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615/ 第11回企画作:ゆめなまこ著「紅狼異聞」への感想
・投稿者/ ゆめなまこ
・投稿日/ 2005/06/30(Thu) 00:11:48
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/6219/



751/ Re[1]: 第11回企画作:ゆめなまこ著「紅狼異聞」への感想
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2006/03/11(Sat) 05:49:55
・URL/ http://homepage3.nifty.com/jotei2/index.html

    老獣医の過去、一匹の狼犬と少年の魂の交流というのでしょうか。その緻密でひたむきな描写が素晴らしいです。

    過去の暗い歴史を戦争を知らないわたし達に教えてくれるのは、こういう文章なんだなぁと、つくづく感じさせられました。脱帽です。命っていうのは尊いなぁ。尊ぶべきものだなぁ。

    最後に。感想が最悪に遅くなってしまったことを心からお詫び致します。

684/ Re[1]: 第11回企画作:ゆめなまこ著「紅狼異聞」への感想
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2005/08/16(Tue) 12:43:09
・URL/ http://www.geocities.jp/rep_ojp/

    感想一途なオカザキです。ども、こんにちは。
    さて、今回はかなりまいりました。なんだ、この完成度は? というほどに、ものすごく緻密な表現です。
    多分、今回の書き込み寺では、Dさんとゆめさんが、幻想では無いものを描いたのではないでしょううか。

    命と向き合うというか。もの凄く、そして歴史に向き合って描かれる。これはすごい。
    そして残酷なまでに状況に救いは無い。奇跡は無い。ただ、ある信頼関係。激戦の中、罪の無い人々への戦禍。それを本当に当時の事実のように伝えてくれる。

    ただ蛇足ながら思うのは、折角の回想。あと、もうひとひねりほどは欲しかったような気もします。非常に贅沢なお願いですが。
    んん、と思うのは、そうであるのなら、前半後半の現代のシーンが弱いなぁ。と。まぁ、勝手な独り言です。お聞きのがください。

    ということで、本当に良い仕事をなされました。感服でごさいます。

663/ Re[1]: 第11回企画作:ゆめなまこ著「紅狼異聞」への感想
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2005/08/09(Tue) 19:51:43

     いつもお世話になっております。D・W・Wでござる。「紅狼異聞」の感想等を書かせて頂くでござる。

     終戦時の混乱をネタにした作品の中では、一般人を主人公にして状況の客観性を維持するという意味で、とても面白いと思います。狼の子のしつけの辺りも大変面白かったし、その他のディテールも良く作り込まれていると思います。膨大な知識がないと書けない作品で、まず傑作といって良いかと思います。楽しませて貰いました。

     特に欠点らしい欠点は見あたりません。これからもゆめなまこ殿には、こうした良質の作品を書き続けて頂きたいものです。
     大体感想は以上です。執筆、お疲れさまでした。

667/ Re[2]: 第11回企画作:ゆめなまこ著「紅狼異聞」への感想
・投稿者/ ゆめなまこ
・投稿日/ 2005/08/11(Thu) 20:49:40
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/6219/

    わが愚作に過分な好評
    身に余る光栄です。

    膨大な知識なんてとんでもない!
    足らぬ頭を総動員し、資料を首っ引きでなんとか書き上げた次第
    それでも、まだまだ自分的には足りてません
    ホンマにあの引き上げの地獄を体験した方には絶対に読んで欲しくない
    作品でおます。

    次回作はもっと楽したいとおもうてますが
    はじめた連載が刑事モノ・・・・
    まだ懲りてないようです・・・

    ともかく、最後までお読み頂き有難うございました!

654/ Re[1]: 第11回企画作:ゆめなまこ著「紅狼異聞」への感想
・投稿者/ 平代山 登
・投稿日/ 2005/08/09(Tue) 12:20:12

    こんにちわー^^
    最近滅多に顔出さなくなった不心得者の平代山です。
    許してください許してください許してくだ(以下略)

    せめて感想文くらい書かせてくださいませ^^

    「紅狼異聞」
    これは……凄いな。
    ご本人が「まだまだだ」って言ってるのにこんな感想書くのはどうかとも思われるんですが、
    戦争から一歩引いた物書きとしての目が冷たく戦争を見てて、それが、ある種異様な迫力を持っています。

    『チロヌップの狐』という絵本があるんですが、未読でしたら、是非ご一読を。
    絵本ですんで子ども向けですが、たぶん、ゆめなまこ様のやりたかった事を、きっちりこなしてる一冊としてお勧めします。

