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315/ 並木殿著「何処までも続く線路」に対する感想
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2003/11/29(Sat) 20:23:28
・URL/ http://www5b.biglobe.ne.jp/~dww/

     D・W・Wでござる。読ませて頂いたので、早速感想を書かせて頂くでござる。以降は敬語にて。

     ごくありふれた個人の、ごくありふれた心の成長を丁寧に書く事で、清涼感をもたらす事に成功した作品かと思われます。ごく当たり前の人間が、彼が暮らす社会でごく当たり前の出来事に直面し、ごく当たり前に成長する。言葉で書けば簡単ですが、それを丁寧にまとめ、綺麗に包んだ手腕は素晴らしいと思いました。また、主人公がありふれた人のため、感情移入もしやすいかと思います。
     結局「嫌がらせ事件」の真相は推測するしかありませんが、それに関してはさほど問題ではないかとも思いました。後、犬の存在意義が少し不明瞭かとは思いました。

     大体感想は以上です。



320/ ありがとうございました
・投稿者/ 並木
・投稿日/ 2003/12/01(Mon) 02:15:15
・URL/ http://www7.plala.or.jp/stla/top.html

    D・W・W様、こんばんは。
    早々のご感想、ありがとうございました。

    『ありふれていて』、『当たり前』な話です。
     そうですね。そう言われると、健全に育った大人の感想だな、としみじみ思ってしまいます。社会は当たり前に存在し、矛盾も澱みもなく、それこそ清濁併せ呑むことの出来る大人で構成されている。

     犬の存在は……、一つ、象徴的にエンディングに使おうと思っていたのですが、今回、時間切れで、端折ってしまいました。そのため、犬には。須賀を追って、帰っていただいた(笑)という訳で、ご了承ください。
     ありがとうございました。

328/ 並木様著「何処までも続く線路」を読んで
・投稿者/ 荻窪の宮
・投稿日/ 2003/12/03(Wed) 02:34:59
・URL/ http://www1.raru.net/tatsu/

    とても面白い作品でした。枕木で寝そべるシーンは、「スタンドバイミー」を彷彿とさせて、とても好きです。並木さまの違った作風に、凄く感激……。
    自分の存在意義。大人の既成価値観。「何かがおかしいよ!」と言いたくても、自立していない(だからこそ少年は家出するのでしょうけど)ために、どうしても言い出せない。このような、思春期に抱く独特の悶々とした思い。それらに苛まされ、少年は一人旅に出る。五里霧中の中、必死でもがいていた少年が、ふと自分を省みて、客観的に自分を捉えることのできたとき、少年は大人になる―――。
    分かる、分かる!と思いながら読みました。面白かったです。

    気になったことを。
    意図的なもの(作者の狙い)なのか否かが分かりませんでした。

    まず、頭脳明晰な主人公が、徐々に自分の中で解決策を見出していくのは、すごく良く分かるのですが、突如閃いた名探偵のような独白なので、読んでいて「普通の人じゃない!頭良すぎっ」と思ってしまいました。普通の人であれば、こうだろうか、ああだろうか、いや違う、というような、自分の中の問答形式でディスカッションし、論理を組み立てていくと思いましたので。

    また、幼稚園時代からの友達の長沢くんのことですが、主人公が彼と幼稚園から一緒で、彼がプレッシャーに弱いことを知っているのなら、試験前にあのようなことをすればどのようなことになるのかは、予想できたと思うのです。だから、あの行為が嫌がらせ行為だとされるのは当然だと思いました。しかし、あの行為が嫌がらせではないのに嫌がらせとされてしまった、かつ、嫌がらせをするような人間ではないのに嫌がらせだと思われてしまった、ということから話が進んでいる(前提)なので、どうも妙な感じでした。
    作者の意図なのか、否か。つかめませんでした。

    執筆、ご苦労さまでした。

333/ ありがとうございました
・投稿者/ 並木
・投稿日/ 2003/12/03(Wed) 06:45:06
・URL/ http://www7.plala.or.jp/stla/top.html

    荻窪の宮様、こんばんは。
    ご感想、ありがとうございます。

    『道を間違ったと思ったらその場所まで引き返せ。
     そうでなければ、人はケモノ道を進まねばならない。
     しかしそれは所詮、ケダモノの道でしかない。』
    ―――nanami(c)承認番号2003年1番。(笑)―――
    という友人の日記に感化され、思春期まで引き返してみました(笑)。

     多くの意図を読み取っていただけたようで、大変感謝いたします。
     そうですよね。「何かがおかしいよ!}と言いたくても言えないというのは、
    感想で読んで、著者本人が納得するような名言です。
     具体的に象徴するものも無く方向性だけで書き上げてしまったので、
    そういった意味では、感想から学ばせていただけるものが多いように思います。
     ありがとうございました。

