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76/ 「星屑の名前」(レオ殿著)に対する、感想および批評
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2002/11/20(Wed) 21:47:34

    基本的に拙者は悪役を好み申す。なぜなら、小説書きの思想のもっとも暗い部分がもろに露出される所だからでござる。同時に毒舌の味方キャラも好きでござるな。作者の本音が聞ける場面でござるから。

    今回のレオ殿の作品が、どういうストーリーなのかは、拙者はよく知り申さぬ。よって、単純に作品だけを批評いたす。
    戦闘シーンは、魔法での戦いと言うよりも、言葉での戦いといった印象を受け申す。巧いのでござるが、軽い。肉が引きちぎられ、骨が砕け、鮮血が飛び散る、といったような激しい描写はなく、肉体がぶつかり合っている印象はござらぬ。戦闘でありながら、ソフトな印象を受け申すな。これが欠点か長所かどうかは意見が分かれるところでござろう。
    そして、レオ殿の今回もっとも拙者が優れていると思う点は、敵のおじいさんの台詞。主人公の返し技(言葉)よりも、こっちの方がずっと優れていると思う。以下はその引用でござる

    「人間は自分を設定するのが好きではないか。プロフィールとでも言うぺきか? 名前・性別・年齢・生年月日・血液型・性格・嗜好・現在・過去・友達・家族・敵対者・所属・出身地・民族・人種-------実にくだらないな。それにこだわり、それを意識して、昨日の間違いに悔恨する。昨日の過ちが、今日に影響するとでも本気で思っているのか? 所詮、昨日の事は昨日にしかずきない。自分の設定と他人の設定を知って、安堵する。そして他人の設定との誤差を発見し、嘆きの言葉を漏らす」
    ……「喜劇だな」
    ……「喜劇以外のなにものでもなかろう。シレーネの過去を設定したのは私だ。それをお前達が勝手なイメージでシレーネの設定を肉付けしていった。シレーネはな、【暗黒流星】の因子をもつ、未熟児を私が培養し研究してきた25番目の実験動物だ。Yは登録番号だ」
    ……「シレーネはこんな化け物ではない、と思ったか?」
    ……「真実は最初からシレーネはこんな化け物だったわけだ、喜劇であろう?」

    思うかではなく、影響します。(笑)物理的に考えても、精神的に考えても、影響するのは明らか。ただ、ここでおじいちゃんが言っているのは、過去にこだわる事の弊害であり、それを極限にどぎつくした物といえるでござろう。拙者はいくらでもこれに反論がござるが、それはあえて言い申さぬ。作品の良さの一つは、その作品に対していかに考えられるか、愛せるか。つまり、いかに自分の心をさけるかなのでござるから。これはそういう意味で実に良いアンチテーゼでござろう。

    個人的に一番うれしいのは、多方向に展開できるよう作ったシレーネが、ここできちんと生かされた事。拙者のシレーネとレオ殿のシレーネを見れば明らか。設定を生かし、それを息づく人とするのは作家なのでござる。

    残念なところがあるとすれば、テーマの割に深刻さが無い事。なんというか、敵も戦いが終わった後は主人公と舞台裏で煙草吸ってだべっていそうというか、シレーネも役割終わったから帰るね、みたいに出番を終えている所でござるかな。
    何が残ったのか、何が結果となったのか、それがもっと知りたかったでござるな。



81/ 作者かく語りき
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2002/11/23(Sat) 12:15:20
・URL/ http://page.freett.com/okazakinet/

    はい、感想有り難うございます。
    この作品は一応、我が家で連載している「暗黒流星と十字の満月」の外伝的な作品なのですが、初めての人が読んでも分かりやすいように心がけたつもれでしたが........

    >今回のレオ殿の作品が、どういうストーリーなのかは、拙者はよく知り申さぬ。

    うーん。これは今回の作品が単品としてストーリーを理解できなかったという事でしょうか? だとすると、ちょっとショック。連載としてのストーリーとしてとらえてくれたのなら、ま、それそそれ。これはこれだけで、こんな読み切りアクションファンタジーを楽しんでいただければ、と(笑)

    実はこのシリーズ、男性の方からの感想を頂くのは、初めてかもしれません。
    女性の方から頂いたイラストを軸にして作ったストーリーなだけに、女性の方を意識舌むっくりにはなっています。ゆえにアクションにはあえて、流血などは描写していません。
    これを僕が言っても仕方ないのですが、肉体の戦闘ではなく、感情の戦闘なもので(苦笑)
    ま、好みが分かれる所ではありますな。

    >悪役
    はい、何だか主人公より輝いていますね。書いてて、楽しかったです。
    まぁ、僕は基本的にですな、悪役に僕の言わせたい事を言わせるタイプのライターではないのでよ。メロディーとしてのお話があって、そのお話が呼ぶように登場人物達に喋らせる。ま、そこに僕の根底は有るかもしれませんが、意識してないし。僕自身、老人の言葉には反論の余地があります。
    ま、楽しんでいただけれ゛、これ幸い。

    終わり方はツメが甘いですねぇ。
    これは今後、本当にもっと意識して勉強していかなくてはいけない事だと思います。
    何が残ったのか?
    それが伝わらなかったのが残念です。ま、僕の力不足でした。

