な意見も入れるべきだ」
    なんて言うのは違う、と認識しております。

    どうしても批評が欲しければ商業作家を目指せば良いんですよね。
    なれれば批評は嫌でも付きまとうし、なれなきゃ、それが、評価って事になる。
    それが出来ないなら、自分が頼り。
    数多くの作品を読み、ボギャブラリを増やし、
    自らの力で地道に自分を磨く、ってのが本線かな、と思う。


    あと、実になる感想が批判だけ、ってのも考え方として違うと思う。
    褒めても批判しても、言ってることは同じ。
    「ここに気をつけて書くと、もっと良くなると思いますよ」って事です。

    良くするためには、まず、認識すること。
    「会話文が固いです」って言っても、
    「会話文が自然で読みやすいです」って言っても、
    結局は同じじゃないですか?

    どっちにしたって、作者が出来ることは一つ。
    「会話文の固さを意識して書く」って事だけ。
    褒められたからって、
    「じゃ、そこは意識しなくて良いんだ」
    って頭から消してしまえる人って、そうは居ないでしょう?
    私の場合、褒められたればこそ、
    同じ人に落胆されたくなくて強烈に意識します。
    批判されたからって次回にはそこが直るって訳じゃない。
    結局は「その要因」を意識しながら書くことでちょっとづつ直してくしかない。

    最も実にならない感想ってのは、
    褒めるにせよ批判するにせよ、論旨のはっきりしない曖昧なもの。
    ……だと思うんですよね。

    みんなで幸せになろうよ。

129/ Re[1]: シレーネのテーマで書いた人達へ
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2002/12/04(Wed) 03:50:03
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html

    はい。シレーネのテーマで書いた最後の一人、みゅうでございます。

    初めてメンバー以外の方から意見・感想をいただけたということで、非常に驚嘆、かつ感動しています。
    メンバーが固定化されてくるとどうしたって「馴れ合い」的な雰囲気になってしまいますもんねぇ。
    ですから、前回の平代山さん・D.W.Dさん、今回の並木さん・にいまんさんのように新しい方が入ってきてくださること、部外者さんのようにメンバーさんじゃない方から感想がいただけるってことは、寺にとってとても良いことだと思います。
    まずは、そのことにお礼を申し上げます。

    さてさて、その感想の中身ですが……。
    確かに難しいお題でしたが……。失望させてしまいましたか。う〜ん、それは作者としても残念ですねぇ。

    「テーマ」というのは難しいものです。それをどう扱うかは、誇張でも比喩でもなく、まさに【作者の手】に委ねられてしまうのですから。
    今までのように何かひとつの「事象」がテーマであれば、それを作者がどう捉えたかがそのまま作品になるのですが、今回のように「登場人物指定」となるとまた話が違ってきましたね。
    まぁ、初の試みってことで、作者側もこの「お題」の扱い方を模索していたようなところもあると思うのですが。
    ……言い訳に聞こえちゃいますかしら?(^^;;)。


    >>話としてはどれも悪くないけど、テーマとしてはスカでしょう。

    と、部外者さんがおっしゃっていること、もうちょっと具体的にお聞かせ願えないでしょうか? 
    せっかくこういう場で、自分で書いたものをWEB上に公開しているんですから、できればひとりでも多くの方に「面白かったよ」と言っていただけるモノを書きたいですもんねぇ。

    「期待している」とおっしゃってくださる部外者さんや、楽しみにしてくださっている方たちのためにも、精進してい行きたいと思っております。

130/ 質問・それはテーマでしょうか?
・投稿者/ 並木
・投稿日/ 2002/12/05(Thu) 21:10:03
・URL/ http://www7.plala.or.jp/stla/top.html