     主人公の明晰さ加減は何も意図していません。
     単純に、紆余曲折しているだけのページ数を惜しみ、間違った論理に
    時間とスペースをさく余力がなかっただけ……というか、
    読者が途中でしんどくなってしまうのではないかという心配からでした。
    今回の2ページは、私としてはギリギリ許容範囲でしたし、
    このような発想をスムーズに通り抜けられた方にとっては、興味も無く苦痛な
    だけの気がしてしまったので。言い訳です。
     そしてその2。嫌がらせと言われたことについては、D様からもご指摘
    いただきましたが、これにも深い意図はありません。
    「授業ではよく出来る奴だが緊張して手が震えて頭が真っ白になる」奴の
    脇の下でもくすぐって、緊張を解いてやりたいという、要するに子供の発想を
    主人公が取り、長沢は多分、理解していたのだろうけれど、状況の説明から
    周囲は嫌がらせと判断した。でもそこの部分は、1人称文なので、誤解が
    晴れて本人が納得するまで書けない部分だったのです。
     主人公は気付いていないけれど、読者は「違うよ。」と気付けるような
    文章の書き方をしてやれば良かったのかな? と今になって反省しました。
     主人公と読者を同調させられるよう、矛盾のない文章を書こうとするより、
    主人公を第三者の目で見て応援できるだけのアソビが欲しかったですね。
     いろいろ参考になるご意見、ありがとうございました。

338/ Re[1]: 並木殿著「何処までも続く線路」に対する感想
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2003/12/06(Sat) 07:47:21
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html

    並木さん独自の若者観が冴えた作品、と感じました。同時に、現代社会の暗部を映した作品でもありますね。
    黙々と線路を歩き続ける主人公が、印象的です。黒々と前をふさぐトンネルの描写がとても気に入りました。主人公の心を反映させた場面として、こういう手法は是非、私も見習わせて頂きたい所です。
    唯一、惜しいな・・と感じたのは、私もやはり「犬」ですね。
    折角の効果的な小道具が、ちょっと尻切れトンボ的に曖昧になってしまったように思います。

    私も今回は犬を登場させていたので、実は使い方がダブってたらどうしよう・・と、かなり怖がりながら拝読しました(笑)。
    こういうの、企画ではコワイですよね。
    執筆、ご苦労様でした。いろいろと主人公といっしょになって考えさせられたお話でした。

344/ ありがとうございました
・投稿者/ 並木
・投稿日/ 2003/12/06(Sat) 20:56:52
・URL/ http://www7.plala.or.jp/stla/top.html

    ぴーしゅけ様、こんばんは。
    ご感想ありがとうございます。

     主人公と考えていただけたとは、最大の賛辞です。
    ありがとうございます。

     やはり『犬』ですね。
    ネタばらしすると、……しや、やめておこう。すみません。
    冬休み辺りに手直ししようかと考えています。
     それにしても、皆さん、犬にかけた期待が意外に大きかったのは
    予想外でした。そう考えると、エピソードの一つ一つに持たせる
    意味の大きさを実感します。

     今後も精進したいと思います。
     ありがとうございました

372/ 「何処までも続く線路」に対する感想
・投稿者/ yonnkisuto
・投稿日/ 2004/03/08(Mon) 04:04:29
・URL/ http://www5e.biglobe.ne.jp/~esta/

    非常に遅くなりましたが、感想です。
    高校生になりたての少年の葛藤を、うだうだならないように書き上げているのは話の中で須賀君やら親やら犬やらがいいアクセントになっているからだと思いました。
    自分が「変わった」ことへの怯え、大人の価値観と周りの価値観、そして自分の価値観が通用するのか? 自分が自分として認知されているのか? 答えの出ない思いが逡巡し、目的地のない(終電で行って始発で帰って繋いでいるという円を描く)行為は象徴的な行動です。
     非常に面白かったし、内面世界を身近なものにしている主人公はことさら身近に感じました。
     あえて難点をいえば、って特にないなぁ。参考にならない感想ですみません。

379/ ありがとうございました
・投稿者/ 並木
・投稿日/ 2004/04/01(Thu) 00:14:06

    yonnkisuto様、こんばんは。
    お礼が遅くなりまして、失礼いたしました。
    ご感想、ありがとうございます。

    内容や書きたかったことを、理解していただけた書き込み、大変嬉しいです。
    しかも身近に感じていただけたとは、本当に、本当に、それだけで、もう、
    光栄です。
    自分の中にあった、そして、まだ後悔にも似た感情が残っている部分だけに
    明文化するのはどうかと思ったのですが、してみて良かったと、素直に感じ
    られます。
    今後も精進しようと、励みになりました。本当にありがとうございます。

375/ Re[1]: 並木殿著「何処までも続く線路」に対する感想
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2004/03/10(Wed) 13:12:37
・URL/ http://www.geocities.jp/reo_ojp/

    ども、オカザキです。ようやく感想をつけます。
    今までそれなりに並木さんの作品を読んできましたが、今回の作品がオカザキ的には一番好きかも知れないです。

    宮様の感想にも書かれていましたが、並木さん世界のスタンドバイミーですね。
    ジョン・レノンがリフレインしてしまいます。
    とそれはさておき。

    全ての人が魅力的です。犬、須賀君、お父さんお母さん。
    親父は最初、嫌なヤツやなぁ(笑)と思ったのですが、後半の包容力。本当に同一人物?と思いつつ、すんなりと受け入れて読めました。