    精進いたします。
    どうも、ありがとうごさいました。<(_ _)>

87/ Re[1]: 「星屑の名前」(レオ殿著)に対する、感想および批評
・投稿者/ 並木
・投稿日/ 2002/11/24(Sun) 03:02:18
・URL/ http://www7.plala.or.jp/stla/top.html

    こんばんは。感想を書かせていただきます。よろしくお願いします。

    外伝的な物語という話でしたが、何の事前知識も無い状態で読み始めましたところ、最初の10行くらいで挫折しそうになってしまいました。すみません。

    冒頭、何を言っているのか解らない。
    月は出ているのかいないのか?十字の満月とは暗黒流星が十文字に月を横切って4等分に見せる幻影なのか、とにかく???
    そして、ジャンルが判らない。
    SFなのかファンタジーなのか忍者モノか(なぜそう思う?)
    そんな感じで、話が見えてくるまでが長すぎます。
    物語に入り込み易くする工夫が欲しいです。

    人間の設定、データなど記憶を印象付けるものと巧く絡ませていて面白かった。
    また、記憶の上に将来が存在するならよくあるが、記憶などでは左右されないと言い切ってしまう辺りも痛快な展開。
    戦闘から結末までが短く、前半を解り易くしてからダイエットするか、後半を太らせるかした方が全体のバランスはいいと思う。
    カメラのエピソードまであるのに、オッド・アイの設定が生きていないのが惜しい。

    タイプミスと思われる部分
    ・銀の一番大切存在である【暗黒流星】の少女がいる
    ・見せ中に一歩踏み込むと、
    ・それに付け入る好きは余るほどある。

    改行が抜けていると思われる部分
    ・瞳は笑った。「いいじゃない
    ・言った。「本当に綺麗なんだよ
    ・指でつっついた。「暴飲暴食は
    ・銀と玄を見る。「あら、この人達が
    ・不思議そうな顔をし。「何がだ?」
    など多すぎるので、何か法則があるのか悩んでみたが特に見出せず、物語の邪魔にしかならない気がするのでいっそ改行してしまっては?と思います。

    表現に疑問を感じた部分
    ・楓との邂逅。愛と瞳との出会い。
    →つまり愛と瞳との出会いは予定調和ということ?

    オリジナルの物語を読んだら、恐らくは違った印象があったのだろうと思いますが、「初めての人が読んでも分かりやすいように心がけたつもれ」との事でしたので、これにて。
    では、稚拙な感想で失礼いたしました。

89/ 作者かく語りき
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2002/11/24(Sun) 07:41:23
・URL/ http://page.freett.com/okazakinet/

    おはようございます。そしてありがとうございます。

    なるほど。僕はですな、その連載の設定を使うにあたり、甘さがあったという気がしますな。

    あ、指摘された改行ですが.........

    あはははははは。あれ、癖なんですよ。
    例えば
    「おはよと」
     と言った。「でも遅いよ?」
     
    って感じのこれですよね。
    実は故意にやっているんですけど、醜いのかもしませんね。うん、会話を流麗するためにあえて、やっていたんですけど。
    赤川次郎氏の文章模写していた時のなごりでもありますが。
    うん、でも醜いということなので、今度はそれをやらずに書く事を挑戦してみようと思います。

    DWW氏と並木氏の指摘を見て思ったことは
    僕はその連載小説の設定に甘えすぎたという事なのでしょうね。
    充分に勉強の余地あり、ですな。
    精進していきます。
    有り難うございました<(_ _)>

107/ Re[1]: 「星屑の名前」(レオ殿著)に対する、感想および批評
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2002/12/02(Mon) 02:36:38
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/bbs_kaki/kaki.html

    シレーネさんですね。うんうん。レオさんのシレーネさんだぁ〜♪
    ・・・と、自分もテーマその1を今日書き上げたばかりなもので、そこにばかり目がいってしまう私です(笑)

    レオさんのはちょっと怪しげな雰囲気の漂うシレーネさん。大人っぽい印象もありますね。全ての設定をきちんと盛り込んだ挙げ句、自分流の味付けも忘れない。その手腕はお見事です。

    ただ、並木さんも書かれていらっしゃいますが、登場人物が多い分、シリーズを知らずに初めて読む読者には、とっつきにくい面が確かにあるようにも思われます。玄と銀の場面から、突然、誰か解らない「彼女」の場面に変わり、そして、不意に日常へ・・。
    私の勝手な意見ですが、彼女のシーンから始まって、日常が少し進んだ辺りで、最初の玄と銀の場面を持ってきたら・・・どうだったかなー? とか思いますが・・・。ゴメン。偉そうなコト書いて。

    ところで、つくづく思うんですが、今回はカブんなくって良かったよぉぉ〜(笑)

140/ Re[1]: 「星屑の名前」(レオ殿著)に対する、感想および批評
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2002/12/08(Sun) 02:19:10
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html

    この作品を読んで「良かった♪」と「悔しいナ」という相反した二つの感情を覚えました(笑)。
    「良かった」は、レオさんの『暗黒流星』の新作だぁ♪ってことで、銀クンや玄くんのじゃれあいが読めたこと。
    「悔しい」は、寺の企画を知ってるが故に「シレーネ」さんの設定をどう使っているのかが気になってしまったこと。企画のことを知らなかったら、一読者としてもっとシンプルにこの作品を楽しめたのにな……。ということです。