    ある分野では知ってる人も多かろう「押井守」という人のエッセイ集で、『犬の気持ちはわからない』(だっけかな、正確に覚えてない^^;) ってのがあって、
    そこで「犬は人間と一緒に歩いてくれる事を選んでくれた唯一の生き物だから」みたいな叙述があって、それがやたらと心に残ってる訳なんですが。
    おじいちゃんの台詞で、それを思い出して、ぁぁ……と何ともやりきれない思いになりました。

    テーマの重さを気にされてるようですが、そんな事は決して無いと思われます。
    軽いテーマ、重いテーマ、キーワードによって連想することは色々で、だからこそ、このやり方が面白いと思いますので。

668/ Re[2]: 第11回企画作:ゆめなまこ著「紅狼異聞」への感想
・投稿者/ ゆめなまこ
・投稿日/ 2005/08/11(Thu) 20:58:29
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/6219/

    平代山はん
    おひさしゅうございます

    久々に起こしになられて
    その上わが愚作をお読みなっていただくとは
    感謝のしようがございません

    さて、『チロヌップの狐』まだ読んではいません
    今度ぜひとも探し出し、読んでみたいと思います
    児童文学や絵本といえどもバカにできない、いやなめて掛かったら
    えらい目に遭う作品も多いのは事実。たのしみに書店を探します

    あの大東亜戦争において日本人が被った悲劇は無数にありますが
    引き上げは、空襲や原爆、沖縄地上戦にならんで、無辜の市民が
    巻き込まれたという点でもっとも凄惨な部類に入るのでは思います

    Dはんの感想でも書きましたが、絶対にこの作品、引き上げの修羅場を
    体験された方には読んでいただきたくないですわ、あんまりにも甘すぎてねぇ

    犬の話、押井守氏の作品は多く見てますので、氏が犬を自分のトーテムと
    している事は聞いた事が有ります。
    しかし、〜は人間と一緒に歩いてくれる事を選んでくれた唯一の生き物だから〜
    と発言してるとは、驚きですね
    私はこの表現をあるコミックで知り、衝撃を受け、今回も使ってみようと
    考えました。

    ともかく、最後まで愚作をお読み頂き
    感謝に耐えません
    次回作もご期待ください

642/ 「紅狼異聞」の感想
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2005/08/02(Tue) 17:18:50

    参りましたm(__)m
    一気読みでした。ストーリー展開はある程度予想の範疇でしたが、それでも先が気になって仕方ないのは、文章力のなさせる技なのでしょうね。
    もう、ほんとに何も言えません。

    好みの問題でいえば、自分から選んで読むタイプの題材ではないんです。
    伝えていくことが重要であることはわかっていても、自ら調べたり語ったりできない臆病な人間なので。
    そういう意味でも、こういった題材を積極的に、しかもきちんと調べた上で(←これ最重要)小説という手段で世に送り出し、読み手に考えるきっかけを与えてくれる、ゆめさんの力量と姿勢に感服です。
    「扉の向こうの悪魔」とともに、子供に読ませたいと思いました。

    えーと。
    気になったところが若干ございまして……
    冒頭、孝子さんがご両親の不在を「真夏のオーストラリアへ」と説明されておりますが、8月は向こうでは真冬かと…。日本にいる孝子さんの思考なので、これでいいのかもしれませんが、ちょっと気になったもので(汗)
    あと、助詞の使い方や変換などで「ん?」と思ったものもあったはずなんですが、読み進めていくうちにすっかり忘れました。
    まぁ、重箱の隅を楊枝でつつくようなものなので忘れてもかまわないかな(苦笑)

643/ Re[2]: 「紅狼異聞」の感想
・投稿者/ ゆめなまこ
・投稿日/ 2005/08/02(Tue) 21:43:41
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/6219/

    愚作、早速お読み頂き、感謝感激でおます

    さて、「真夏の・・・」の件、早速訂正しました。
    なんと姑息なヤツとお笑いください

    あと、誤字脱字はわての普遍的な欠点、もう少し落ち着いて
    書くようにします
    それに、先が読めてしうまう展開もエンタメを目指すわてとしては
    致命的、なんとも研究の余地大と考えます。

    で、題材の点ですが、
    みゅうはんの仰るとおり、わてもこんなヘビィな題材を扱うのは
    いかがなものかと少し躊躇しました。皆さんに受けるかどうかも心配でしたし
    でも、犬というテーマが出たとたん、コレを書かねば!
    と思ったのも事実、で、結局書いてしまいました。
    しかし、わてとしてはまだまだやと思います。
    引き上げの地獄をゼンゼン書ききれてないと・・・
    ま、戦争を知らん世代のわてとしてはどうしょうもないとは思いますが、
    次回、もし同様のテーマを扱うときは、もう少し気合を入れたいと
    思います

    ともかく、最後までお付き合いおおきにでした!