    こんばんは。まだ『寺』のシステムが、よく理解できていないので、素朴な質問をさせてください。

    テーマ(その1)・・・・・・・指定された<登場人物>を使って書いてみる
    テーマ(その2)・・・・・・・「記憶」

    と明記されていたので、私は指定された登場人物が設定に組み込まれていれば、このテーマはクリアだと思っていたのです。
     なぜシレーネという名前なのかを説明する必要がないのと同様に、オッド・アイである理由も付加価値として、キャラクターを起てる為に、そのバック・ボーンの設定があった方が感情移入し易いならすればいいだけであって作者の判断でいいのかと思っていました。
     確かに「オッド・アイの設定が生きていない」という文面は私も感想に一部書いた方もいますが、物語をその設定に生かせるのではないかと自分が感じた時のみのつもりでした。
     個人的には、そこまで要求されているという意識は無かったのですが、解釈が間違っていたのでしょうか?すみません。

133/ Re[2]: 質問・それはテーマでしょうか?
・投稿者/ 平代山 登
・投稿日/ 2002/12/06(Fri) 07:44:33

    >私は指定された登場人物が設定に組み込まれていれば、このテーマはクリアだと思っていたのです。

    あ、これ、私もそう思ってました。
    並木様が言葉にしてくれて良かった〜。
    チャットに出てれば判ったかもなのですが、なにせお仕事中ですので……。

141/ 質問の答えになるでしょうか?
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2002/12/08(Sun) 02:49:15
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html

    >>私は指定された登場人物が設定に組み込まれていれば、このテーマはクリアだと思っていたのです。

    >>あ、これ、私もそう思ってました。

    私もそう思ってます。
    って、これだけじゃ答えにならないですよね(笑)。

    とにかく、この「決められた登場人物を使って書く」というお題そのものが初めての試みだったので、あまり細かい制約は決めていませんでした。(というか、誰もそこまで思い至らなかったんだと思います。)
    ですから私は「設定と違う登場人物にしない。利用できそうにない部分については言及しない」という解釈をしました。
    「髪は薄茶」と決まっているのに「金髪を風にたなびかせ……」なんて書かなければ特に髪の色について書き表さなくてもかまわないだろう。という風に。


    総括管理人であるぴーしゅけさんも明言されていますが、寺はテキストバトルの場ではなく、当然、この企画モノも優劣を争うコンテストでもなく、スキルアップの為のものです。
    締め切りやテーマがあるのも、感想をつけ会うのも、「書く張り合い」が出るからというだけの話だと私は認識しています。(私なんて締め切りがなきゃ書かない上に、延ばさせてるしー・苦笑)
    作品に対して「これこれこうでなければならない」という規制は、寺では一切ないものと思ってくださって結構だと思います。(って、私が断言していいのか? でも、これが寺の理念だよね?)

    私自身は、企画モノは「テーマ(=主題)」というより「お題(=課題)」だと捉えています。

154/ Re[1]: シレーネのテーマで書いた人達へ
・投稿者/ えも
・投稿日/ 2002/12/21(Sat) 14:29:23
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/7142/

    私は今回作品を出してもいないので、あんまりとやかく言ってはいけないかもしれませんが、今回、こういうお寺メンバーさん以外からの方の意見がとびだしたのも、すごいことだよなぁと感じました。

    思えば、始めはひとつの掲示板だけだったものね。

    でも、私もテーマに関しては

    >「テーマ(=主題)」というより「お題(=課題)」だと捉えています

    というみゅうさんの意見とおんなじです。

    私はここのメンバーさんの仲間に入れてもらってとっても楽しませてもらっている一人です。
    自己満足といってしまったらそれまでかもしれないけれど、でも、私はそうやってお寺のお仲間さんと作品を書きあったり、感想を言い合ったりするのがとても楽しいです。
    そういう空間があるってことは、私にとってとても大きいですしね。
    ですから、私もこれからも「みなさんと楽しんで」このお寺の企画等などを書いたり呼んだりする事ができたらいいなと思っています。



71/ 「記憶の花」に関する感想及び批評
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2002/10/27(Sun) 22:06:01