    で、そのシレーネの設定ですが「Y」の使い方には「なるほど!」と思いました。
    その次に「Z」が控えているなんて、これは「目から鱗」でした。

151/ Re[1]: 「星屑の名前」(レオ殿著)に対する、感想および批評
・投稿者/ えも
・投稿日/ 2002/12/21(Sat) 13:59:05
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/7142/

    実はずっと前に読ませていただいていたのだけれど、ここに感想を書きにくるのがおそくなってしまいました<(_ _)>

    「暗黒流星」は個人的にレオさんの作品の中でも特に好きなシリーズで、だからこそ新作を読めるという事がとても嬉しくてたまりませんでした。

    私は1作目からずっと読ませていただいているので、大きな疑問もなく読ませてもらいました。
    連作だからこそ、前に出てきたエピソードや登場人物を生かせるという事は、とっても興味深いし世界を広げていけるように思えます。

    それを単品作品としても完成させるのは、難しそうですよね。
    一から順番に丁寧に説明や描写をしていけば、いいのかもしれないけれど、連作として読む人もいるわけだし。
    それでも、それに挑戦しようとしているのはとってもすごい事だと私は思います。

    それから、愛ちゃんと玄くんの淡い恋らしき描写が個人的にお気に入りになりました。
    最後のところの会話も。

    >「私たちの存在って星屑程度なのかな?」
    >「・・・・・・・・」
    >「星屑に名前がついた程度でしかないのかな?」
    > 愛のその目を玄は覗き込み、優しく首を振った。
    >「星は輝くだろ? その程度なんて言うのは変だぞ」

    ここで胸がいっぱいになってしばらく余韻に浸っていた私です…
    執筆、お疲れ様でしたです。



97/ 老人と花とロボット
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2002/11/30(Sat) 12:50:25
・URL/ http://page.freett.com/okazakinet/

    今回の人物課題であるY.シレーネを使った企画としては本当に秀逸な逸品であったと思います。
    まさか、ロボット? という感じでしたね。
    オッドアイの設定は僕も活かしきれませんでしたが、それは考慮に値しないくらいのクオリティーです。
    痛快なのは老人の台詞の一つ一つ。
    シレーネの行動の一つ一つ。
    ぴーしゅけさんSF初挑戦との事でしたが、それを感じさせませんね。ぴーしゅけさんだからこそ見せれる確固とした世界観があって。
    その中で今までは少し違う優しさもこめられていて。
    本当にお疲れさまでしたm(__)m



99/ Re[1]: 老人と花とロボット
・投稿者/ 並木
・投稿日/ 2002/12/01(Sun) 00:45:18
・URL/ http://www7.plala.or.jp/stla/top.html

    ぴーしゅけ様、こんばんは。お久しぶりでございます。

     初SF読ませていただきました。
    面白く、且つほんわか暖かな読後感が、実にぴーしゅけ様らしい作品だったと思います。
     シレーネの喋りが、映画『スター・ウォーズ』のC3PO(だったか)を思い出させました。命令を待つばかりで忠実なロボットが『思う』とか『感じる』といった感情的な機能を見せる辺りが、このロボットらしくないロボットを連想させたのかもしれません。
     テーマは、私としては充分クリアしていると思います。
     外見の連想がC3POから離れなかったのは、私自身の想像力の欠如と、文中にそれらしい描写が説明以外に現れなかったことが原因かもしれません。ラストに向けて、自分の機能を利用せずに『感じる』通りに行動し始めたシレーネが、例えば「風に髪をなびかせる」とか「白い肌を拭く」といったような、外見も人間らしい仕草を取り入れたり、人間としてのシルエットの描写があれば、より一層、内面がロボットである悲しい矛盾を巧く引き出せたかもしれません。
    また、「主人(おじいちゃん)と同じ人間の姿を大事に守ろうとする気持ちが、くたびれて剥がれ始めた人工皮膚を撫でて直そうとする」とか「(人間が見たら)醜いと感じるかもしれないと、身繕いの出来ない部分を恥ずかしがって隠そうとする」というような『18歳の女』を感じさせるような仕草があったりしたら、ストライク・ゾーンだったかも。ってか、もし、私がここまで書けたとしたら、多分入れていただろうと思う。
    そういう意味で言うならば、描写がもっと映像的であっても良かったかとも思います。
     哀しさと希望の入り混じった内面の感情がとても印象強く残っているのは、SFに不慣れな故に引き出せたとも思えます。ヘタにSFを追求し過ぎてしまうと、ここまでくっきりとした輪郭は描けなかったと思うし、その調合具合が絶妙です。

     やっぱり、ぴーしゅけ様の小説が好きだなーと再認識した作品でした。

     では、稚拙な感想で失礼いたしました。

113/ Re[1]: 老人と花とロボット
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2002/12/02(Mon) 03:47:15
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/bbs_kaki/kaki.html

    感想、ありがとうございます。

    オッドアイの設定については、恐らく皆さん、生来のものとして持ってくるだろうなー・・・と思ったので、敢えて後で変化する・・という書き方にしてみました。
    「センサーが発動する時に目の色が変わる」とか、「前のマスターの好みでこうなった」とか、色々考えはしたのですが、まあ、コレが一番意表をついてるんじゃないかな? と・・。設定と食い違っちゃいますかね? やっぱ。ごめんなさいです。