614/ 第11回企画作:月島瑠奈著「Summer has come.」への感想
・投稿者/ 月島瑠奈
・投稿日/ 2005/06/24(Fri) 23:51:13
・URL/ http://lunatuki108.hp.infoseek.co.jp/



683/ Re[1]: 第11回企画作:月島瑠奈著「Summer has come.」への感想
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2005/08/16(Tue) 10:01:02
・URL/ http://www.geocities.jp/rep_ojp/

    これはいいです。
    転がりました。
    かなり転がりました。
    奥さんの「ダンナさん」と呼ぶ姿がなくとも言えません。
    えーなぁ。こういうシンプルなストーリーは本当に不純物無いものねぇ。月島さんにはもっとこういうノリで恋愛小説書いて欲しいです。マジでマジで。

    >「だからごめんって。こら,機嫌直しなさい」
    ダンナさんのこの弁解最高ー。俺も使う(違うだろ)
    ダンナさんのマイペースでのほほーんとした感覚が、なんとも「夏休み」を感じる。しかも、微妙に強制終了気味な台詞が、なんとも(笑)
    これ、また書いてください。是非。と読者は勝手なお願いをするのですヽ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ )ノ

670/ Re[1]: 第11回企画作:月島瑠奈著「Summer has come.」への感想
・投稿者/ ゆめなまこ
・投稿日/ 2005/08/12(Fri) 11:33:52
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/6219/

    こんにちわ
    長い夏休みで見も心も溶け掛かってるゆめなまこでおます

    さて読みました。遅ればせながら

    く〜っ!蹴っ飛ばしてやろうかなと思うくらいの
    シヤワセ丸出しの夫婦が、可愛らしいやらにくったらしいやら
    で身もだえしながら読みましたわ。

    でも、たまにはこんな作品よむのもよろしいナァ〜
    ほんまに暑い日に飲む一杯のアイスティーって感じで。
    非常に読後感のいい掌編って言えますね。

    瑠奈はんの新しい一面を見た感じがしました。
    次回、期待してますね。
    では


662/ Re[1]: 第11回企画作:月島瑠奈著「Summer has come.」への感想
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2005/08/09(Tue) 19:43:42

     D・W・Wでござる。「Summer has come.」を読ませて頂いたので、感想等を書かせて頂くでござる。

     雰囲気的にはエッセイ的な作品かなと思いました。現実ではないわけだから、エッセイではないわけですが、何処かそのテイストがある。(笑)等の表現は小説で忌避される傾向がありますが、こういうタイプの作品なら問題ないかと。あくまで異世界とか不思議な世界とかではなく、本当に何処にでもある世界を普通に書く事によって、自己と作品の個性を出す。なかなかに面白いと思います。

     これは疑問ではないのですが、個人的には切りどころが微妙だと思います。アイスティーにすると言った奥さんに対する旦那さんの反応が見てみたかったかなと思いました。
     大体感想は以上です。

653/ Re[1]: 第11回企画作:月島瑠奈著「Summer has come.」への感想
・投稿者/ 平代山 登
・投稿日/ 2005/08/09(Tue) 11:55:00

    こんにちわー^^
    最近滅多に顔出さなくなった不心得者の平代山です。
    許してください許してください許してくだ(以下略)

    せめて感想文くらい書かせてくださいませ^^

    ……って、この前書きのコピペ、いい加減しつこい?

    ってことで、
    「summer has come」

    これは、幸せになるなぁ……。
    「……あ」
    の後の間が何ともいえない。

    ほのぼのとした空気の中で交わされる信頼しきった会話。
    三谷幸喜さんの脚本の『こどもほしいね』を思い出しちゃった……。
    何事が起こるでもない夏の一日を切り出して、そこに「をかし」を見つける。
    これが趣味の物書きの最たる喜びですよ!!

640/ 「Summer has come.」の感想
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2005/07/28(Thu) 13:54:06
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html

    こ、これは……カワイイ♪
    実にカワイイおはなしですね(^^)
    小説って表現するより「おはなし」と呼びたいです。
    (って、私のミョーなこだわりです。すみません・汗)

    「ショック。タバコに負けた」
    この一言。
    このお話はこの一言にすべてがこめられていると、勝手に断定(笑)
    奥さんの気持ち、良くわかるもの(苦笑)

    ほんとうに、ちょっとした日常のヒトコマ。
    前の記念樹もそうだったけど、こーゆーさりげない日常の作品、瑠奈さん実はとっても上手いですよね。

    次の企画の時には『ありふれた日常を描く現代モノ第3段』をよろしく♪



613/ 第11回企画作:ぴーしゅけ著「幸福画廊番外1・壺の鳥」への感想
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2005/06/13(Mon) 00:03:12
・URL/ http://homepage3.nifty.com/jotei2/st_garo/garo011.html