    感情のロジックがなお複雑なら、物語に厚みがでたのではと思いました。
    須賀君の抱えてい問題にしろ。
    イジメについて書かれる作品は数多くありますし、僕も演劇の脚本で挑戦したことありますが、それほど事は単純ではないんですよね。もしもテーマとしてではなく、現実のものとして捉えた場合は。

    ただ一つ言えることは、周囲の些細な受け止めが、本人にとっては些細でもくだらなくもない、という事です。
    素敵な作品をありがとうございました。

380/ ありがとうございました
・投稿者/ 並木
・投稿日/ 2004/04/01(Thu) 00:25:51

    オカザキレオ様、こんばんは。
    お礼が遅くなりまして、失礼いたしました。
    ご感想、ありがとうございます。

    一番ですか? 本当に? ありがとうございます。嬉しいです。
    いかにして主人公が当面の課題をクリアするか。
    しかも、読者をダレさせない範囲で、というのが今回の作品の
    ネックだと思っていました。
    その為できるだけ直球で素早く終わらせるかの方に気が行って
    いたので、今回の感想は、嬉しくも思惑から外れていて、
    ありがたいと感じました。

    ある意味、このテの作品を表出させるのは初めてに近いものが
    ありましたので、自分の作品傾向を左右させるような意味も、
    私の中には多少あって、今回のご感想には、大変参考にさせて
    いただける部分が多かったです。
    重ねて、ありがとうございました。



317/ ぴーしゅけ殿著「靴の下の100円玉」に対する感想
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2003/11/29(Sat) 20:48:21
・URL/ http://www5b.biglobe.ne.jp/~dww/

     D・W・Wでござる。毎度ハイクオリティな作品を読ませて頂いて大感謝してござる。今回も実に面白かったでござる。以降は敬語にて。

     罪悪感は人によって違う。子供には子供で真剣な罪悪を感じさせる事があり、大人は大人でそれと同様。イヌの純粋な目でじっと見られたとは言え、百円を盗んだくらいであれほどの罪悪を感じたのは真実であると思いました。また、それを解決した事によって、更に真相を知る事によって成長する主人公。元々素直でいい子であったから真相を知っても歪まなかったのかと思うと、下手をすると逆の方向へ転んでしまったのかな、とも感じました。また、事の真相にはなかなか驚かされました。事実、全く予想していなかったので、「これはやられたな」と思いました。この一ひねりが、話を更に面白くしている要因かと思います。
     短編ながら、全体的に良くまとまっています。また締める所は締め、緩める所は緩めているので、特に違和感は感じませんでした。
     欠点らしい欠点が拙者には見つかりませんでしたので、欠点の指摘は控えさせて頂きます。

     感想は以上です。



332/ ぴーしゅけ様著「靴の下の100円玉」を読んで
・投稿者/ 荻窪の宮
・投稿日/ 2003/12/03(Wed) 02:45:05
・URL/ http://www1.raru.net/tatsu/

    面白い、面白すぎます! 完成度が高過ぎです! 
    読み終えたときに「面白い!」とパソコン前で叫んでしまいました。 
    幸福画廊シリーズも大変好きですが、この作品の文体がすごく自然で、
    「これからはこの路線だろう!」
    と勝手に女帝さまの児童書作家としてのデビューを期待してしまいました。

    少年の100円事件だけでもストーリーとして充分に面白いのに、
    少年時代の過去の自分と再会したことで、
    現在の自分に生きる活力をもたらせたという、見事な二重構造。

    「犬の目を見て〜」について。
    おじさんはハーレーの目を見なかったのでしょうか。
    見なかったのでしょうね、きっと。だからこそ、あのような(云々)。
    読後は快晴気分ではありませんが、満たされた気分です。
    素晴らしい作品と出会えて幸せです。

    執筆、ご苦労様でした。

343/ 早々の感想、ありがとうございます
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2003/12/06(Sat) 08:10:36
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html

    早々の感想、ありがとうございます。
    今回の話は、唐突に思いついて、そのまま一気に書いたので、正味1.5日くらいで書いてます(その間は流石に徹夜でしたガ)。これまでの最短記録です。その分、練り込み不足と思っておりましたので、存外に好意的な感想を頂いて、面食らっておりますです。

    うーん。私如きが練るだけムダってことかなー?
    寝てたがマシだったりしてー(笑)

349/ Re[1]: ぴーしゅけ殿著「靴の下の100円玉」に対する感想
・投稿者/ yonnkisuto
・投稿日/ 2003/12/07(Sun) 14:07:49
・URL/ http://www5e.biglobe.ne.jp/~esta/