    >外見の連想がC3POから離れなかった
    実際、人物の形態的描写がムチャクチャ少ないですよねぇ。人間らしい仕草の描写も全然ナイし。この2点については、私の全作品に通じる反省点だと思います。
    というか、私という奴は物書きの才能に不自由な女でして、毎回、「話の表層を追う」だけで自分が手一杯なんですよ。どうも「話を膨らませる」ということが苦手で苦手で・・・。今後の課題として、重く心に留めておきます。

    色々と為になる感想をどうもありがとうございました。 <(_ _)>

120/ Re[1]: 老人と花とロボット(ぴーしゅけ様著)
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2002/12/02(Mon) 20:39:11

    拙者はこのキャラを設定したとき、設定の裏をかいてくれる事を期待していました。拙者自身が、普通の花屋ではない事を念頭に、しかし花屋である事を意識してシレーネを設定しましたから。しかし、これには流石に度肝を抜かれました。まさかロボットとは。これは強烈なインパクトでした。

    驚かされるのは、話以上に、それを読ませる環境を丁寧に作り上げている事です。書いた文章を理解しているからこそ出来る見事な飾り付けです。話の良さをそれが盛り上げています。話自体に目立った欠点もありませんし、レベルの高い一作といえましょう。

    ただ、それ自体が欠点になっているともいえます。途中の時点で、落ちが見え始めてしまうのです。(わずかに、ですが)作品が良くできている故の欠点ともいえましょうか。
    最後に強烈などんでん返しや落ちがあったら、完璧な作品となったかもしれません。

128/ Re[1]: 老人と花とロボット
・投稿者/ 平代山 登
・投稿日/ 2002/12/03(Tue) 10:48:17

    設定を知ってる身として、
    どうやってこのシレーネさんが花屋を経営するんダ!?
    などと見当外れにドキドキしてた平代山でありました。

    前回の企画と代わり映えのしない感想ですが、
    本当に、こういう「じりじりと変わっていく緊張感」を見事に書かれます。
    それは、本当に羨ましい。
    私なんぞは、あっという間に辛抱堪らなくなって、
    フジコちゃんを前にしたルパンの如くパンツ一丁で飛び掛って……
    ……失礼しました。

    ただ、「寄セテハ返ス」の時にこれまたお見事だと思った、
    情景一致の描写が、今回は影を潜めてて、それは残念でした。
    SF世界が縁遠いが故なんでしょうか?

    余談ですが。
    あの「左右の目が違う」ってのを「オッドアイ」て言うんだってのは、
    私は、ぴーしゅけ様の後書き読むまで知らなかったです。
    オッドアイなんて単語すら知らなかったし……。
    (本当に余談だ)

137/ Re[1]: 老人と花とロボット
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2002/12/07(Sat) 23:43:38
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html

    泣きました。もう、ボロボロ泣きました。
    今回の作品は、ツボどころか秘孔をつかれてしまいました。
    ホントにねぇ、言葉にならないです。感想なんてかけません。
    ただ、ひたすらに「このお話し、大好き!」と言うのみです。
    今までのぴーしゅけさんの作品ももちろん好きなんですが、とにかく今回のが私は一番好きです。

    あーぁ、ぴーしゅけさんってばさ〜、ホントにもうっ。

    読み終わったとき、嫉妬で歯噛みしてしまいましたよ。
    なんで、こんなんが書けるんだ〜〜!!って。
    同じ題材でこんなにすごいものが書けるなんて、今度、頭の中身を見せてよねっ!(笑)

    あとで、皆様の感想を読んで、そう言えば……と、思ったのはですね。
    確かに「シレーネ」の描写が少ないのは残念かも。
    そのせいか私のイメージのなかで「シレーネ」は「アンドリュー」(知ってるかな?)のような銀色のボディのロボットでしたし……。
    でも「そんな些細なこと」と、言い切ってしまえる位、私はこの作品に惚れ込んじゃってますけどね(笑)。

    あ、ちょっと冷静になってから、「記録」と「記憶」についてとか、あの設定を「オッドアイである」ではなく「オッドアイになる」とするとか、ぴーしゅけさんらしい発想に、やっぱり歯噛みしました(笑)。

150/ Re[1]: 老人と花とロボット
・投稿者/ えも
・投稿日/ 2002/12/21(Sat) 13:44:48
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/7142/

    遅くなりましたが、私も読ませていただきました。

    読みはじめた途端に、ビックリすっとんとんしました(笑)
    シレーネがロボットとは!
    思いもよらぬお話を毎回よませてくれるぴーしゅけさん、さすがです…

    お話の方もお花を探しつづけるおじいさんとシレーネの姿が見えてくるようで、ラストにはもう胸がいっぱいになりました。

    「記録」と「記憶」の違いとかも、考えさせられました。
    しかも、このSFの世界もとても作りこまれていて。
    私も大好きな作品となりました。この読み終わったときのほんのり淡い色のようなあたたかさといったら、とても言葉には表せないほどでした。

    執筆、お疲れ様でしたです。



92/ 並木氏『忘れはいけないもの』
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2002/11/28(Thu) 20:24:33
・URL/ http://page.freett.com/okazakinet/

    並木氏と言えば、ぴーはうすがリレー小説が稼働していた時の、珠玉の言葉の名手。そのお手並みは相変わらず、さすがです。

    短さの中に凝縮させる、これって一番難しいんですよね。
    だからこそと言うわけではないのですが、もっとシンプルに作っていただけたら、もっと深層につきささるものになったかな、と。