682/ Re[1]: 第11回企画作:ぴーしゅけ著「幸福画廊番外1・壺の鳥」への感想
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2005/08/16(Tue) 09:55:17
・URL/ http://www.geocities.jp/rep_ojp/

    第二部来たーーーーーーーーー┌┤ ̄ ̄ ̄〜〜〜 ̄ ̄ ̄├┘ということにしておこう。ども、オカザキです。
    この小気味良いテンポもさることながら、テーマが秀逸。素晴らしいですね。
    白野さんの淡い、危険な想いも重なり合い(笑)
    そこらへんがまた最高。
    あと、まぁ完結済みのを第一部という表現でお許しいただくのであれば、無理がなくなった、という感じはします。
    依頼があって、事件がある。というセオリーではなく、それぞれが自由に、好き放題に動いているような感じがします。白野訓あたり、もう暴走寸前すかね?(笑)
    皆さん言われてますが、気キャラが完成されてますもの。どんなお話であれ、それが幸福画廊、と言えるクオリティーあります。
    いいです。また次回作を期待します。させてくだい!

671/ Re[1]: 第11回企画作:ぴーしゅけ著「幸福画廊番外1・壺の鳥」への感想
・投稿者/ ゆめなまこ
・投稿日/ 2005/08/12(Fri) 11:49:37
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/6219/

    心待ちにしてましたよ「番外編」
    で、この物語とは、さすがですなぴーしゅけはん!

    読んでまして、先ず思い浮かべたのが怪談の世界、
    日本の怪談ってね、怖いだけじゃなくてなんとも言えない不思議さや
    ゾクゾクする様な耽美さが隠されてる思うんですよ、
    ま、本作、そこまでディープな事は無いですが、そのティストを感じます
    壷に描かれた怪鳥が美しき妖女になり、それに少年が魅入られる。
    なんか、泉鏡花してるところもありますしね

    それにしても画廊シリーズは様々な個性的名キャラのお陰で
    様々な物語が展開してゆく要素がありますな
    今後、どんな番外編が生まれるか、楽しみです

    トーゼン画廊以外のぴーしゅけはんの作品もお待ちしてます



661/ Re[1]: 第11回企画作:ぴーしゅけ著「幸福画廊番外1・壺の鳥」への感想
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2005/08/09(Tue) 19:37:19

     D・W・Wでござる。いつもいつも大変お世話になっております。作品を読ませて頂いたので、感想等を書かせて頂くでござる。

     鳳凰に見せかけておいて実は……。この辺りのギミックはきちんと細かい所を調べておかないと出来ない技で、しかも話に絡めてきちんと仕上げている。しかも画廊のテイストを失わずに、ちょっと今までとは毛色の違う作品を仕上げる。素晴らしい手腕だと思います。拙者もインド神話のガルーダは結構好きなので、大変楽しんで読ませて頂きました。このシリーズは何時読んでも素晴らしい。これは拙者の本音です。

     個人的に気になったのは、ガルーダは何か御礼とかはしてくれなかったのか、という事だけです。食い逃げ(笑)では神様の矜持が廃りそうなので、その辺で何か一ひねり欲しいかなとか思いました。まあ、これはあくまで拙者の個人的な趣味も入っているので、聞き流してください。

     大体感想は以上です。

652/ Re[1]: 第11回企画作:ぴーしゅけ著「幸福画廊番外1・壺の鳥」への感想
・投稿者/ 平代山 登
・投稿日/ 2005/08/09(Tue) 11:46:07

    こんにちわー^^
    最近滅多に顔出さなくなった不心得者の平代山です。
    許してください許してください許してくだ(以下略)

    せめて感想文くらい書かせてくださいませ^^

    「壷の鳥」
    なんで、ぴーしゅけ様は、こう、自然体で書けるかなぁ。
    日記でもそうなんだけど、読んでるうちに引き込まれて、声出して笑ってる自分がいて、で、そういう自分に気付いて落込むんですよねぇ……。
    私、結構、物書きする時、色んな事考えて、
    じっくり練り上げて、ギミック一杯散らして書くってのが好きなんですが、
    その結果でき上がったものって、後で見ると自己嫌悪に陥るくらい力みすぎの不恰好なものにしかならなくて……。
    ありがちな言葉に直すと、ぴーしゅけ様は、完全に自分の文体ってのを身に着けてる、って事になるんでしょうが、
    それだけじゃこの敗北感は伝わらない……。
    いかんな、感想文なのに愚痴になっとる……w

    『有閑倶楽部』とか、あの辺の少女漫画を思わせる、
    どこかちょっとズレたノリの、ちょっと不思議な物語。
    笑いながら、最後に白野さんの強さなんかも仄見えたりして、
    一個の作品として、綺麗に秀逸にまとまっている。