     なんとなく、「小僧の神様」みたいな作品だなと思っていたら、
    最後のどんでん返しで「あっ」っとなりました。

     ああいうオチが出てきてしまうというのが現代なのか知らん?
    一筋縄ではいかない。ただ、ああいう人が子供に対して一時の仏心
    (の様なもの)を持ったと考えるとなかなか趣があっていいです。

     作品として、高得点な作品だと思いました。主人公の少年の心情
    の揺れ動き。ストーリーの二転三転感。どれをとっても文句ないです。

     あえて難を言えば、突き放したような、ちょっと斜に構えた描写に
    対して、子供は子供みたいなキャラクターだったので、もう一ひねり
    欲しかったような気も。
     ただ主人公が真っ直ぐだからこういう作品になったような気もする
    しで。
     
     とにかく面白かったです。的外れなこといってたらすみません。

369/ 感想ありがとうございます
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2004/02/26(Thu) 12:11:18
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html

    感想ありがとうございます。お礼が非常に遅くなってしまいまして、本当に申し訳ありません。

    >  ああいうオチが出てきてしまうというのが現代なのか知らん?
    そうですね(笑)。最近のニュースを観ていると、「こんなコト有り得ないだろー!」が山ほど「あり得て」しまっていて、空恐ろしくなります。それにしても100円玉〜のオチは「ナイだろう!」なんですけども(爆)。まあ、架空のお話ですので、そこら辺ご容赦クダサイませ。今風ちゃー今風かと・・ (^^;

    >  あえて難を言えば、突き放したような、ちょっと斜に構えた描写に
    > 対して、子供は子供みたいなキャラクターだったので、もう一ひねり
    > 欲しかったような気も。
    >  ただ主人公が真っ直ぐだからこういう作品になったような気もするしで。

    確かに、子供が子供過ぎていますねぇ。小学生という実態が、もう自分からは遠い過去過ぎて、そこら辺、失敗だったように思います。子供を登場させる話はやっぱり難しいですね。みゅうママさんにご教授願わなきゃ。。。もっと、観察眼を養って行きたいものです。

    >  なんとなく、「小僧の神様」みたいな作品だなと思っていたら、
    > 最後のどんでん返しで「あっ」っとなりました。
    どうせ有り得ない話なら、ムチャクチャ有り得なくしてやれ! 逆にその方が違和感薄れるやも・・みたく、考えた2重の「どんでん」です。あ! っと思って頂けたなら、成功でしょうか? 嬉しいな。

    ところで、哀しきかな「小僧の神様」というお話を知らないのですが、どんなお話なんだろう???
    えーっと、児童書とかですか?

366/ ぴーしゅけ殿著「靴の下の100円玉」に対する感想
・投稿者/ 並木
・投稿日/ 2004/02/26(Thu) 02:46:56
・URL/ http://www7.plala.or.jp/stla/index.html

    感想が遅れて大変申し訳ありません。
    あまり上手く理解できていなくて、もしちぐはぐな感想になってしまっていたらすみません。

     子供にとっての過ち。
     悪いことをしたと反省する気持ちが大人より大きかったりしますよね。
     まだ子供の頃は善と悪の区別が、大人よりはっきりと付いていて、中庸を知らない分、または道徳と規則との境い目がなかった分、逃げ場がなかったりするものですよね。

     主人公のつま先にぶつかった誰かの落し物。
     大人になった主人公は献金して、いい気分を味わう。
     それは大人になった証拠だったのでしょうか?
     初老を目前にしたいい大人は、100円玉を『探している子供がいるかもしれない』為に、交番に届けたりはしない。
     子供の頃の罪悪感の回想は何が言いたかったのかが曖昧になってしまいました。
     もしもその100円の重要性が、5年生の時の主人公にとってのものと同様のものだったなら?
     そう考えると、どうコメントしていいものか、暫らく考えてしまいました。

     疑問を投げ掛けるだけの感想になってしまってすみません。

370/ 感想ありがとうございます
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2004/02/26(Thu) 12:15:50
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html

    感想ありがとうございます。とても面白い見方をしていらっしゃるので、大変興味深く拝読させて頂きました。

    >  疑問を投げ掛けるだけの感想になってしまってすみません。
    最近、小説には「曖昧さ」から来る余韻も大切ではないか? と、考えるようになりまして、100円玉〜はそういう意味で論点をぼかした作りにしております。読者の想像でいかようにも不足部分を補って貰いたいと思っておりましたので、疑問を持って頂けるのは逆に嬉しく感じます。

    >  主人公のつま先にぶつかった誰かの落し物。
    >  大人になった主人公は献金して、いい気分を味わう。
    >  それは大人になった証拠だったのでしょうか?
    これが非常に面白かった! 「献金故に主人公はよい気分になった」と並木さんは受け取られたのですね。私は思いつきもしなかったので、なるほど、こんな考え方があるんだ、と、目から鱗の気分です。うーん。どっちかと言うと「献金してハッピー」でなく、「ハッピーだから献金」のつもりだったんだけどなー(笑)。
    但し、前述しましたように、読者の受け取り方にその人毎の多様性が生まれて欲しいと思いながら100円玉〜を書きましたので、この場合、並木さんの抱かれました疑問については、作者である私の意図などどうでもよい、ということでご容赦下さい。自由に解釈して頂ければ、と思います。