    そういう意味で、注目なのが
    前回テーマの「海」の
    『三題話/コビト・ヘッドフォン・海』
    いや、好きです。
    すげぇ、ってつけたくなるくらい好きです。
    ぐさりと突き刺さる感じですね。
    シンプル。かつキャラが活きている。
    『 波音 』も素敵ですけど、静かすぎる印象が。
    それがまた素敵なんですけどね。
    シンプルすぎて、今度は物足りないという、なんとも僕は我が侭な読者なのです。

    しかし並木氏の筆力には僕なんかとても及びません。
    お疲れさまでした。
    是非とも、次回も企画の参加を切望いたしますm(__)m



93/ Re[1]: 並木氏『忘れてはいけないもの』
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2002/11/28(Thu) 21:16:29

    レオ殿、てがぬけてござる(笑)
    さて、感想を書かせていただきます。

    作品の印象は、よく作ってあるな、と言うところですね。誤字脱字が極端に少なく
    変な表現もない。緻密な性格が伺えます。少し世界が軽い気もしますが、この分量でこれだけ書ければすばらしいです。個人的に気に入っているのは、やはり深層心理で悲しかったお姉さんが泣くシーンです。国家が関係している話なのに、マクロ視点が欠如していますが、これは賛否が分かれる所でしょう。(てゆーか、拙者がそれを語り出すときりがないので割愛します)

    総合的に見て、日本語として疑問な部分は少ないです。あるかもしれませんが、それを感じさせません。それだけでたいした手腕です。あえて疑問点を上げるとすれば、王子の記憶を消す、と言う行為が、どういう物なのか不明と言う事ですね。
    例えば、すべて消すのか。楽しかった思い出だけ消すのか。名前だけ残して、ともに過ごした時間だけ消すのか。
    これらはいずれも効果が全く違ってきます。
    いずれにしても、緻密に書かれた良質の短編です。次回作も期待します。

111/ Re[1]: 並木氏『忘れてはいけないもの』
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2002/12/02(Mon) 03:13:13
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/bbs_kaki/kaki.html

    簡潔で読みやすいのに、とても優しい、心に残るお話です。もう少し一つ一つの言葉を分かりやすいものに変えていったら、児童向けの童話としても優れたものではないか? と感じました。

    全てを忘れてしまって流す涙と、全てを知って流す涙。どちらが暖かいのでしょう? どちらがいつまでも心の染みとして残るのでしょう?
    並木さんも、そんなことをお考えになりながら今作品を書かれたのかな?
    ・・・そんなことを考えながら、読みました。


    で、これは寺・総括管理人としての<希望>ということになりますが、これだけの作品を執筆できる並木さんには、是非ゼヒ、正式な寺メンバーとして、良質な作品を読ませて頂きたいものです。
    お考えになっておいてくださいねー。

115/ Re[1]: 並木氏『忘れはいけないもの』
・投稿者/ 平代山 登
・投稿日/ 2002/12/02(Mon) 10:37:44

    ……並木様。
    このレベルの作品に粗を探せ……って、そんな無理難題を……(T-T)

    抜く所はきっちり抜けているし、押す所はきっちり押せてて、
    かなり呼吸を掴んだ良い短編作品だと思いましたです。

    ただ、「忘れてはいけないもの」
    これは、今回の三作品の中でも私が最も好きなものなんですが、
    だからこそ、すごく惜しいのがタイトル。
    忘れた方が良いのか、悪いのか、
    本文中で「結論」は最後まで出ない。
    ただただ巫女さんの涙があるばかり。

    理屈ではそうなんだけど、でも……、っていう、
    その辺の感情こそが、この作品のメインだと思うんですよね。

    なのに、この作品に
    「忘れてはいけないもの」ってタイトルは、答えを出しちゃってる。
    巫女さんは、ただただ、
    「取り返しのつかない間違いをしちゃった人」って、役回りに落ちてしまう。
    それは、かなりもったいない事だと思いましたです。

    そこだけです。
    それ以外のとこにも粗を探して、なんとか役に立つ感想を、と。
    目を皿のようにして何度も何度も読み返しましたが、
    無理です。私には無理です。舌と尻尾を巻くだけです。
    ぁ、あと自棄酒飲んでクダも巻きました。

136/ Re[1]: 並木氏『忘れはいけないもの』
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2002/12/07(Sat) 01:32:58
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html

    並木さんの文章力については、リレー小説の時に判っていたんです。
    判ってはいたんですけど……。
    こうやって一つまるごと並木さんの作品を見せつけられると、絶句するしかないですね。
    無駄な文章がひとつもないんですもん。

    欲を言えば、儀式の過程についてもうちょっと描写が欲しかったかな。
    「儀式の準備を始めた。」
    「儀式にかかって三十分程が過ぎた頃、」
    「儀式は成功したのだろう。」
    ときて、「記憶を封印した壺に栓をしながら…」と続くわけですから、儀式が始まって、終わったのは判るんです。
    でも【儀式】というくらいなんだから、始まりと終わりくらいは何かそれなりの描写があっても良いのではないかな? と思いました。