638/ 「幸福画廊番外1・壺の鳥」の感想
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2005/07/27(Wed) 23:36:49
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html

    えっへっへ〜♪ 画廊だよー、画廊♪
    うーん、白野さま、カワイイ♪
    あ、すみませんっ。つい煩悩(本能?)のままに叫んでしまいました。
    気を取り直して……

    ただ画廊のメンツが「お茶」をしているだけでなく、その茶器にまつわる話しがメインとは、さすがぴーしゅけさん、ひとひねりが効いてますね。
    しかも、この女性がイイっすよ。
    白野さまにこんなことしてもらっちゃうなんてっっっっ!!
    って、結局煩悩全開じゃないですか(汗)

    ……えと。
    白野ネコちゃんが煮干し食べてミルク飲んでねこじゃらしで遊んでいるところがすっごく好きです♪

748/ 感想ありがとうございます
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2006/03/11(Sat) 05:20:52
・URL/ http://homepage3.nifty.com/jotei2/index.html

    レオさん、ゆめさん、Dさん、平代山さん、みゅうさん。
    ご感想ありがとうございます。お礼が華々しく遅れてしまい、本当に申し訳ありません。書いたつもりで忘れてました(←最低)。

    画廊番外(今では「第二部」ということになっちまってます (^^;)の最初、ということで、何を書こうか迷ったんですが、先ずはレオさんも仰る通り、縛りのない自由を満喫しようかと、ああいう話になりました。
    丁度、漫画本で「百鬼夜行抄」(今市子著)にハマっていたので、物の怪を出してみた次第です。

    テーマをきちんとこなした、という気がちーっとも湧いてこない作品ではありますが、お寄せ頂いた感想を拝見する限り、その点には言及されていない様子。ああ一安心(笑)。

    あとは、一行返信にて。
    >ゆめさん
    泉鏡花好きです。嬉しいです。
    >Dさん
    なるほど。Dさんはガルーダ伝説詳しそう。拙い知識でお恥ずかしいです。
    >平代山さん
    自分の文体……。マジにそれ欲しいですね。どうやったら手にはいるのでしょう? 平代山さんこそが、それをお持ちなのだと思うのですが。
    >みゅうさん
    貴女らしい所で貴女らしい反応を頂いて。私はものすごーく本望だよ!(笑)




612/ 第11回企画作:みゅう著「川のほとりで」への感想
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2005/06/12(Sun) 15:37:34
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/syosai/story/kawa.htm



750/ Re[1]: 第11回企画作:みゅう著「川のほとりで」への感想
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2006/03/11(Sat) 05:41:53
・URL/ http://homepage3.nifty.com/jotei2/index.html

    良作を読ませて頂きました。
    みゅうさんらしい優しさが滲んでいる作品で、心がほっと致しました。
    最後のどんでんも巧く決まって、それが尚更、人の愛をかき立てる。皆さん仰ってますが、マジで巧いと思います。うー、嫉妬嫉妬。

    最後に。感想が最悪に遅くなってしまったことを心からお詫び致します。

707/ Re[1]: 第11回企画作:みゅうさん著「川のほとりで」への感想
・投稿者/ 月島瑠奈
・投稿日/ 2005/09/20(Tue) 01:23:31
・URL/ http://lunatuki108.hp.infoseek.co.jp/

    どうも,スタートダッシュだけは良くて,いつのまにか失速しておりました月島です(汗)
    だいぶ遅ればせながら,感想など…。

    案内人の視点で語られる一人称で,短編小説なのですが,非常に密度がある。
    素直に,そんな印象を受けました。

    どこか温かを感じるある案内人の人柄,そして途中に出てくる「事故」という厳しい現実。
    そのギャップによって,よりそれが演出されている。
    そのあたりの構成は見事だと思いました。

    後は,他の皆様の感想にありましたが最後の文章が,話の締めに本当に相応しいなと思いました。
    こうした物語のヒキという言葉は,とかく過剰になりすぎる気があるので。
    (って私だけかもですが…)
    短い言葉に凝縮出来るその手腕,あやかりたいと思います。

    特に,欠点は思い浮かびませんでした。
    むしろ今まで読ませて頂いた,みゅうさんの短編の中で一番好きかもです♪
    良い物語本当にありがとうございます。

    短くて拙い感想ですが,これにて。

681/ Re[1]: 第11回企画作:みゅう著「川のほとりで」への感想
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2005/08/16(Tue) 09:32:37
・URL/ http://www.geocities.jp/rep_ojp/

    これはさすがですね。
    みゅうさん特有の暖かさが、今回は最高温度です。
    そして短編小説につきもののオチ(と言う言い方は失礼かもしれませんが)
    その結があまりに秀逸です。
    んー、と唸るばかり。