73/ Re[1]: 「記憶の花」に関する感想及び批評
・投稿者/ 平代山 登
・投稿日/ 2002/11/10(Sun) 13:15:56

    今回の企画の、Y・シレーネさんって人を使った作品、
    もっと見てみたかったなぁ……としみじみ思っております。
    私がプロットだけで挫折したY・シレーネさんと、
    D・W・W様のY・シレーネさんがこれ程までに違うって、楽しい。
    (ちなみに、私の中のシレーネさんは現NYに住む、
     ごくごく現実的な花屋さんでした)

    相変わらず完っ璧に作り込まれた世界観には脱帽です。
    「花屋の役割」のアイデア(と、もっと肝心なのはそれが出来るだけの構築力)は、いわゆる「ありがちファンタジー」ではないぞ、というD・W・W様のプライドさえ伺えますです。

    D・W・W様の実力を信じて、なおも欲を言わせて貰うとするなら。
    トラウマの部分、D・W・W様なら、もっと作り込めると思うんですよね。
    一元的なものでなく、もっと複雑に絡み合ったトラウマというか……。
    私がやろうとすれば、間違いなく描写ばっか長くて良く判らんものになると知れてますので、誰かにお手本見せて欲しい、ってそういう事なんですけどね。

85/ (削除)
・投稿者/
・投稿日/ 2002/11/24(Sun) 01:26:24

77/ Re[1]: 「記憶の花」に関する感想及び批評
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2002/11/22(Fri) 21:14:28
・URL/ http://page.freett.com/okazakinet/

    はい、読みました。
    いや、Dさん節が炸裂ですな。Dさん独自の世界観を展開されていたと思いますし、登場人物の設定もしっかりと肉付けされていたと思います。

    ま、平代山さんも触れていましたが、僕も過去のトラウマに対しての描写プラス花を育てていき、開花させるまでの経緯をもっとDさんのタッチで描いてほしかったなぁ、という欲が。
    それにしても、短い中に凝縮させているのは、さすがです。

    ただ気になるのは、チャットでも少し触れた事ですが、
    行間が一切あいてなくて少し読みにくかったです。

    例えば「節」ごとに何行かの改行があれば、すごくすっきりしたと思いますし。
    これは批評ではありませんが、良質の作品なだけに惜しい。

    設定や世界観はお見事としか言いようがありません。
    だからこそ、叔母さんサイドの感情や、家族の表情とかも書いて欲しかった。

    どこまで書くか、これはライターの永遠の課題でもあります。

78/ Re[1]: 「記憶の花」に関する感想及び批評
・投稿者/ ゆうた
・投稿日/ 2002/11/23(Sat) 00:29:37

    僕は長文の小説を読むのがあまり好きじゃないです。
    特にPCで読むのって結構しんどいんですよ。
    長文がよくないというわけではなく、僕が個人的にあまり好きじゃないっていうだけなんで、その辺はちゃんと理解していただきたいのですが。

    そんなわけでDWWさんの作品はあまり読む気にならなかったのですが(レオさんもおっしゃっていますが、改行が少なくて読みにくそうだったし)。
    DWWさんが他の人の作品の感想を書いていらっしゃったので、じゃあ僕もDWWさんの作品の感想を書かないといけないなぁ、と(僕は作品出してないんですけど)。

    で、読み始めてみると、案外読みやすい。
    思っていたほど長文を読むことが苦にならず、すらすらと読めました。
    その辺はさすがDWWさんって感じです。

    流れるような文章、独自の設定・世界観、そしてキャラクター、どれもよくできていると思いました。
    ただ、1つ残念なのはちょっとありきたりすぎるというか……(ありきたりという言い方はよくないかもしれませんが)。
    設定された世界が想像しやすいのは読みやすくていいんですけど。