    まぁ、私の読解力不足なんですが、
    ・いつ儀式がはじまって、いつ終わったのか。
    ・ラストのナムニャが泣いているとき、ツッエベクナはそばにいるのか。
    このあたりがちょっと不鮮明な気がしたので、そう思った訳なんですけどね。



149/ Re[1]: 並木氏『忘れはいけないもの』
・投稿者/ えも
・投稿日/ 2002/12/21(Sat) 13:36:50
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/7142/

    私も遅くなりましたが、読ませていただきました。

    短い中にこれだけのものを入れるというのは、すごいですね。
    私なんか特にそういうのを苦手としているので、尊敬してしまうばかりです。

    ラストの文が特に光ってますね。
    読み終わったときに、余韻と考えることを与えてくれたような気がします。
    ぴーしゅけさんもおっしゃっていましたが、全てを忘れてしまって流す涙と、全てを知ってしまって流す涙は、どちらがいいのでしょうか…

    執筆、お疲れ様でしたです。



108/ 「銀桜」(オカザキレオさん著)への感想
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2002/12/02(Mon) 02:49:22
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/bbs_kaki/kaki.html

    うーん。レオさまお得意の・・。でしょうか? 耽美と現実が交差する不思議な次元のお話です。
    文体は滑らかで読みやすく、レオさんワールドが既にそこに完成している。文句のつけようがありません。

    敢えて、苦言するならば、こういう形式以外でのレオさんワールド(ファンタジー)ってのも読んでみたい・・・かな?
    Dさんへの感想でも書いたのですが、どうも私、ファンタジーって『摩訶不思議な超能力を持つ人物が暗めの世界設定の中で不可思議なことを言って、苦しんだり悲しんだりしている・・・。』というのが、とっても多いように感じるんです。

    いや、私の書くものも、人が死んでばーっかりいるので、偉そうに言えた義理ではないのですが・・・。書く人の好みというのもありますよね。大変失礼致しました。




114/ Re[1]: 「銀桜」(オカザキレオさん著)への感想
・投稿者/ 平代山 登
・投稿日/ 2002/12/02(Mon) 09:48:42

    ……ぁぅ。

    これは、やられた。
    まさにレオ様の底力を見せ付けられた感じですな。

    ちと失礼な物言いになってしまいますが、
    今回のこの作品、これまでのレオ様の作品とはレベルそのものが違う。
    かなり段違いである、と私は、思いましたです。

    一番判り易いのが、やっぱり、あの桜の描写。
    これまでのレオ様の作品で、あそこまで辛抱強く書き込んだ描写って、
    私の読まして頂いた中には、少なくとも無かったと思うです。
    その辛抱強さがあるかないか、って、
    その作品の重厚さにかなり影響を及ぼすと思うんですよね。
    (別にカタっ苦しいとかそういう事じゃなく、深さ、と言うか)

    レオ様の言語センスとボギャブラリにこの描写が加わったら。
    ……ぁぁ、もう、手の付けようが無い!

119/ Re[1]: 「銀桜」(オカザキレオさん著)への感想
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2002/12/02(Mon) 20:22:09

    小さな世界を、よく書いた作品と総評できます。前回の作品に対する批評群をバネに、短所を改め長所を伸ばそうとしたのがよく伺える作品です。
    音楽が背景に流れていましたが、文自体が音楽的なので、特に違和感はありません。
    テーマを記憶に絞ったところはなお良いです。話のスケールが大きければ良いという物ではないですし、小さな世界をよく作り上げるのは大変な事です。それを短期間に書き上げた実力はすばらしいです。

    欠点を上げるとすれば、少し話がありがちな事でしょうか。キャラにも、この人だけって個性はないし、超越存在にも他を唸らせる理念が無い。ようするに、何かしら「友達」以上の理由が欲しい物です。しかし、だからこそ入り込みやすい作品に仕上がっているともいえます。ここはバランス取りの非常に難しいところでしょう。

    少し抽象的な話をしましたが、総合的に見て綺麗な作品です。楽しませていただきました。

131/ Re[1]: 「銀桜」(オカザキレオさん著)への感想
・投稿者/ 並木
・投稿日/ 2002/12/06(Fri) 00:38:58
・URL/ http://www7.plala.or.jp/stla/top.html

     先入観を持ちたくなかったので、他の方の感想は、まだ読んでいません。その為、重複する所や、私個人の読み込みの甘さなど、あるかもしれませんが、ご了承ください。

     目立ったタイプミスも無く(今回は改行も気にならなかったし)文章が読み易かったです。
     穏やかな印象が全体的に統一されていて『綺麗』とか『鮮やか』といった印象が残ります。読後感がしっとりとした落ち着いた感じで、気持ちはいいのですが、可も無く不可も無くといった無難な印象。

     『この人の特徴』といった先入観無しに読むと、どうしても冒頭部分で躓いてしまいます。
     「現代モノなのだな…。」と思いながら読み進めると普通の現代モノではなく、どこかファンタジックか特殊能力などを伴う場合、それなりの説明がないと、やはり少しキツイように感じます。月夜の晩に少女が木のてっぺんに立っているのだから尋常ではないとは判るのですが、どんな木なのか、時代・季節はいつなのかなど、想像しづらい『絵』です。町が眼下に広がるほど高い杉や樅の木を連想したり、でもタイトルは銀桜だし、と少々戸惑いました。
     それが想像できるようになる中盤には物語の先も読めてしまうので、どう書いたらいいのか私にも判らないのですが、イメージ先行で物語が薄いかな?と感じました。