    平代山さんも仰ってますが、やっぱみゅうさんの技術うまくなってますよ。
    短編小説を読むと一目瞭然です。
    短い完結ではなくて、物語としてその先にも現在進行形で続いているというのは、物書きとして必要な技術であり、なかなか得られないテクニックです。
    そしてそれに引きずられず、絶妙の長さで終着している。
    それがなお、優しさの温度を急上昇しているわけで。
    それに付け加えてですが、みゅうさんの優しい温度だけじゃない、厳しい現実もオブラートに包み込んで、突きつける。しかも、遠回しに。
    テーマが不幸にもあの列車事故と重なったというのもありますが、読み手としてはやはり鮮烈でした。
    それだけに印象深い作品でもあります。

690/ ありがとうございます
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2005/08/22(Mon) 00:30:24
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html

    感想ありがとうm(_ _)m

    > 短編小説につきもののオチ(と言う言い方は失礼かもしれませんが)
    いえ、全然失礼じゃないです。
    短い話しには「オチ」をつけたくなる性分なので(笑)

    今回、この作品では技術的にもうまくなってるってオコトバをいただけて、もう、ホクホクです。
    自分じゃ良くわからないものね、こーゆーことはさ。
    やっぱり、寺のおかげだよなー、と思います。

660/ Re[1]: 第11回企画作:みゅう著「川のほとりで」への感想
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2005/08/09(Tue) 19:26:13

     D・W・Wでござる。いつもお世話になっております。「川のほとりで」読ませて頂いたので、感想を書かせて頂くでござる。

     短い作品ながら、例の事故を題材にして、良く書き上がっていると思います。案内人が延々と語りかけていくというシステムの中で、最終的に何がどういう事なのか分かっていく。面白い手法だと思いますし、作品自体の出来も良い。大変結構な作品を読ませて頂きました。

     個人的には、最終的に何かの展望があると面白いかなと思いました。一段落付いた所で、案内人がきちんと調べてくれるとか、子犬君が自分でどうするかを決めて話すとか。それによって、作品の終わりに一アクセントが加えられたかも知れないかなと思いました。

     大体感想は以上です。

665/ ありがと
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2005/08/10(Wed) 22:03:28
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html

    感想ありがとうございますm(_ _)m
    お褒めの言葉、恐れいります。

    > 例の事故を題材にして
    す、すみません。例の事故の前に書いてたんですよー(汗)
    あまりにタイミングがよすぎて出品をためらったというイワク付きのシロモノです(滝汗)

    > 一段落付いた所で、案内人がきちんと調べてくれるとか、子犬君が自分でどうするかを決めて話すとか。
    そういうのもありでしたかねぇ。ちっとも考えつきませんでした(汗)
    感想をいただいてから、いろいろと考えてみたんですが…… やっぱり思いつきませんでした(泣)

651/ Re[1]: 第11回企画作:みゅう著「川のほとりで」への感想
・投稿者/ 平代山 登
・投稿日/ 2005/08/09(Tue) 11:18:45

    こんにちわー^^
    最近滅多に顔出さなくなった不心得者の平代山です。
    許してください許してください許してくだ(以下略)

    せめて感想文くらい書かせてくださいませ^^

    「川のほとりで」
    ぬおお。
    しばらく見ないうちに、みゅう様、凄まじく上手くなってませんか!?

    二人称で語られる物語。
    ただでさえややこしい、この形式に挑戦したにも拘らず、見事に書ききりましたなぁ。
    なにより、この最終行。
    冷たいようでいて、限りない希望と暖かさを内包した、この最終行が、凄い。
    どれだけ離れようと別れようと、行き着く先には一緒になるんだよー^^ と、
    チャットでのあの調子でみゅう様に励まされる気がして、全身脱力。

    鉄火場の女将っぽい語り手が、また良い味出してて、
    必要以上に湿っぽくも冷酷にもせず、
    じゃあ、がんばんなよ、と背を押して見送るだけの、とても難しい役どころをきっちりこなしてる。
    配役の妙ですな。

    と、このままじゃ感想文らしくないので、無理矢理欲を言えば、
    最後に待ちの姿勢になったカイル君を客観的に見た女将の一言があって、
    その後、通常の業務に戻っていく女将の姿があれば、もっと引き締まったかも。

664/ ありがとうございます
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2005/08/10(Wed) 21:29:22
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html

    どうも♪ お久しぶりですねー。
    読んでくださって、その上、感想つけてくださってありがとうございますm(_ _)m

    > 上手くなってませんか!?
    え? 少しはウマクなってますか?
    えへへ。嬉しいお言葉ありがとうございます♪
    でも、二人称のつもりじゃなかったんですよー。
    「案内人の一人称」のつもりでした(汗)
    だから、何かに挑戦したつもりも、本人さらさらありませんで、そんな風に言っていただいてしまうと、穴掘ってでも入りたくなります(滝汗)