    >  もしもその100円の重要性が、5年生の時の主人公にとってのものと同様のものだったなら?
    ここも面白い解釈です。文面から察するに(違っていたらゴメンなさい)、並木さんは100円という「価値」感を強く意識していらっしゃるように思えます。で、作者としては入手時の経緯を加味した100円という「重さ」を意識していたつもりです。ですが、しつこく前述の通り、「つもり」でしかありませんので、並木さんの観点を是非優先させてお考え下さいませ。
    とても勉強させて頂きました。

    最後ですが。
    >  初老を目前にしたいい大人は、100円玉を『探している子供がいるかもしれない』為に、交番に届けたりはしない。
    うーん。まあイイ大人でも子供でも、イマドキの人は100円を交番に届けたりしないように思いますが・・。並木さんは届けられますか?

376/ Re[1]: ぴーしゅけ殿著「靴の下の100円玉」に対する感想
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2004/03/10(Wed) 13:21:23
・URL/ http://www.geocities.jp/reo_ojp/

    THE BOOMの曲を思い出してしまいました。
    近所のエスカルゴマークの車に乗っているのおじさんが、実は逮捕されてしまった、という僕の一口説明では訳の分からない歌詞です(笑)

    やっつけ仕事と言うわりには構成がしっかりとしている。
    ぴー奥様の「子ども」を書かせてた時の純粋でない一面性の質は折り紙付きです。
    毎度の事ながら感心してしまいます。

    今回も犬。
    動物がとてもうまく扱われています。

    そしてオチ。まさにぴーしゅけ節炸裂だと思います。
    そう、オチよ。毎回度肝をぬかれるぴーさゅけさんの一撃の理由は。

    本当にお疲れ様です。またの執筆を楽しみにしておりますです。

378/ 感想ありがとうございます
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2004/03/23(Tue) 09:52:04
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html

    yonnkisutoさんの
    >なんとなく、「小僧の神様」みたいな作品だなと思っていたら
    に続く、レオさんの
    >THE BOOMの曲を思い出してしまいました。

    うーむ。寡聞にしてどっちも知りませぬ。分かりませぬ。
    折角頂いた感想を読み解くには、豊富な知識が要るのね〜(T▽T)とか、思ってみたり嘆いたり(笑)。いやはや、おバカですみませぬ。もっと見聞を深めたいっす。物知らず過ぎ!恥ぢかちぃ〜

    えーっと。「オチ」については、今回ダメ押しのごとく、2つ用意してみたワケですガ。あれで良かったのか、1つで充分だったのか? 未だに自分の中でも決着がついておりません。面白いことに、年配の方から頂く感想には「1つで充分」説が多いようです。反対に若い方は「2つ」の方を押してクダサル。
    オチ出しはやっぱ難しいね。これが唯一の結論かぁ〜〜〜(苦笑)



300/ 星を飲む者に対する感想及び批評
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2003/09/07(Sun) 11:54:53
・URL/ http://www5b.biglobe.ne.jp/~dww/



302/ Re[1]: 星を飲む者に対する感想及び批評
・投稿者/ 荻窪の宮
・投稿日/ 2003/09/29(Mon) 23:10:03
・URL/ http://ws.31rsm.ne.jp/~tatsu/

    Dさまへ。とても面白かったです。
    回想を精神的な旅と位置付けている意味では、とても面白く読むことができました。拉致された主人公が突如神をねだられるという意外性はとてもいいですね。神を作るという独創性も素晴らしいです。あと、主人公の頭脳明晰さには、凄く痛快でした(コナン君以上?)人々を飲み込むシーン、色々と食べて膨張していく「千と千尋」のカオナシくんに似てますね。狂気よりもユニークさがあって、私は好きです。

    気になった点をいくつか。

    まず、「クズ共」「クソ親父」のように、ある種汚い言葉が多く見受けられた点です。そういう表現に慣れていない(ゴメンナサイ。読み慣れていないんです)私は、読んでいてとても心苦しいものを感じました。主人公の特徴ある粗雑な言動に基づく言い回し(設定上)なのだとしても、少し気になりました。
    なお、「キチガイじみた悲鳴」で用いられた「キチガイ」は、完全に禁止用語です。
    ご参考までに。http://homepage2.nifty.com/R-K/katsumi/sabetsu.html

    前半、あれほどナルナにこだわっていたのに、ナルナを媒体にして神を呼んでからは、ナルナの存在がほとんど消えてしまい(「この子は特別だ」という表現以外)、物足りなさを感じます。ナルナのために神を呼ぼうと決意を固めていく前半が生かされていないような気がしましたので。