    わかりづらい表現
    ・雲一つなく、あの時のように月が光り輝いている。それは淡い光だが、少女には眩しするほどに充分だった。
    →『光り輝く淡い光』を想像できない。
    →眩しす<<ぎ>>るほどに(何が)充分だったのか。町の電気を見る為なら光は不要。
    ・時代は移りゆく
    →『時代』を使うと世代を超えた印象になりますから、規模としては『月日』か『年月』程度でいいのでは?
    ・その表情は忘れていた事に対して怒っていたんじゃない、と思う。もっと何か、違う事で怒っている・・・・・?
    →人称表現での説明が曖昧。『舞香は〜』『翔平は〜』『桜は〜』などと誰かの視点に寄っているわけではないのに、ナレーション状態で『〜?』という書き方は不自然。最後に『〜と翔平には思えた。』とか『〜怒ってはいないように見え、原因は別にあるようだった。』など統一した書き方ではどうでしょ?
    ・子供特有の悪意の無い悪意。
    ・悪戯っ子な表情
    →言いたい事はわかるのだが、文章としてはおかしい。

     短時間で書いた事を考慮に入れれば良い出来だと思うのですが、
    「土砂が崩れて翔平を襲った」
    などのエピソードも中途半端で練りと捻りが足りないように感じます。
     一番惹きつける場面から物語を紐解いていく形式自体は悪くないのですが、何もかも判らないままでは読者への負担が大きく、リスクも大き過ぎるように感じます。まず読み手が設定を想像できる描写を冒頭に置き、物語の面白さを紐解きたい欲求を煽ってやる手法を取り入れてみてはどうでしょう。
     同じ『記憶』をテーマにしているのに、機械的な印象も、叙情的な印象も使い分けられるのがすごいと思いました。

135/ Re[1]: 「銀桜」(オカザキレオさん著)への感想
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2002/12/06(Fri) 23:38:25
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html

    あぁ、レオさんだなぁ。というのが印象。
    感想もねぇ、もう、ネタ切れだよ(笑)。

    ただ「昔は仲が良かったけど、最近はそうでもない幼なじみ」という設定が、レオさんの別のキャラたちと被ってしまって、ちょっと翔平&舞香の印象が薄れちゃったかな。

    あとね、私としてはこの作品のイメージイラストを桂月さんに描いていただきたいなぁ、なんて思っちゃいました♪


148/ Re[1]: 「銀桜」(オカザキレオさん著)への感想
・投稿者/ えも
・投稿日/ 2002/12/21(Sat) 13:30:51
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/7142/

    遅くなりましたが、私も読ませていただきました。

    第一印象として、とても美しい印象をうけました。
    平代山さんもおっしゃっていましたが、桜の描写が丁寧に書き込まれていて、レオさんのこの物語に対する愛情を随所で感じました。

    >もしも貴殿らが命尽きるその時まで、主の事を断片でも想っていてくれたなら、それは記憶ではなく歴史になるのだ。

    この言葉にはいろいろ考えさせられましたね。
    もし自分の事を誰かが覚えていてくれるとしたら、自分がいないところで、誰かが自分の事を思っていてくれたなら。
    それは人が生きている「証」になるのかなぁと思いました。

    執筆お疲れ様でしたです。本当に、美しかったです…



74/ 『メモリー』(オカザキレオ様、著)への感想
・投稿者/ 平代山 登
・投稿日/ 2002/11/10(Sun) 13:41:33

    こんな事書くからハードディスクがヘソ曲げてOS再インストールする羽目になったのか!?
    とイキナリ古傷に塩塗りたくって逆鱗に触れる平代山でありますが。
    (レオ様「………………(怒)」)


    今回のテーマの一つ、『記憶』。
    私も一応、書こうと試み、当たり前のように挫折した訳でありますが。
    そのプロット段階での苦しみを体現したような詩でありました。

    『記憶』で書こうとする場合、私の場合、キモになったのは、
    「それを守ろうとする立場に行くのか」
    「それを消そうとする立場に行くのか」
    の2択でありました。

    みゅう様、D・W・W様の書いたように「消してはいけない記憶」もある。
    にいまん様の書いたように「消さなきゃ進めない記憶」もある。
    (上記分類はかなり主観的なもので、実際にはそんな単純な作品達ではないことは読んだ人ならお分かりいただける通りです)

    この詩はちょうどその真ん中で迷ってる詩だと思いましたです。



80/ 作者かく語りき。
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2002/11/23(Sat) 12:03:21
・URL/ http://page.freett.com/okazakinet/

    えーとネタばらしをしますと、この詩はテクノポップ------と言うよりエレクトロポップスを聞いていた時に書いた詩でして。
    だから、そういう機械的なことを意識したりしてました。

    で、その数週間後のOS再インストールはかなりびびりましたけど(苦笑)

    まさに言い当てた通りですね。
    「迷う」詩ですね、これは。
    と言うか最近の僕は迷ってばかりですが。
    でもね、結局は完全に消す事はむできないし、完全に守ることもできない。
    これが今の僕の達観した考えなんですよね。
    ま、ちょっとした恋愛観です。
    消したいから、その人との交信を抹消する事はできないのですな、これが。少なくても僕は。
    守ることなく、消すことなく、意識する事なく、それが自然に記憶となれたらいつかは素敵になると思いませんか?
    以上、余談でした(笑)