    > チャットでのあの調子でみゅう様に励まされる気がして、全身脱力。
    えと。
    こ、これはどういう意図にとってよろしいんでしょうか(笑)
    いえ、私の書いたものから「何か」を受け止めていただけたとしたら、私にはそれがなによりも嬉しいので、 こんなありがたいお言葉はありません。

    > 最後に待ちの姿勢になったカイル君を客観的に見た女将の一言があって、
    > その後、通常の業務に戻っていく女将の姿があれば、もっと引き締まったかも。
    あぁ、なるほど。
    そーゆー発想は出てきませんでしたねぇ。
    感想をいただいてからずっと、締めの文章を考えてたんですが、ダメです。
    思いつきません(泣)

    平代山さん、考えてください(笑)
    ってか、感想だけじゃなくて、平代山さんの作品が読みたいですよ!

635/ 第11回企画作:みゅう様著「川のほとりで」への感想
・投稿者/ ゆめなまこ
・投稿日/ 2005/07/26(Tue) 00:10:31
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/6219/

    やられた!!
    この作品を読み終わった瞬間、そう思いましたよ、いやホント
    わてもね、実を言うとコレと同じ様な話を考えてたんですよ、
    あの事故で無くなれた大勢の方々を、ちゃんと死後の世界に案内する「案内人」のお話・・・
    正直、先を越されました。でも、諦めてまへん!
    いずれゆめなまこ版「川のほとりで」公開してもよろしいか??

    で、物語そのものに付いても、さすがとしか言いようが無いです
    ご自身で仰るとおり、たしかに解りにくい部分もありますが
    逆にそのお陰でオチの意外性が生きてくるとわては思いました。
    人にとっても動物にとっても悲劇は悲劇。
    いや、色んな意味で心に残る作品でおました。

639/ ありがとうございます
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2005/07/28(Thu) 00:28:33
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html

    過分なお言葉、恐れ入ります。
    内容のわかりにくさの部分については、先に「犬」ってお題があることに助けられてもいますね(苦笑)

    ぜひぜひ、ゆめさんの書く「案内人」の話を読ませてください!!
    楽しみにしてます♪



603/ 第十一回企画作品、D・W・W著「犬の魂」の感想
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2005/04/16(Sat) 11:55:52
・URL/ http://www5b.biglobe.ne.jp/~dww/



749/ Re[1]: 第十一回企画作品、D・W・W著「犬の魂」の感想
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2006/03/11(Sat) 05:35:53
・URL/ http://homepage3.nifty.com/jotei2/index.html

    なんとも。本作はDさんの最高傑作ではないでしょうか。いや、勿論私は失礼ながらDさんの全作品を拝読してはおりませんし、今後の作品の知りようもないです。ですが、敢えて言いたいですね。こりゃDさんの最高作だ!と。

    「犬」というテーマを心憎いまでに満喫させて頂きました。
    一匹の犬と主人公の五郎左の魂の有り様が、その過去や現在を踏まえつつ、交互に絡み合って、読む者に強く迫ります。五郎左がとてもリアルです。このリアルさが素晴らしい。

    登場人物をリアルにする、生かすというのは、こういうことだなーと思いました。

    最後に。感想が最悪に遅くなってしまったことを心からお詫び致します。

680/ Re[1]: 第十一回企画作品、D・W・W著「犬の魂」の感想
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2005/08/16(Tue) 09:19:27
・URL/ http://www.geocities.jp/rep_ojp/

    感想撃墜オカザキレオです。(落とすなよ)
    ということで、今回は感想に徹しています。
    えーと、これも結構、最初の方に読んでいたのですが、寺のメンバーはなんてこんなに多彩なんでしょーね。めまいがします。

    もともとDさんは設定の妙で、寺では抜きんでいます。
    そこに現実感が合わせもった。これ最強ですよ。Dさんの社会構造を粉砕するような描写って、実は旧時代を読むのに最適だったりします。
    さて本編。みなさん、多く語られるように、すばらしい完成度。
    ただ、細かいところで、歴史小説好きなら、あぁ、後一歩、というところはある。
    例えば、

    >「儂は幕府の役人、石山四郎次郎永継という。 早速だが、汝に仕官の声がかかっておる」
    本文より抜粋。この台詞。

    幕府の役人ってのは、どういう役職で、どんな風体で、どのような身分か。
    これを明確に付け加えただけで、かなり違うと思う。
    Dさんならそれができると思ったので、まぁ、さしでがましいかもしれませんが、一応ということで。
    ただ前述した通り、素晴らしい完成度。