      「(略) 記憶を直視し、共存する事を選んだ者だけが……」
      「……未来を掴む事が出来る」

    この辺が作品のなかで最も重要な部分だと思うんですが、どうも僕の胸にはグサッとこない。
    文章の流れに乗って流れていって、そのまま終わってしまう感じ。
    この辺にもう少し工夫が欲しかったというか、普通に過ごしていたら気付かないようなことを気付かせるような説得力が欲しかったです。

    人に衝撃を与える文章っていうのはすごく難しくて、僕もそれが書けなくて苦労してるんですけどね。

86/ Re[1]: 「記憶の花」に関する感想及び批評
・投稿者/ 並木
・投稿日/ 2002/11/24(Sun) 01:29:21
・URL/ http://www7.plala.or.jp/stla/top.html

    こんばんは。初めて感想を書かせていただきます。よろしくお願いします。

    起承転結がしっかりしていて好感の持てる作品だと思います。
    主人公に関するエピソードが、物語の流れに沿って出てきていて読み易い。
    反面、エピソードが出るまで、テーマが明確にならずに何となく流してしまう部分が多くなり、惜しいと思います。
    また、前半は文章のリズムが遅く、後半に行くほど早くなり、端折られている様な印象も受けました。ダイエットしてリズムを一定にすると読み易くなると思います。

    変換ミスと思われる部分
    ・ 次の瞬間、シレーネは噴火した。〜シレーネを<<起こらせる>>のに、レイネンの
    ・ 洗い物を終えると、レイネンは写真を<<撮りだし、>>眺めやって嘆息した。

    説明が判り辛かった部分
    ・円地の周囲では汚染が激しく
    →周囲とは外界を指し、円地を含まない。
    ・「そうですね、人には毒にも薬にもなりませんから、特に特徴もありませんから、あまり知られていないかも知れませんね。 しかし、必ずこの地に芽吹きます」
    →〜なりませんから、〜ありませんから、の表現はまとめるべき
    ・別人のように強くなったシレーネは、コンプレックスを完璧に解消し、乗り越え、体型の事をバカにされても鼻で笑えるようになっていた。
    →解消したのはトラウマで、その自信によってコンプレックスも笑い飛ばせるのかと

    内容的に疑問な部分
    ・下に書かれている古代の文字は彼女には読めなかった。
    遺跡の奥にある物達とも向き合い、それの存在を真剣に考え、自分なりに分析を始めていた。人の罪業が、都合良く忘れ去られていた罪業が、それによって浮き上がってきた。
    →些かの無理があるような気がします。文字を解読しなければ罪業とは判断できない。前半のペースと後半のペースが違っていて、ラストで走りすぎてしまったせいかと思います。もしくは「古文には興味が無かった。」程度にしておくとか。
    ・大地は記憶、そして基礎。 人々は、生き物たちは、植物はその上に立ち、初めて生を得る事が出来る。 大地は黙して語りませんが、そこには生きてきた者達が、積み上げてきた物が全て詰まっています。
    →この作品のテーマともなっている言葉なのだと思うのですが、どこか上滑りな印象です。トラウマや月下での開花のエピソードと上手く繋がっていない気がします。

    生意気な文章だな…と読み返してみて反省しています。すみません。私もまた求道者ゆえ、もっとソフトな言い回しを覚えなければなりませんね。すみません。
    では、稚拙な感想で失礼いたしました。

106/ Re[1]: 「記憶の花」に関する感想及び批評
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2002/12/02(Mon) 02:20:35
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/bbs_kaki/kaki.html

    長文だけど、読みやすい。
    これはDさん独特のリズミカルな文章形態とか、簡潔な語り口とか、多くの理由があるのでしょうが、羨ましい限りの才能です。私もただの一度でもいいから、長くても読みやすいって作品を生み出してみたいものです。

    さて、シレーネさん。
    流石にご自身が設定されたキャラクターだけあり、Dさんワールドの中で生き生きと動いていましたね。世界観の設定も分かりやすく、すんなりと荒廃した未来世界へと読者を誘います。