82/ (削除)
・投稿者/
・投稿日/ 2002/11/23(Sat) 23:01:56

84/ Re[1]: 『メモリー』(オカザキレオ様、著)への感想
・投稿者/ 並木
・投稿日/ 2002/11/23(Sat) 23:33:41
・URL/ http://www7.plala.or.jp/stla/top.html

    こんばんは。初めて感想を書かせていただきます。よろしくお願いします。

    孤独になりたくない者にとっての記憶の重要性を謳った詩というイメージがあります。
    人間的な記憶と機械的なメモリの相違を指摘しているかのような。

    個人的な言葉のイメージとして、
    『メモリー』と記憶は英訳として直結しますが、
    『メモリ』といわれた方が、より機械的なイメージがあるのですが、いかがでしょう?
    特に、オープニングに英詩が出ているので、余計に強く感じたのかもしれません。

    では、稚拙な感想で失礼いたしました。

90/ Re[2]: 『メモリー』(オカザキレオ様、著)への感想
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2002/11/24(Sun) 07:44:52
・URL/ http://page.freett.com/okazakinet/

    なるほど。それはとても、面白いです。
    いやぁ、言葉は無限大だなぁ、と感じた瞬間です。
    今回は言葉遊び的なものはたいしてありませんでしたが、
    でも楽しく書けたので。

    記憶と機械的なメモリの差。
    感じ方は色々でいいんです。僕はそれだけですごく嬉しいし。

    こんな拙い詩に感想、有り難うございました。

96/ たまには感想なんぞを・・・・汗
・投稿者/ 涼風紫音
・投稿日/ 2002/11/29(Fri) 01:01:34
・URL/ http://sion.frenchkiss.jp/

    えっと、レオ様に感想を書くのは初めて。。。
    えっとえっと、とりあえず思ったまま書くので、
    何かあっても許してください(謎)

    全体的に、洋楽の訳詞のような表現かな?と。
    そういう意味で、面白いけど勿体ないかも。
    全編英詩にして、それに訳詩をつける感じだと、
    もっと引き立つのかなぁ?と思いました。
    表現的に懐かしさ(訳詞的)と、
    新鮮さ(音の無い音との共存)が心地よいなぁ、と。

    ただ、詩としてみたとき、
    一部言葉が勿体ないかな?
    たぶん、
    「貴方と出会えた奇跡をフォトフレームにおさめた電気の記憶」
    このフレーズの後に空行を3行ほど入れた方が、
    次の行を読んだ時に微妙な余韻が残って、
    一層印象に残るのかな・
    なんて思ったり思わなかったり←どっちだ?

    あ、また言いたい放題なことを・・・

    今回はこんなところで←逃げるな

109/ Re[1]: 『メモリー』(オカザキレオ様、著)への感想
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2002/12/02(Mon) 02:57:19
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/bbs_kaki/kaki.html

    >感電するほどの悲しみを
    この一節にノックアウト。

    完成された詩に、何も言うことはありませんなぁ。
    肯定されているかのような問いかけで進む、全体の詩の流れとバランスがキレイです。

    あ、好みの問題だとは思うのですが、どうも次の行への流れというか、テンポ的に一カ所だけ私だったらこうするかなぁ〜 と思ったので、ちょっと書きます。
    「旅立つことを決心するたび」

    「旅立つことを決意するたび」

134/ Re[1]: 『メモリー』(オカザキレオ様、著)への感想
・投稿者/ みゅう
・投稿日/ 2002/12/06(Fri) 23:32:55
・URL/ http://homepage1.nifty.com/mew_rie/index.html

    えーと、レオさんの感覚に対して何を言えと?(笑)
    レオさんらしい言葉の数々には、ただただ目を瞠るばかりですよ。

    欲を言えば、5段落目を最初の4行と「?」つきの2つにわけるとか、もうすこし【形】を意識したら面白かったのではないかという気もしますが。
    だから、「貴方と出会えた奇跡をフォトフレームにおさめた電気の記憶」の後に空行を入れるという紫音さんの意見には賛成です。

    けど、「詩」というのは、あまり【形】こだわると【心】がないがしろになっていきやすくなるんですよね。

    この作品に限らずレオさんの詩を読んで思うのは、「詩」というものは「気持ち」が込められているから心に響くんだな。ということ。
    (私のは単なる言葉遊びだからね〜・苦笑)

147/ Re[1]: 『メモリー』(オカザキレオ様、著)への感想
・投稿者/ えも
・投稿日/ 2002/12/21(Sat) 13:22:41
・URL/ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/7142/

    レオさんの詩はもう素敵で素敵でしょうがないです…
    毎回好きなフレーズを発見するのですが、私は今回はやはり

    >貴方と出会えた奇跡をフォトフレームにおさめた電気の記憶

    でしょう。こんなに言葉を巧みに操る事が出来るのは、本当に羨ましい限りです。
    私は記憶というのは、消したくても簡単に消す事はできないと思う派です。
    消す事が出来たらどんなにいいだろうと思っても、やはりそれはいつかは悲しい出来事に結びつきそうに思えてしまいます。

    消すとか、覚えているとか、そういうところを越えて、自然に記憶を持って生きていく事が出来たら、素敵だなと思いました。

    執筆お疲れ様です。



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