    Dさんの新境地と言ってもいいと思います。本当にお疲れさまでした。

650/ Re[1]: 第十一回企画作品、D・W・W著「犬の魂」の感想
・投稿者/ 平代山 登
・投稿日/ 2005/08/09(Tue) 10:59:16

    こんにちわー^^
    最近滅多に顔出さなくなった不心得者の平代山です。
    許してください許してください許してくだ(以下略)

    せめて感想文くらい書かせてくださいませ^^

    「犬の魂」
    ぁぅぅ……。
    言う事無し。
    完璧に書ききっているし、作りこまれてるし。
    もはや、ただただ楽しませてもらいました。
    感想の書きようの無い作品……。

    むう……これで終わったのでは、適当に書いたように思われそうだが……。
    でもなぁ……あれこれ口挟む余地無いしなぁ^^;

637/ 「犬の魂」の感想
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2005/07/27(Wed) 23:13:36
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/syosai/story/kawa.htm

    こ、これはっ!
    すごいです。読み終わって「やられたっ」と思いました。
    お題の使い方がとにかく見事。
    「犬」。ただそれだけの名詞が、実に奥深いテーマとなっているのには、本気で脱帽です。

    今回、導入部がすごく入り込みやすかったですね。
    この部分の風景描写がわかりやすく、それでいて流麗で、情景が浮かぶようでした。

    他の方もおっしゃってましたが、カタカナ語が入るのは、そこだけ異質なものがまじっているようで、私も気になりました。
    それと、途中何度も同じような説明が入るのは、繰り返しによる強調を狙っているのでしょうが、少し気になりました。


633/ 第十一回企画作品、D・W・W様著「犬の魂」の感想
・投稿者/ ゆめなまこ
・投稿日/ 2005/07/26(Tue) 00:07:23
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/6219/

    読みました。「犬の魂」
    コレは凄いです、いや、物凄い!!
    江戸の風俗もリアルですし、話の運び、雰囲気、キャラの存在感、言う事なしです
    まさに、ノリは山本周五郎か柴田練三郎!!
    本格的時代劇の登場!って感じです、
    亡くなった杉浦日向子女史もお喜びになるでしょう
    待ちに待ったD・W・Wはんの真骨頂ついに登場ですな!
    もうゆめなまこ、感激のあまり言葉もありません
    ただやはり瑠奈はんからも指摘されているカタカナ言葉の件は
    わても気になりました。ま、作品そのものの完成度からすれば瑣末な事ですが。
    あと、文章が説明くさいの気になりますが
    時代背景、風俗、世相を説明するには必要なのかも知れません
    ともかく、作品としては超上物です
    さすが、平成のサムライDはんですな!!

628/ Re[1]: 第十一回企画作品、D・W・Wさん著「犬の魂」の感想
・投稿者/ 月島瑠奈
・投稿日/ 2005/07/22(Fri) 22:51:16
・URL/ http://lunatuki108.hp.infoseek.co.jp/

    どうも,ひそかにDさんの日本歴史モノを心待ちにしていた月島です(笑)

    まるで自分の意思を持っているかのような犬,太助。
    主人公である五郎左とそれといって干渉するわけでもなく,不思議な距離感を保っている。
    そこから,自分のあり方を学んで士官を決意する。
    …という視点が,とても面白かったです。
    タイトルの「犬」は五郎左と,太助両方をかけているのですね。
    (万が一違ったらごめんなさい…汗)

    平和な時代の,浪人というのもポイントだと思います。
    戦乱の時代だったら,つべこべ言っていられ無そうですもんね(汗)
    現実でも通じる事なんですけど,物事って考え方1つで結構変わるものなんですよね。
    なんとなく,そんな事をこの話を読んで思いました。

    サブ的イベントも感慨深かったです。
    特に印象的だったのが,五郎左が子供の前で腕を斬って見せちゃう場面。
    一般的に見れば,非常識な事なんですけど,そういう人生を歩んできた彼にとっては何てことのない事実。
    別に子供を怖がらせようと,わざとやった訳じゃないんですよね。
    それがあたりまえだから,平気でやっちゃう。
    歴史的説明もそうなんですけど,Dさんの小説は心理描写も見事ですよね。
    あやかりたいです。

    ボリュームがあって読みごたえ十分な面も健在!
    そんな中で敢えて,個人的に不満な点を上げれば,途中で僅かに入っている横文字,でしょうか。
    「武器を持っている人間にアドバンテージがある」という部分は,「武器を持っている人間の方が有利である」でも支障はないかと。
    凄い重厚な雰囲気の中でちょっと勿体無いと思いました。
    まあ,これは個人的好みですが…。

    執筆ご苦労様でした。
    それでは,今後も期待しております。



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