    飢餓に苦しむ村の現状が、人々を飲み込むシーンの伏線になっているのは分かりますが……。食べるシーンが急過ぎるような気がしました。美味しいのは分かるのですが、それが具体的にどうなのかがイマイチ分かりません。やはり最初に一人食べるときは抵抗があったとは思うのですが、突如殺戮者になっているので、違和感を覚えました。

    ご指摘の点、見当違いでしたらご容赦下さいまし。
    素晴らしい作品を、ありがとうございました。

303/ Re[2]: 星を飲む者に対する感想及び批評
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2003/09/30(Tue) 23:09:40
・URL/ http://www5b.biglobe.ne.jp/~dww/

    不適切な表現に関しては、修正をかけておきもうした。
    手早い感想有り難うございます、でござる。

308/ Re[2]: 星を飲む者に対する感想及び批評
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2003/10/27(Mon) 19:52:47
・URL/ http://www5b.biglobe.ne.jp/~dww/

     面白かったと言って頂けるのは、作者冥利に尽きる所でござる。一方で、問題点が多く出てくるのもまた拙者の作品の悪しき特徴でござるな。以降は敬語にて書かせて頂くでござる。
     
    ・長所に関して

     主人公の頭脳明晰さを感じて頂けたのはありがたい限りです。もともと拙者は(標準的に見たキャラクター性)と(自分で意図したキャラクター性)が大きくずれ気味なので、これに関しては成功を感じて感謝しています。精神的な旅についてや、最後のシーンをコミカルだと感じたという点については、大いに参考にさせて頂きました。

    ・短所に関して

     主人公の口調が聞きづらかった点に関しては反省しております。一人称で話が進むわけですから、聞きづらい人にはあの独特の粗野な語り口調は確かに大きな苦痛となるはずです。以降参考にさせて頂きます。
     後半の展開が急である、飢餓に苦しむ村の伏線等に関しての意見は、大いに参考にさせて頂きます。また前回にも書きましたが、禁止用語に関しては、修正をかけておきました。昨今神経質なまでに騒がれているこの問題ですが、このくらいの修正であったら拙者が譲れば済む事ですし、すぐに修正をかけさせて頂きます。
     大体以上です。今後も拙者の作品に、感想を頂けると幸いです。

304/ Re[1]: 星を飲む者に対する感想及び批評
・投稿者/ yonnkisuto
・投稿日/ 2003/10/14(Tue) 01:17:12
・URL/ http://www5e.biglobe.ne.jp/~esta/

    どうもDWWさん。寺メンバーの一員として「星を飲む者」読ませて頂きました。
    かなり独創的な作品で、面白かったです。
    話の構成として、導入部がどうつながるのかと読んでて思いましたが、自然につながりましたね。構成面での破綻はないでしょう。
    さて、内容の感想ですが「神の生成」というのが軸となってるわけで、ものすごくシステマチックな神の生成にびっくりしました。(悪い意味ではないです)
    魔法とか、ファンタジックな内容もこめられているものの、生成の条件にはかなりリアリティがあって勝手に深読みさせてもらうとうなずくところも多かったです。

    総評的に言わせていただくと「IF」のある文章といえると思います。
    もし、私たちが神を、文字通りの意味で(もちろん作るためにはかなりおつむも良くないとイカンのでしょうが)作れるとして、なおかつそれが虐げられている側からの要請であったとして、どんな答えが出せるのか? 興味深い投げかけだと思います。
    暴力的にすら思えるラスト(文字通り星を食うところ)は主人公が自分の感情に正直なタイプなキャラクターだからこそ招かれてしまったと考えられます。ただ、あのキャラクターだからこそ、結果的には横暴な選択も、後味悪くなく読めたというのもあります。

    最後に気になった点としては、少し父親の存在が弱かったかなと思います。母親が流行り病になるところが、父親の存在の一番のアピールの場面ではあったように思いますが、価値観の面で「父親=学者(科学的研究の価値)」の図式しかなく、「父親の人間性」への不信が出せればもっと良かったかなぁと、思いました。
    ただ難しいとは思うんですけどね。そっちを出してしまうと話の焦点がぼやけてしまうかもしれないし。

    つらつら書きましたが、見当違いな点もあると思います。
    少しでもDWWさんにうなずいて頂ければ、幸いです。
    ではでは。

309/ Re[2]: 星を飲む者に対する感想及び批評
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2003/10/27(Mon) 20:00:20
・URL/ http://www5b.biglobe.ne.jp/~dww/

    早速の感想に感謝してござる。以降は敬語にて返信をつけさせて頂くでござる。

    ・長所について
     ファンタジーの最大の課題はリアリティの有無にあると言えます。リアリティのない世界では読者を引き込む事など到底出来ないわけで、その点に関しては成功を感じております。構成に関する成功の指摘も、嬉しい限りです。
     また、神の生成についても、システムレベルで誰もが納得出来る物を作りたかったので、コメントには大変感謝しております。
     「if」に関しては、拙者としても色々と深読み出来るように造った(つもり)だったものを、深読みして頂けて嬉しい限りです。