    うーん。最後に、一つ、苦言も入れましょう。
    私個人がファンタジー世界に今一つのめり込めない性格だ、というのもあるのでしょうが、どうも今回の作品、以前読ませて頂いた「勇者の黄昏」と似ている気がしてなりません。古代文明が出てきて、陽気でちょっとおっちょこちょいで、でも芯の強い女の子が居て・・・
    細かく見れば当然、違う作品なんですが、ね。


139/ Re[1]: 「記憶の花」に関する感想及び批評
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2002/12/08(Sun) 02:03:37
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html

    前回の「海」の発想にもびっくりしたんですが、今回の「花屋」には驚かされました。この発想だけで「一本とられたっ」って感じですね。
    「シレーネ」さんもさすが産みの親だけあって、設定に無理がないです。
    世界の設定そのものはわかりやすいのですが、「その世界で【そのコト】がどういう意味をもっているのか」がわかりにくいところがいくつかありました。私の読解力不足ではあるのですが……。

    例えば、
    「この世界ではオッドアイであることも珍しくもなんともない」という説明の部分と、「名字が一文字だけしか残っていない世界で、姓名をきちんと名乗るフォロア=ウォルフ」の意味(この場合は「意義」というべきかな?)。
    この二つは読みとるのにずいぶんと時間がかかりました。
    もうちょっと書き込みが欲しかったです。
    さらに、お恥ずかしい話ですが、
    「過去の罪業と向き合うことが花屋のタブー」であることの意味が未だに分かりません(汗)

    よろしければ、教えてください。

142/ 了解しました
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2002/12/08(Sun) 19:06:35

    作品中で、読みとり得ない部分を作ってしまうのは作者の力量不足です。今回は特に話を抽象的に作りすぎて、細かい部分をおざなりにした傾向が強かったので、それは最大の反省となっております。お許しください。
    本題に移りましょう。花屋のタブーの話ですね。
    作中で触れてもいますが、この世界では、過去は都合良く搾取する物です。触れてはならない物です。何故か。
    普通に地面から植物も生えず、ほとんど生物もいない程世界を無茶苦茶にしたのは、他ならぬ人類だから。そして、花屋はその過去に、もろに触れる環境の中にいるから。
    人類は、現在ですら、自分に都合の悪い過去は、国家や社会のレベルで封殺する傾向があります。ましてや、罪業に薄々気づいている場合はなおさらです。
    で、花屋のタブーのような不文律が、いつの間にか出来上がってしまうわけですね。そして一旦社会でタブー化すると、それを直視できるまで短くとも数世代を必要とします。たとえ、本人がその意味を知らなかったとしても。
    私はそう考えて、その部分を書き上げました。これは勿論簡略化した説明ですが、大筋はだいたいこうです。で、伏線も張りはしましたが、わかりにくかったですね。つとに反省しております。

    あ、それと。
    理由は多々ありますが、作品にどうしても分からない点がある場合は、メールを送ってくださると嬉しいです。

152/ Re[1]: 「記憶の花」に関する感想及び批評
・投稿者/ えも
・投稿日/ 2002/12/21(Sat) 14:14:33
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/7142/

    遅くなりましたが、私も読ませていただきました。

    シレーネの生みの親でもあるDWWさんはどんなお話を書くのだろうと楽しみにしていましたが、読み始めると、DWWさんの世界にすんなりと入れて、ラストには思わず涙してしまいました。

    このシレーネは私にとって忘れられない人となりそうです。
    それくらい、私に訴えかけるものがありました。
    シレーネの生き方にはいろいろな事を考えさせられましたし…
    こういう登場人物の言葉というのは、いつまでも忘れられないんですよね。

    それはDWWさんの中にあるあたたかさにきっと由来しているのでしょうね。

    執筆おつかれさまでしたです。ホントに素敵な作品でした。



全ページ数 / [0] [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25]


掲示板管理者:書き込み寺(宇苅つい)

- Child Tree -
Edited by Kiryuu Web Laboratory as Child Tree K-Edittion v1.29