こんにちは。感想が遅くなって、大変申し訳ありませんでした。 今回、感想を書いているのか自分が反省をしているのかわからない混沌に突入(笑) ここでは、かいつまんで書かせていただきます。
眠れる城 感想 −−−−−
長所 ・章で分けてある内容が、的確に書かれていて読み易い。 ・それぞれの文頭に状況を把握できる文章があることで、理解しやすい文章になっている。 ・最後のリリィの行動が救いとなっていて、好きなシーンです。 ・魔王と勇者のアイディアに感心しました。
短所 ・構想が出来た段階で、構成を組み立て直していないらしく、部分的にループになってしまって似たような内容が繰り返されている。 ・主人公が誰かを絞り込む前に、12人の説明が入ると、読む際に全員を同等のウェイトで読まねばならず、やや苦労した。 ・生物兵器と魔物がイコールで『人間』『亜人類』『魔物』『魔族』の区別が解りづらい。
その他 ・気の置けない→打ち解けられない。隙を見せられない。多分、用語の使い方のミス。
うたかたの夢 感想 −−−−−
・眠れる城の続編として、どうしてもそちらと比較してしまいますが、別の世界に飛んだ主人公である魔王が始めて知った事実として書かれているのが受け入れ易く、格段に読みやすいと感じました。 ・生と死への葛藤が巧く描かれている。この部分の描写は個人的に好きです。 ・魔王の人間らしさへの変化を、マリアが自分の人間らしさの証明として救いとしていたという展開には感動しました。 ・骨組みがしっかりしていると思いました。
・『あの男』と呼ばれる人物の登場が唐突で、意図が理解できない。キーパーソンのように感じるが、男が誰で、どのような目的を持っていたのか。 ・長い年月人間を観察していた魔王が人間のエゴを理解することができなかったこと、再生する魔王が死に恐怖することには矛盾を感じた。 ・温熱探査感知の設定が、理解できなかった。 ・物語の視点が魔王の一人称文になっていると思って読んでいたのだけれど、曖昧になっている時がある。
『「破局の時は、以外に早かった。』→意外
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