    ・短所について
     父の存在は、構成終了後、確かに弱い点を感じていました。確かに(父性)としての父親としてはかなり弱い事は否めません。もし書き直す事があれば、此処は焦点となるかもしれません。ご指摘ありがとうございます。
     大体以上です。感想、大いに感謝しております。

311/ Re[1]: 星を飲む者に対する感想及び批評
・投稿者/ 並木
・投稿日/ 2003/11/01(Sat) 20:31:14
・URL/ http://www7.plala.or.jp/stla/top.html

     D・W・W 様、こんばんは。
     「星を飲む者」読ませていただきました。
     遅くなりましたが、感想を書かせていただきます。

     中盤から後半の文章が読み易かったです。

     主人公の感性や価値観が度を越しているように見えて、読中幾分辛かったです。
     排他的な発想をするのならば、それ相応の背景が必要かと思われるのですが、それが一般的だったので、物語全体をチープにしてしまっているように見えてしまって惜しいように感じました。

     本編の修正をしたということですが、今回は掲示板に書き込まれた時点でバックアップしてしまったので、現状にはそぐわないかもしれません。すみません。
     ではでは、失礼いたしました。

312/ (削除)
・投稿者/
・投稿日/ 2003/11/01(Sat) 20:54:42

314/ Re[2]: 星を飲む者に対する感想及び批評
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2003/11/01(Sat) 23:40:24
・URL/ http://www5b.biglobe.ne.jp/~dww/

    D・W・Wでござる。このたびは感想を頂き感謝してござる。以降は敬語にて。

    ・長所について
     読みやすいと言うのは作品の質を決める重要な要素です。中盤から後半についてという限定つきながらも、読みやすかったと言っていただけて感謝しております。

    ・短所について
     今回の作品において、主人公は苛烈な性格ながらも、現実的な観点から公正公平にものを見る人物として構築しましたが、「感性や価値観が度を越している」「排他的な発想」と見られてしまったのは残念です。以降は更に読者にわかりやすく書く工夫が必要だと痛感しました。
     後、全体がチープに見えるという点は、大いに反省点として参考にさせて頂きます
     以上です。

337/ Re[1]: 星を飲む者に対する感想及び批評
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2003/12/06(Sat) 07:43:25
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html

    面白かったです。個人的な好みだと思いますが、これまで拝見したDさんの作品の中で一番読み応えがありました。
    「星を飲む」というSFとファンタジーを合わせたような世界観が、印象的です。しかし、それ故に逆に取っつきにくい感もあるのかも知れません。「Dさん的専門用語(言い方が悪印象でしたら、失礼)」が豊富に並んでいる箇所は、多少そのようにも感じました。

    人間の業と宗教観を扱った難しいテーマを面白い観点から調理されておられます。差別意識というものは、確かに人間から撲滅されないでしょうね。ならばどうするか? 主人公の選んだ究極の選択が、Dさんならばさもありなん! という印象で。こういう結末、かなり好きっす(笑)。

    最後にちょこっと気になった箇所を
    >貴方は首都近辺も含めて、三十五万人ほどの調査をした中で、
    >最良の人材でした。
    赤の民のように虐げられた存在で、よくもそれだけの機動力があったなぁ、とちょっと不自然に感じました。赤の民の長老やそこに置かれている本が何でこんなに高尚なんだろう? とか。虐げられた不遇の民というよりは、孤高の民という気がしました。

    執筆、ご苦労様でした。

352/ Re[2]: 星を飲む者に対する感想及び批評
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2003/12/08(Mon) 23:23:02
・URL/ http://www5b.biglobe.ne.jp/~dww/

    D・W・Wでござる。早々の感想有り難うございます、でござる。以降は敬語にて。

     作品を面白いと言って頂けるのは作者として光栄の至りです。また、読者によってはあのラストにはかなり反発するのではと思っていたのですが、概ね好評なので驚いております。また、作り上げた世界観を独特だと言ってもらえるのも、また嬉しい所です。有り難うございます。

     続いて、欠点に移ります。独自の用語が氾濫しているという点ですが、なるほど、まだ自分用語が多いかも知れませんね。出来るだけ専門用語は使わないように気をつけているのですが、無意識的に使ってしまうので注意が必要だと感じました。
     また、虐げられた民よりも孤高の民に見えるという指摘ですが、なるほどその心は高貴で犯し難き物に見えたかも知れません。ご指摘有り難うございます。

     大体以上です。

355/ 星を飲む者♪
・投稿者/ オカザキレオ
・投稿日/ 2003/12/16(Tue) 20:48:55

    さて忙しすぎるので、一日一感想が限度のオカザキです。どーも。
    全部の感想をつけ終われるのはいつの日だ(笑)

    閑話休題。
    さて、今回はタイトルがすごくいいと思います。
    作品のタイトルは作品の看板であり、内容を統括した題であり、読者にアピールする第一印象、だと思います。そういう意味で、作品の中身をストレートに表記していたので、と思います。
    面白かったですよ。
    文章構成もWEBを意識されて読みやすくなってました。
    が、全部一ページに書き連ねていたのが辛いところ。
    多忙の身としてはここまでで、次はここから、みたいなのが欲しくて。
    一人称であったり、世界設定であったり、Dさん節満載でしたが
    ラストの狂いのシーンが、ああDさんはこういうシーンが好きなんだな、って思うわけですよ。哄笑のシーンですね。何回か続けられていて、それまで身近な言葉使いで読み手(つまり僕)に近い存在でいれて、読み進めれたのに、その一シーンで少し距離をおいてしまいました。これは僕の個人的な感覚かもしれませんが。

    なにはともあれ、大変お疲れ様でした。でした♪

356/ Re[2]: 星を飲む者♪
・投稿者/ D・W・W
・投稿日/ 2003/12/19(Fri) 23:09:38
・URL/ http://www5b.biglobe.ne.jp/~dww/

     レオ殿、感想感謝でござる。いやはや、楽しんで頂けたようで幸いでござった。以降は敬語にて。

     タイトルを気に入って頂けたことは純粋に嬉しい所です。また、ウェブ環境で読みやすかったというのも書式を試行錯誤した甲斐があると思いました。
     作品全体の雰囲気、一人称で進む展開なども、楽しんで頂けたのは幸いだと考えております。

     ラストのシーンに関しては、受け付けない人がいるのではないかと心配していました。今後はある程度読者に配慮する必要があるかとは考えておりますが、無くすわけには行かない方式でもあるので、今後少しずつ折衝していくことになるかと思います。
     また、ファイルを分割して欲しいとのことですが、これについては今色々案を練っている所ですので、今後をお待ち下さい。ただ、すぐには対処出来ないかと思いますので、それはご了承下さい。

     大体以上です。今回も感想有り難うございました。



319/ みゅう様作・『邂逅』について
・投稿者/ 並木
・投稿日/ 2003/12/01(Mon) 01:57:54
・URL/ http://www7.plala.or.jp/stla/top.html

    こんばんは。締め切り秒読みの入稿に、思わず拍手してしまいそうです(笑)
    お疲れ様でした。

     『邂逅』のタイトルを見て、実は胸を撫で下ろした一人です。
     今回、『どこまでも・・・』の旧題だったのです。字画の印象からか、何となく、自分が解凍されて出会う……といったイメージがあったものですから。
     みゅうさんは、またみゅうさんらしくその流れを、別の視点で見ていたのだな……という気がして、楽しかったです。
     幾億もの時代の幾つもの生命が、繰り返されてふるさとに帰ろうとする展開は、安堵感があり、読後感がいいです。
     また、親しみやすい口語の作風は、タイトルの厳つさを見事に裏切ってくれて、いい感じにどきもを抜かれつつ、吸引力が強かったですね。えへへ。
     やられました。一本とられました。



329/ みゅう様著「邂逅」を読んで
・投稿者/ 荻窪の宮
・投稿日/ 2003/12/03(Wed) 02:37:42
・URL/ http://www1.raru.net/tatsu/

    海辺の打ち寄せる波、波打ち際を想像させる、スカイブルーの壁紙。
    偶然出会った二人が立ち止まり、過ぎた時へと思いを馳せる。
    二人の関係を想像しながら読み進め、その驚きの結末に読み人は満たされる。

    海に漂うコアセルベート。
    それは、まるで海に身を投じた人魚姫が変化した海の泡のよう。
    あるいは、海の泡から生まれた美神アフロディテのよう。

    偶然人間同士として出会った二人。これからどう過ごしていくのでしょう。
    不思議な読後感を与えてくれる、素敵な詩です。

    何はともあれ、急ピッチな執筆、大変でしたね。ご苦労様です。
    皆勤賞、おめでとうございます!

340/ Re[1]: みゅう様作・『邂逅』について
・投稿者/ ぴーしゅけ
・投稿日/ 2003/12/06(Sat) 07:51:32
・URL/ http://homepage2.nifty.com/jotei/index.html

    邂逅、って言っても、なんかスゴイ邂逅なのね(笑)
    前世とか来世とかの再会だとは、思いもせずに読み始めたので、かなーりにビビりましたがな。
    女友達が偶然街で出会ったかのような語り口調で、にも関わらず、久遠の時の流れや広大な世界を感じました。ステキな詩だと思います。
    やられたなー、な一作。

354/ Re[1]: みゅう様作・『邂逅』について
・投稿者/ yonnkisuto
・投稿日/ 2003/12/14(Sun) 02:25:30
・URL/ http://www5e.biglobe.ne.jp/~esta/

    さらっとした作品で、さらっと前世とか言っちゃうあたりは凄いですね。
    今は人間同士なのか、猫同士なのか、アイフル犬同士なのか…
    別になんであっても「久し振り」と言い合えるのはいいことなんだなと再認識しました。
    面白かったです。



321/ (削除)
・投稿者/
・投稿日/ 2003/12/01(Mon) 21:04:58



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